市営住宅の明け渡し時期について

　市営住宅が建て替えの為、中層住宅から高層住宅へ引っ越しをする事となった。50年住み続けた住宅の入居者は私の父も含めて高齢者ばかりだ。部屋を空っぽの状態で綺麗にして明け渡したが、真夏の8月の引っ越し作業で熱中症になりかけた。住宅を移ってから近所のご婦人はすぐに亡くなった。父も引っ越し後に体調を壊して亡くなった。引っ越しとの因果関係は分からないが、それまで特に持病も無かった。真夏の引っ越し後、何人かが亡くなり、命を落とすまでいかなくても体調を壊した人もおり、今も施設に入ったままだ。入居者本人もその家族もかなりの体力を消耗したと思う。
　この暑い時期に建て替えによる引っ越しを求めるのは何故なのか。来年、別の住宅でも同じような夏の時期に引っ越しがあるようだが、今後は昨今の夏の暑さや高齢者への負担を考えていただきたい。

　本市では、約11万戸ある市営住宅ストックを良好な社会的資産として有効活用するため、大阪市営住宅ストック総合活用計画を策定し、建替等の事業を計画的に実施しています。各建替事業の移転時期については、移転先住宅の建設工事の進捗状況等を勘案して決定しています。
　住宅の竣工時期については、なるべく真夏の時期に重ならないよう配慮しているところです。しかしながら、建築資材や人員不足などの影響により、工事期間が変更になる場合があります。
　お問い合わせの市営住宅の建替事業につきましても工事遅延が発生いたしましたが、出来るだけ早く新住宅に移転していただけるよう新住宅の竣工時期が確認できた令和5年1月に移転説明会を行い、半年程度の準備期間を見込んで移転時期を6月下旬から8月に設定したものです。
　令和5年度は猛暑が続いた影響もあって、事業の対象者からは移転が負担であるとのご意見をいただいており、このたび頂戴したご意見もふまえ、引き続き建物の竣工時期と移転時期の調整を、より慎重に行いながら事業を行ってまいります。

都市整備局　住宅部　建設課（建替改善グループ）
（電話番号：06－6208－9251）

説明

2023年11月22日

2023年12月5日

2024年1月31日

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