令和5年2月17日受付市民の声「配水管工事における施工管理について」の市の考え方について

　配水管工事は、通常、工事契約の締結、工事着工前の準備期間を経て工事に着手し、水道管の入れ替え後、出来高数量に関する資料の提出を受け、当局において、当該資料の内容を確認し、出来高数量に基づく契約変更手続きを行ったうえで、工事完成検査となり、検査に合格して工事完了となります。
　「配水管工事のほとんどの工事において、出来高数量の提出期日が全く守られていない。ルールが遵守されておらず各担当が請負者の施工管理ができていない。改善するべきである。」とのお申し出につきましては、出来高数量に関する資料は、共通仕様書で「原則として工期末40日前までに提出しなければならない」と定められ、これによりがたい場合は、「監督員と協議しなければならない」とされています。
　大部分の配水管工事においては、提出期限内にこうした資料が提出されておりますが、一部の配水管工事においては、工事期間中における地元調整などに時間がかかるなどして、工期末40日前までに工事が完了しないことがあり、提出期限までに出来高数量の確定ができない場合もあります。
　上記の市の考え方について、
（1）最終の出来高数量の期限は40日前までとあるが、管工、配管、土工、接合替工がそれぞれ完了ごとの期限内に、出来高数量及び配管図の提出を受け確認を行うことになっている。
（2）全工事がこれらについて各期限までに行われているのか。途中で行わず結局最終に全ての数量の確認を行っているために契約変更手続きが遅れているのではないのか。

　2月17日受付市民の声「配水管工事における施工管理について」及び4月19日受付市民の声「配水管工事における出来高数量の確認方法について」の市の考え方の内容を踏まえ、次のとおりお答えいたします。
　まず、（1）につきましては、配水管工事については、土木工事共通仕様書及び配水管工事における仕様書に基づき施工することとなっており、配水管工事における仕様書において、受注者は、接合替工事完了日より10日以内に接合替工事の完成及び出来高数量の写し、管連絡工の完了日より10日以内に配管図の完成図面及び管材料の出来高数量の写し、管工、土工及び土留め工の完了日より10日以内に管工、土工及び土留め工の完成図面及び出来高数量の写しをそれぞれ当局に提出するよう定めております。
　こういった資料は、受注者が当局に工期末40日前までに提出する出来高数量の算出書類及び完成図にも含まれておりますが、各工程完了後に段階的に資料を提出させることで、当局の職員がその都度、内容等を精査することが可能となり、工期末における必要な事務処理を円滑に行えるように規定しているものです。
　これを踏まえ、（2）につきましては、受注者から各工程完了後に資料の提出が行われた日付について、すべての工事において明確な記録は確認できませんが、必要となる資料の提出は確認しており、大部分の配水管工事においては、工期末40日前までに最終出来高数量及び完成図が提出されているため、契約変更の手続きに遅れが生じているということはございません。　　
　今後につきましては、受注者から各工程完了後に資料の提出が行われた日付について、すべての工事において記録の明確化を図ります。
　また、提出期限（仕様書記載の工期末40日前に提出すべき最終出来高数量等及び完了日より10日以内に提出すべき各種工事の出来高数量等）までの提出が遅れることが見込まれる工事につきましては、共通仕様書及び工事仕様書特記事項に記載のとおり、受注者から当局水道センターの監督職員に対して出来高数量等の提出遅延申し入れの協議があり、申し入れを受けた監督職員は、出来高数量が提出可能な日程を確認の上、契約変更の事務処理を担当する設計担当課と協議を行い、工期末までに必要な事務処理を完了させるよう調整を行っております。
　引き続き、当局では適正に業務が遂行できるよう努めるとともに、受注者に対し、出来高数量の提出期限の遵守及び工程管理の指導を行ってまいりますので、何卒、ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

水道局　西部水道センター　配水管工事グループ
（電話番号:06－6531－9073）

説明

2023年6月19日

2023年6月30日

2023年8月31日

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