阿倍野区広報紙の4コマ漫画について

2023年10月1日

ページ番号：607818

市民の声

　8月号でハイティズム（身長差別）をネタにされており非常にショックを受けました。
　息子が昔低身長を揶揄（やゆ）された結果、一時期不登校になった経験があるためです。
　広報紙の発行する前に、おそらくですが阿倍野区の区長さんや副区長さんもご覧になっておられますよね？
　そこでお二人に質問させてください。
1．これはどこが面白いと感じられましたか？
2．背が低いことを笑われて傷つく人がいるかも知れないとは考えていただけませんでしたか？？
3．ルッキズム（外見重視主義）やハイティズム（身長差別）で苦しむ人が大勢いると思うのですが、この4コマ漫画に関しては私が大袈裟なだけで取るに足らない小さい問題でしょうか？
　もしきちんと対処すべき問題であるとお考えでしたら来月号広報紙できちんとご説明いただきたいのと、すぐには無理でしょうがルッキズム（外見重視主義）やハイティズム（身長差別）に苦しむ人もいることを特集などしていただけると非常に嬉しく思います。

市の考え方

　この度は、広報紙への掲載内容により、ご不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした。
　この4コマ漫画につきましては、赤ちゃんを笑わせようとして変顔をして、笑ったと思っていたが実は他のことを笑っていただけだったことを笑いどころとして表現しています。お申し出の通り、この表現によって不快な思いをさせるおそれがあることにつき配慮を欠いておりました。身長の高低など身体的特徴について揶揄することは許されることではありません。
　ビコビコ4コマにつきましては、吉本興業との包括連携協定のもと、笑いで地域活性化を図るために活動している阿倍野区住みます芸人ビコーン！の広報支援の一つとして、ビコーン！ご自身が創作した漫画を区広報紙に掲載しています。ビコーン！は、ご自身の身長のことも個性として活かして芸能活動上の表現をしておられ、この4コマ漫画を創作されています。
　本来、区広報紙に掲載するにあたっては、人権侵害につながりかねない表現を掲載して区民の誤解を招いたり、偏見や差別を助長したりすることは避けるべきであり、今回はそのおそれがあることについて配慮を欠いておりました。
　情報発信における人権への視点の大切さを再度認識し直し、今後、このようなことのないように努めてまいります。
　また、区広報紙9月号で説明文を掲載する予定にしております。
　阿倍野区はこれからも多様性を認め合い、誰もが尊重され生きやすい社会の実現に向けて取り組んでまいります。