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港区桜通りについて

2023年8月1日

ページ番号:604019

市民の声

 港区の桜通りについて、何点か疑問や区役所の対応に問題がありますので、市民の声を提出いたします。
 第1点目、地域住民の有志により当該地域に街路樹として桜を植えることについて、大阪市特に港区役所と地域住民との間で協定等の文書は交わしていなかったのか。50年以上前の事項なので、文書等は残っていないと思いますが、当時の状況について、詳細をお聞きします。また、地域住民だけで維持管理をなぜ行ってきたのか。大阪市はその都度アドバイスをしてこなかったのか。その点理解に苦しみます。
 第2点目、桜通りは、平成23年7月1日に「貴重な地域の景観資源であり、景観面・運用面とも他のモデルになる」として大阪市都市景観委員会の審議を経て、都市景観資源に登録されました。大阪市特に港区役所は、この都市景観資源に登録した責任をどう感じているのかお答えいただきたい。
 第3点目、大阪市は、当該街路樹が台風の大型化による倒木の危険性や桜の根が歩道の舗装を持ち上げ歩道の通行に支障が生じたり、枝葉が交差点の見通しを遮る等の障害に対して、今までどの程度の具体的支援(各年度の支援金の金額)を行ってきたのか明らかにしていただきたい。
 第4点目、地域団体の要望は令和5年3月に受けたと書かれていますが、それまでに同団体からの支援要請や要望はなかったのか。当然以前から要望や支援要請はあったはずです。なぜなら、急に同団体との協議ですべての桜の木約60本の伐採が簡単に決定されるはずがないからです。過去の同団体との協議や要望内容をすべて明らかにしていただきたい。港区民には全然周知されていないこのことも問題です。
 第5点目、地域住民の方々のご苦労は大変だということは重々理解できます。しかし、一方、桜の木をすべて伐採したら、桜通りという名前は消えてしまう、単なる通りしか残りません。港区の誇りであった桜通りを残す選択枝をなぜ官民一体で検討されなかったのか大変疑問ですし、港区役所も大阪市ホームページで桜通りを大いにPRされていました。この点、港区長を始め港区職員の対応は良かったのか、区役所の対応についてお答えください。

市の考え方

 1点目につきましては、公文書として保管されている文書がないことから、協定等を交わしたかどうか不明です。当時の状況についても、本市ホームページに6月13日付で「桜通りについての経過と今後の方向性について」(https://www.city.osaka.lg.jp/minato/page/0000600651.html)を掲載しており、その中で植樹当時の状況について触れておりますが、それらも当時の新聞記事から抜粋したものとなっております。また、植樹当時の状況は不明ですが、ここ10年ほどにおいては、地域が行う剪定や病虫害対策などの日常管理について、建設局より助言・指導を行ったことがあると聞いております。
 2点目の都市景観資源への登録につきましては、平成21年度に「わがまち自慢の景観」を広く区民へ募集した結果、「港大橋」などとともに選ばれ、平成23年の大阪市都市景観委員会にて「地域の理解と協力により育てる景観として貴重な地域の景観資源」であるとして登録された経緯がございます。区民がわがまち自慢として選ばれた資源であるという点を重く受け止めておりますが、地域における今回の伐採撤去に踏み切られた意思を尊重するとともに、何より道路利用者や沿道住民の安全確保を優先したいと考えております。
 3点目の市の支援内容につきましては、前述いたしました建設局による助言・指導に加え、地域団体からの要請に基づいて、一般には技術的に困難な高所の剪定作業や危険木の伐採・空き枡の仮舗装などを実施してまいりましたが、支援金等金銭面での支援は行っておりません。
 4点目の地域団体との協議や要望内容につきましては、前述のとおり維持管理における支援について要請を受け、本市で技術的支援を行うことはございました。一方、伐採撤去に関しては、建設局より道路管理者として歩道及び車道の安全のため、地域団体や他の地域の町会に対して危険木の撤去を要請しておりましたが、平成30年9月の台風21号により数本の倒木が発生したことを受け、令和3年度には他の地域の町会より危険木の撤去について市へ要望書の提出があり、緊急性が高いことも踏まえ、建設局により予算を確保したうえで令和4年度に要望書の提出があった地域の桜を全て撤去することとなりました。同様に、桜通りのある地域においても令和3年度から断続的に協議を行ってきた結果、令和5年3月に危険木の撤去の要望書の提出を受けることとなりました。なお、港区民への周知につきましては、この度、地域団体及び沿道住民の意向も確認したうえで、大変遅くなって申し訳ございませんが、前述のとおり6月13日付で港区ホームページへこれまでの経過と今後の方向性についての記事を掲載するとともに、広報紙7月号でも広報することとなっております。
 5点目の桜通りを残す検討につきましては、撤去後の植樹を地域管理の桜とするのか、区内の一般的な街路樹とするのかを、今後も地域団体及び沿道住民の方々と協議を継続していくこととしています。

担当部署(電話番号)

港区役所 協働まちづくり推進課
(電話番号:06-6576-9885)

対応の種別

説明

受付日

2023年6月10日

回答日

2023年6月23日

公表日

2023年8月1日

注意事項

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