大阪市立小学校の個人情報の取り扱いについて

　令和5年8月18日付報道発表「大阪市立小学校におけるアンケート結果用紙の誤廃棄について」を見たが、同様の事案が疑われる小学校があるため、きちんと情報を公開してもらいたい。
　城東区内の小学校で令和4年10月に行われた授業アンケートの回収締め切り後、翌11月にも全校児童へ再度行われた。その理由が「記入用紙の不備によるもの」と文書で配布されたが、児童名が印字されており、再アンケート内容の様式も文言も特に変更されていないように見えたため、周囲に再提出しない家庭も多かったようだ。
　再アンケート提出願いの手紙には前アンケートが廃棄された等の文言はなく、それらについての経過説明や不備内容についての詳しい説明はなかった。そのため、前回提出したアンケート内容結果が反映されたのか、不備のため反映されないまま廃棄されたのかも不明のままである。この小学校では数年前にも個人情報の紛失があったため、今回の報道発表と同様の誤廃棄や紛失等の「不備」ではないかが疑わしい。
　個人情報であるアンケートの取り扱いについて正しく経過や経緯を説明する義務が学校園にはあるのではないだろうか。

　お申出内容につきまして、城東区の各小学校に問い合わせましたところ、該当する小学校が確認できました。
　当該小学校長からは、令和4年10月に配付したアンケート用紙について、結果の集約に必要なコードを含まずに印刷・配付してしまい、集計することができなかったため、保護者の皆さまにご負担をおかけすることは承知していたものの、やむを得ず、翌11月に改めて配付したとの報告を受けております。なお、10月に配布・回収したアンケートは適切に破棄したとのことです。
　この度のお申出を受け、当該小学校長に対し、特に保護者のご理解とご協力を得ながら進めるような取組については、その意図や目的について了承を得られるよう、丁寧な説明を心がけることを指示いたしました。

教育委員会事務局指導部 初等・中学校担当
（電話番号：06－6208－9152）

説明

2023年11月5日

2023年11月17日

2024年1月4日

市民の声の公表についての考え方は、本市ホームページ「『市民の声の見える化』について」をご参照ください。