阿倍野区の喫煙所設置について

2023年11月30日

ページ番号：611981

市民の声

　阿倍野区に喫煙所が出来ると聞いていますが、たばこ事業者から寄付を受けることがわかりました。
　たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約に違反するとこれまでも指摘させて頂いております。
　ご理解いただいたと思っていましたが、また寄付を受けるとのこと。
　関連機関にも問い合わせもして頂いたところ、「結果的にであってもたばこの販売促進になってはいけない」とはっきり書かれていました。
　担当者は喫煙所がたばこの販売の促進にはならないと解釈しておられるとのことですが、喫煙所はたばこの消費を促進していることには間違いないので、販売を促進しないというのは理論的にも誰の理解も得られないのではないでしょうか。
　なぜそのような解釈が成り立つのか理論的に根拠をご説明ください。
　またこの点がクリアになるまでは、喫煙所の設置は見合わせて下さい。

市の考え方

　ご意見にありますとおり、大阪市ではたばこ事業者より喫煙所の寄付を受けることについて、関連機関に問合せを行い、「たばこ産業側から寄付を受けることは、それ自体をもって直ちに条約に違反すると判断されるものではありません」との回答をいただいており、本市としては、喫煙所の寄付を受けること自体が、たばこの販売促進になる行為ではないと判断しております。
　なお、今回、喫煙所の寄付を受ける目的は、大阪市路上喫煙の防止に関する条例に基づき、令和2年より路上喫煙禁止地区に指定している天王寺区・阿倍野区天王寺駅周辺地域における、喫煙者と非喫煙者の双方に配慮した環境整備のためであり、たばこの販売促進を目的としたものではありません。また、喫煙所の仕様についても、厚生労働省による屋外分煙施設の技術的留意事項を考慮し、高さ2メートル以上のパーティションを設置し、通路から喫煙所に出入りする際には方向転換が必要な構造となっています。
　また、結果的にであっても、たばこの販売促進になることがないよう、喫煙所の寄付を受けるにあたり、たばこの広告、販売促進及び後援の効果が生じないように、喫煙所の内外にたばこに関する広告を掲示しない、寄付者の名称が喫煙所内外に表記されていない等の措置をとってまいります。