医療的ケア児に関する福島区保健福祉センターの対応について
2024年1月31日
ページ番号:617206
市民の声
医療的なケアが必要な我が子(0歳児)との生活が始まり3か月目を迎え、それまでの間、保健福祉センターや保健師の対応に対し、怒りや悔しさ、悲しみを感じてきました。
まだまだ多様性という言葉だけが飛び交っているように感じる世の中で、不安を感じながらも楽しく子育てをしたいと思ってスタートした我が子との生活ですが、今回の件があり、福島区・大阪市で「子育て」をすることに非常に大きな不安を感じています。
「自分が潰れてしまっては我が子の命を守れない」「外出も難しい中で、これからどうやって社会と繋がっていけばいいのか」「我が子の将来」と不安を感じている中で、我が子の社会との窓口である保健福祉センターが不安を煽るような対応が続いていることに、怒りすら感じています。
この件については、概ね保健福祉センターにお伝えし、全てではありませんが、共有はしていただいているかと思います。保健福祉センター内の状況から、「すべてに応えることができるわけではない」とも返答いただきました。
「市民の声」として掲載していただきますが、これらの内容について、福島区の保健福祉センターより「今度、より丁寧な対応をしていきます」とお返事をいただいています。何に気をつけていくのか具体的にお話しもなく、なぜ私たち家族がこのような思いをしたのか、問題はどこにあり具体的にどうしていくのか、何も伝わってきませんでした。
謝罪は求めていません。
保健福祉センターの人権意識の低さ、児童福祉法や医療的ケア児支援法、子どもの基本的人権についての知識・研修不足、区役所職員また保健師の果たす役割について意識の低さを感じます。今後、医療的ケアを含めて安心して子育てができるよう、「保健師からの連絡等について」「障がい児通所支援サービス利用にかかる相談対応等について」「保護者への連絡等について」「家庭訪問等について」「保健師の発言等について」「保健福祉センターの対応について」のことについて、保健福祉センターの対応や体制として、具体的な原因・問題・何が足りていなかったのか、そこにどんな課題があり、今後具体的にどのような対応・対策をしていくのか教えてください。保健福祉センターからの直接の返答を希望します。
※医療的ケアが必要な子どもの子育てが福島区や大阪市で非常に難しいと感じ、少しでも多くの方に知っていただきたいと、区長宛としていましたが「市民の声」にも掲載していただくことにしました。
大阪市に限らず、医療的ケアが必要な子も含め、全ての子が大切にされる社会になることを切に願います。
市の考え方
このたびは、福島区保健福祉センターにおきまして、医療的ケアが必要なお子様のご相談にかかる職員の対応で大変不安な思いをさせてしまいましたことに深くお詫び申し上げます。
日ごろより、保健福祉センターの職員は、区民の皆様に対し親切・丁寧な対応に努めるとともに、ご相談者様の立場に立った対応を心がけているところですが、お申出人様から寄せられた「市民の声」につきまして、関係職員へ聞き取りを行ったところ、保健活動担当において、お申出人様への連絡やご相談をお聞きする対応の中で、思い込みや状況把握の不足から配慮が足りない対応があったこと、さらに、配偶者様から電話でご依頼された件について、思い違いや保健福祉センター内部における不十分な伝達により、保健師からご家族様への対応が不十分なままとなり、それが要因となって、お子様が退院されてから最初の家庭訪問が実施されるまでに2か月弱の日数を要することとなっていました。当時は、台風等の自然災害による停電に伴う医療機器の停止リスクなども考えられる状況で、ご家族様には、命に関わるという大変ご不安でご心配な思いを持たれたまま、過ごされたことに深くお詫び申し上げます。
また、後日お申出人様から、「お子様が入院中の時から医療的ケア児等コーディネーターの存在について教えてほしかった」とのご意見をいただきました。医療的ケア児等コーディネーターは、当時担当部局において、各区役所などの関係部署に情報共有ができていなかったため、当区においては一部の職員が存在について知っているのみであったことから、お申出人様にお伝えすることができませんでした。お調べしてお伝えができればよかったと考えております。誠に申し訳ありません。今後は、担当部局において情報収集を行い、本市関係部署に情報共有を図り、必要な方に情報がお伝えできるよう努めてまいります。
保健活動担当におきましては、思い込みや一つの情報のみをもって判断することなく、必要な情報を的確に収集し、上司が部下保健師へ確実に指導・指示を行うこと、相談対応は、より一層慎重を期し、区民の皆様の状況をお察ししつつ、最大限の寄り添いの姿勢を持ってあたることを徹底してまいります。
このたびの「市民の声」を受け、全職員に対して改めて、区民の皆様が安心して子育てができ、より一層親切で丁寧な対応と寄り添いの姿勢を心がけるよう指導を徹底してまいります。また、医療的ケアに関する業務を担当する職員は、研修等を通じて職務に必要な関係法令及び各種制度についての知識習得・理解向上を図ることを徹底し、区民の皆様に信頼していただける福島区保健福祉センターとなるよう全力で取り組んでまいります。
担当部署(電話番号)
福島区役所 保健福祉課(保健活動)
(電話番号:06-6464-9968)
福島区役所 保健福祉課(地域福祉)
(電話番号:06-6464-9857)
対応の種別
説明
受付日
2023年4月3日
回答日
2023年4月26日
公表日
2024年1月31日
注意事項
本ページの内容は、受付日現在(市の考え方のあるものは回答日現在)の内容であり、現在の内容と異なる場合があります。
本ページの内容にURLの記載があるものについては、そのURLにはリンクの設定はしていません。