御堂筋歩道化に対する意見

　御堂筋から車を追い出す構想に反対である。まず、御堂筋及び御堂筋沿いの街並みは、大阪の繁栄、栄華を極めた、世界的に見ても唯一無二の大繁栄超大通り、超メインストリートである。そこを車が通れないでは話にならない。車でなければならない人達、車で通る事を最も希望、切望する人達の事を考えるべきである。これからは自動運転によって、今まで車に乗れなかった人達、高齢者、病人、障がい者も車に乗れるようになる時代である。ただ、今までの御堂筋が車優先に偏っていた所は確かにあった。そこで一番大事なことは歩行者と車が両立して共存出来る御堂筋を目指す事である。
　御堂筋の理想は本道5車線。それ以外の車道スペースは原則歩道にして、一部、歩行者が少ないゾーンや、荷物の積み下ろしが多い地点、人の乗降が多い地点のみ、現在の一時停車ゾーンにすれば良い。御堂筋は交通の要所でもあり、大阪中心部の南行き道路が松屋町筋だけでは容量がパンクする。
　千日前通と交差する難波交差点に右折専用レーン2つはいらないどころか、交通の妨げになっている。右から2つ目は直進も出来る様にしてほしい。以前は直進右折併用レーンだったのが、右折専用レーンになったせいで、御堂筋難波交差点手前の車線変更が急増し、交通に支障をきたしている上に危険極まりない。

　大阪のシンボルストリートである御堂筋においては、都心の活性化、都市部の価値向上を促進する都市構造のリノベーションを図り、ひいては大阪・関西の成長をけん引することが期待されています。このため、広く市民や道路利用者の合意を図りながら、今後の御堂筋の道路空間利用のあり方について検討するため、2009年12月に本市と当時管理者であった国土交通省が共同し、有識者、地元、経済界等で組織する「御堂筋空間利用検討会」を設置し、議論をスタートさせ、従来の「車のための機能」を抑え、「人のための機能」を高めるという考えのもと、「側道を活用した空間再編」等に関する提言を受けるとともに、2017年5月に完成後80周年を迎えたことを契機に、各種団体や行政が一体となり御堂筋完成80周年記念事業推進委員会を組織し、車中心から人中心のみちへと空間再編をめざす今後の御堂筋のあり方や、公民連携したまちづくりのあり方に関する議論を行い、取りまとめられた内容を大阪市として、広く市民の皆様から意見を聴取し、「御堂筋の将来像ビジョン」を策定しました。
　御堂筋将来ビジョンでは、フルモール化を長期的な目標としていますが、その実現に向けては、車線の減少に伴う渋滞や荷捌きなど、御堂筋をはじめ周辺道路や地域に与える影響が大きいことから、都心部の道路ネットワークの再編など、十分な検討を行う必要があります。
　そのため、現在、将来ビジョンの実現に向けたファーストステップとして、側道を活用した空間再編を行うことで、段階的に車中心から人中心の空間を広げていくこととしており、2025年の大阪・関西万博の開催までに、長堀通から千日前通までの整備完成を目指しています。
　また、その実施に当たっては、社会実験等を繰り返し行いながら、課題等を可視化し、渋滞対策や沿道アクセス機能の確保、利活用のあり方について、利用者や関係者の理解、合意を得ながら、整備を進めているところです。
　難波交差点におきましては、道頓堀川から千日前通の区間の側道閉鎖後、渋滞がみられました。そのため、交通状況を確認し、交通管理者等との協議を踏まえ、右折レーンを2レーンに増設するとともに、信号の時間を変更するなど、交通が円滑になるよう対策を図ってきたところです。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
　今後とも、御堂筋における空間再編を進めるにあたっては、十分な調査や現地での社会実験、周辺道路のネットワーク検討などを行ったうえ、利用者や関係者の理解、合意のもと、進めてまいります。
【御堂筋将来ビジョンの内容については、こちらをご参照ください。】
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000464479.html

建設局　企画部　企画課（道路空間再編担当）
（電話番号：06－6615－6786）

説明

2023年10月12日

2023年11月1日

2023年12月28日

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