炎天下の運動会開催について

2023年10月31日

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市民の声

　息子が市立の小学校に通っています。
　令和4年の運動会は炎天下の中、テントも日陰も無い運動場に何時間も座りっぱなしで、終了後は頭が痛いと訴え、軽い熱中症の症状も出ていました。
　2学期が始まり、運動会の練習も始まります。
　連日の異常な暑さの中、子供を命の危険にさらしてまでも、運動会をしないといけないのでしょうか？
　運動会に対して全面的に反対な訳では全くなく、何か対策を行って、子どもの命や体調を最優先にした運動会を開催してほしいと思っています。
　子どもの体温調節機能は大人とは違いますし、集団で練習などを行っている時に、体調が悪くなっても先生になかなか言えないのが現状です。
　何かあっては取り返しがつかないので、早急な対策をお願い致します。

市の考え方

　当該小学校長に確認いたしましたところ、全国で熱中症に関する事故が発生している現状を鑑み、学校生活における熱中症予防対策について校内で検討した結果、屋外での活動中には児童への声かけの回数を増やすなどして体調把握に努めること、及び運動会当日は半日開催とし、準備時間や競技時間の短縮や競技時間中のクーリングタイムの設定等について検討しており、運動会が安全に実施できるよう熱中症対策を徹底していくとの報告を受けております。
　また、次年度以降の運動会の開催時期につきましても、さらに気温が下がる時期への変更を検討しているとのことです。
　教育委員会といたしましては、今年度は全国的に平年よりも気温の高い日が続いており、この先も全国的に平年よりも気温が高くなる見込みであること、また特に休業日明けの時期は、児童が暑さや運動等に体が慣れていない場合があり、熱中症事故の発生リスクが増加すると考えられることから、各校に対し、児童の安全安心の確保を最重要課題とし、改めて教育活動の点検と教職員、児童その他関係者への注意喚起を行い、熱中症事故の未然防止等に万全を期すよう通知しております。
　当該小学校長には、通知に基づき、熱中症事故防止に向け、引き続き適切な対応を心がけるよう指示いたしました。