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中学校における教員の対応と補食の持ち込みについて

2023年9月30日

ページ番号:607738

市民の声

 先日、中学校の給食時に、一部の生徒がなかなか席につかないからと、その日に担任以外の先生から給食のおかわりが禁止されたと聞きました。
 運動部に所属していて毎日おかわりをしている子供曰く、おかずが容器の半分くらい残っていたのにもったいなかったです。
 そして子供は、炎天下の部活中にお腹が空き過ぎてしんどくなったとのことでした。補食の持ち込みは禁止されています。
 この指導はフードロスの観点からも見本になりませんし、何より成長期の子供に大きな影響を与えませんか。
 給食が1日の中で最も重要な食事である生徒もいるはずです。
 また私は民間企業で教育を担当していますが、教育指導において、罰を与えても問題は解決しないというのは現在の定説かと思います。実際、子供は座らなかった生徒を迷惑なやつ、何よりおかわり禁止した先生が一番酷いと思っています。これは先生のお望みの結果だったでしょうか。
 教育を司る学校のことですので、指導方法の知識の更新、汎化など、個人任せにせず全校同じレベルで実施していただかないと勿体無いと思います。
 また、もしこの指導が日常的にあらゆる学校で行われているのであれば、全校の運動部で補食の持ち込みを許可してください。この場合、学校任せにしても状況を把握されてないと思いますので、一律で許可していただきたいです。

市の考え方

 学級担任等は、衛生的な配食や異物混入防止等、衛生管理に配慮した給食指導の充実を図りながら、生徒が友達や担任等と和やかで楽しく会食する時間となるよう指導を進めています。
 教育委員会事務局において全中学校に対して、学校給食が学校教育活動の一環として効果的にすすめられるよう指導を行っていますが、今回のお申出内容にありました一部の生徒が教職員の指示にすぐ従わなかったという理由で、その日の給食のおかわりを禁止したことは、学校給食が成長期にある生徒の心身の健全な発達に資するものであるという観点からも、適切な指導ではなかったと考えます。
 中学生は、成長に必要な栄養素の必要量が生涯の中で最も大きくなっていく時期であり、栄養バランスに配慮した食事を摂ることが重要です。
 また学校給食は「学校給食法」の中でも生徒の心身の健全な発達に資するものであり、食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものであることも記されています。
 大阪市における学校給食は文部科学省の定める「学校給食実施基準」に基づき、生徒に必要な栄養素を摂取できるよう献立作成をすすめています。
 なお、補食については、個別の事情によって異なるところであり、一律に取り扱うことはできませんが、発達段階に合った適切なカロリーを摂取したとしても、空腹等により体調不良が起こる場合もあるかと存じます。
 つきましては、当該校へ直接ご連絡いただくか、担当部署までご連絡いただきますようお願いいたします。その際、学校名を教えていただければ、直接当該校へ内容を確認するとともに、適切に対応させていただきます。

担当部署(電話番号)

【教員の指導など当該校に関すること】
教育委員会事務局指導部 初等・中学校教育担当 初等・中学校教育グループ
(電話番号:06-6208-9186)
【本市における食育への取り組みに関すること】
教育委員会事務局 指導部 保健体育担当 給食グループ
(電話番号:06-6208-9144)
【本市における補食の考え方に関すること】
教育委員会事務局 指導部 保健体育担当 保健体育グループ
(電話番号:06-6208-9141)

対応の種別

説明

受付日

2023年7月21日

回答日

2023年8月4日

公表日

2023年9月30日

注意事項

本ページの内容は、受付日現在(市の考え方のあるものは回答日現在)の内容であり、現在の内容と異なる場合があります。
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