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令和6年10月24日 大阪市長会見全文

2024年10月24日

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司会

それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。

 

「マメまちづくりのすすめ」セミナーの開催について

「マメまちづくりのすすめ」セミナーの開催について

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市長

はい、よろしくお願いします。2点ございまして、まず1点目でございますが、「マメまちづくりのすすめ」セミナーの開催についてでございます。これまで、大阪市で行ってきた災害に強い市街地の整備、都市の拠点形成、計画的な住宅地の整備など、まちの価値向上をめざしたまちづくりにおきまして、土地区画整理事業は、重要な役割を果たしてまいりました。先週16日に大阪市災害等支援対策本部会議を開催しまして、防災の重要性について、全庁的に共有したところでございますが、自然災害が多発する近年、大阪市におきましても、さらなる防災性の向上のため、老朽住宅の建替えを推進する土地の境界整理に加えまして、民間ビルの建替えに合わせた手狭な土地の集約など、土地区画整理手法が活用されています。この手法は、スピーディーにまちの再整備を進めることができるよう、従来よりも小さな規模、「小規模で」「柔軟に」活用する手法で、本市では「マメまちづくり」と呼び、推進をしています。「マメまちづくり」は、街区レベルの対応が可能で、事業に要する期間も短く、行政だけではなく土地所有者や民間事業者でも活用できる手法です。例えば、生野区勝山北一丁目地区では、土地の境界整理によりまして、老朽化した住宅の建替え促進を図り、また、市役所の南側で実施しています北浜三丁目地区では、老朽化したビルの建替えに合わせて土地の集約を行うなど、有効活用しています。このような取組をさらに普及・促進するため、令和7年1月16日の木曜日に、土地の所有者、土地活用に関わられるディベロッパーの皆さん、建設会社や設計会社などの皆様を対象とした「マメまちづくりのすすめ」セミナーを開催いたします。国土交通省や本市の職員による制度や事例の説明、「マメまちづくり」を行う民間事業者の実務の紹介などをした後に、個別相談会を実施いたします。オンライン配信も予定しています。ぜひ、ご参加いただきたいと思います。また、事業手法を分かりやすく説明したパンフレットを作成しました。土地の活用にあたって課題となりやすい項目と、その解決策の例示なども掲載していますので、こちらもご活用いただきたいと思います。

 

軽装勤務を通年化します

軽装勤務を通年化します

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続きまして、軽装勤務を通年化します。大阪市では、「大阪市庁内環境管理計画」に基づきまして全庁的に省エネルギーを進めています。その一環で、市全体で実施する環境に配慮した取組として、冷暖房負荷の低減の中に軽装勤務を位置づけ、夏季の軽装や冬のシーズンの重ね着など、空調に頼らない取組を進めてまいりました。具体的には、関西広域連合と連携協力して、5月から10月までは「関西夏のエコスタイル」、12月から3月までは「関西冬のエコスタイル」を実施してまいりました。一方で、職員に対する「働き方に関するアンケート」におきましては、働きやすい服装の推奨を希望する声が多くありました。こうしたことから、近年の気候変動対策をはじめとする環境施策の観点、職員の働き方改革の観点を踏まえまして、年間を通して軽装勤務に取り組みます。この取組は、省エネルギーを一層推進しますとともに、職員自ら気温や仕事環境、体調などに応じた働きやすい服装を選択して、働きやすい職場環境を実現することで、職員のモチベーションが上がって、市民サービスの向上につながると考えております。市民の皆様には、ご理解いただきますようにお願いいたします。私からは以上です。

 

質疑応答

 

司会

それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ、質問をお願いします。また、本日の質問につきましては、会見項目に関する内容のみでお願いします。それでは、幹事社の関西テレビさん、お願いします。

 

関西テレビ 沖田記者

お願いします。関西テレビの沖田と申します。土地区画整理事業の件でお伺いしたいんですけども、これまでも市の方で土地区画整理されてきたかと思いますが、どういうところに限界があったのかというところと、今回、整理を呼びかけることによって、どのようなメリットがまちにあるか、改めて。

 

市長

区画整理事業はですね、従来のかなり大規模にまちを改変するというのはもちろん、小規模で街区レベルの再整備など、様々な課題解決に重要な役割を果たしているところです。今後さらに効果的なまちづくりを進めるためには、行政主導の非常に大規模な区画整理だけではなくて、民間主導の小規模で柔軟な区画整理手法を一層活用していくことが、まちづくりにおいて必要不可欠であると考えています。「マメまちづくり」を皆様に活用いただくことで、境界の整理が進んで、老朽住宅の建替え促進による防災性の向上やですね、民間ビルの建替えに合わせた土地の集約による高度利用が図られます。大阪市のめざす「にぎやかで活気あふれるまち大阪」の実現に近づくように取組を進めてまいります。

 

関西テレビ 沖田記者

ありがとうございます。軽装勤務の通年化についてですが、これまでにこういった軽装化などを求める声などが現場から上がっていたのでしょうか。もしあった場合、どういった声があったか、お願いします。

 

市長

令和5年度の職員に対する「働き方に関するアンケート」におきましては、今後導入を期待する取組の質問、設問に対して、働きやすい服装の推奨を選択した回答が約2,200件ありました。総回答総数は9,200件ですので、その24パーセントになります。そういった職員の声をはじめとした働き方改革の観点、また、近年、気候変動対策をはじめとする環境施策の観点を踏まえまして、年間を通して軽装勤務を実施することといたしました。具体的な服装の例示まではしておりませんが、職員の身だしなみについては、今回の通年化、そもそもその以前からですね、大阪市職員倫理規則において、勤務時間中は常に清潔な身だしなみを心がけるとともに、市民の皆さんに不快感を覚えさせないように留意するという旨を定めておりまして、各所属、職場の状況など、TPOに応じた服装となります。以上です。

 

司会

次の質問をお受けします。毎日放送さん。

 

毎日放送 根本記者

ありがとうございます。MBS、根本です。軽装に関してもう少し追加でお伺いをしたいと思います。今回のこの軽装の通年化、これを大阪市さん、行政、自治体、政令市で行うということの社会的な意味についてもう少しお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

 

市長

はい。まず、働き方改革といいますか、所属してる方たちが快適にですね、気分良くというか、前向きに働ける環境を整えていくっていうのは、これは今社会的に非常に求められてるところかと思います。働き方改革で職場環境が向上すると、当然、働く方一人ひとりが前向きに働けるっていうのは、これ、もちろんのことですね、いわゆる労働生産性というか、限られた労働時間の中で、より生産性が上がるということもありますので、働き方改革っていうのは重要ですし、職場環境改善というのは重要だと思います。その中で、先程申し上げたように、職員の皆さんからのお声も非常に多いですし、当然ですが、接客といいますか、市民の皆さんと応対する業務ですので、市民の皆さんに不快感を覚えさせないような服装っていうのは、これは当然のことですが、いわゆるネクタイをちょっと外してですね、軽装にするということで、働き方を例えば、少し今までより働きやすいと感じてもらえることで、働き方改革、ひいては労働生産性を高めて、その効率化や、前向きになった部分を市民の皆様にしっかり向けていくということにもかなうのかなと思います。

 

毎日放送 根本記者

もう1点追加で、こうしたことを大阪市さんとしてすることによって、大阪、関西あるいは全国にこういった、自治体もそうですし、企業もそうですし、動き広がっていってほしいなという、もし期待することがあればと思うんですが、いかがでしょうか。

 

市長

ごめんなさい、それが質問の趣旨でしたね。広域連合でも、たしかこの議論ずっとしてて、和歌山県の知事もずっと軽装で、それは守られておられました。やっぱりなかなか軽装といっても、お相手様がネクタイを締められてるとこに、そういうふうには行けないとかですね、接客においてやっぱりネクタイはっていうのは、なかなか打ち破れない社会的に大きな壁もあるのかなと思うんですが、いろんな時代の中で多様性も進んできまして、職場環境の働きやすさっていうのも重要になってくるので、そういった面において、行政が率先して軽装を心がけて、もちろん市民の皆様にはこれまでどおり、これまで以上に向き合って、前向きに仕事はするんですが、不快感を覚えない格好で、かつ働きやすい環境を整えていくっていうのは、社会全体にそういうメッセージを出していくことにもつながるのかなと思います。重要なのは、市民の皆さんに、よりサービスを、より良い形でサービスを届けていくっていうのが、これ、大きい目標ですので、そのための職場環境改善、軽装というのがその一環だと思います。こういうことを通して、民間企業の皆様にもご理解いただいて、ひいては市民の皆様、消費者の皆様にもご理解いただきたいなというふうに思います。

 

毎日放送 根本記者

ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。NHKさん。

 

NHK 的場記者

NHKの的場です。よろしくお願いします。

 

市長

お願いします。

 

NHK 的場記者

軽装勤務について、続けてお聞きします。まずはこれ、ご存じであればで結構なんですが、大阪府内で軽装勤務を通年化しているほかの自治体事例などがあれば、まず教えていただけますでしょうか。

 

市長

府内で、分かりますか。持ってない。すいません。

 

NHK 的場記者

府内で。分からない。

 

市長

ちょっと待って。他都市は、一応、政令市は、千葉市、川崎市、堺市、神戸市、熊本市は、令和4年度以降、軽装勤務の通年化は実施しています。ただ、ごめんなさい、大阪府内の具体的なちょっと市町村名までは、恐らく多分把握してないと。

 

NHK 的場記者

もし初めてとかだったら、すごく伝えやすいなと。

 

総務局 新海人事課長

総務局人事課長の新海です。府内で初めてっていうことにはなりません。堺市もやっておりますので。

 

市長

堺。

 

総務局 新海人事課長

他市町村、大阪府内の市町村、ちょっと今明確にお答えすることができませんので、ちょっと把握できるか分かりませんが、また後ほどご回答させていただきたいと思います。

 

NHK 的場記者

ありがとうございます。あと、ちなみに、今回、省エネ的なねらいもあるということでしたが、通年にすることによって、何か庁舎内の温度設定であったりとか、そういう部分で何か変える部分っていうのは、もしあれば教えてください。

 

市長

ネクタイを外したから温度を例えば1度上げますとか、そういうことはもちろん想定はしてなくて、今の状況でも割と暑い職場の方もいらっしゃいますし、夏場、特に今非常に暑くなってますので、ただ、ネクタイを外すと、これ、申し上げるまでもなく、かなり涼しく感じることはありますから、そういう意味で、労働環境改善につながるのかなとも思います。同じ温度でも、職員の皆さんが感じる温度っていうのは変わってくるのかなと思います。ただ、それをしたから温度を1度上げますとか、そういう議論には至っていません。至っていませんというか、しません。

 

NHK 的場記者

ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。読売新聞さん。

 

読売新聞 猪原記者

読売新聞の猪原です。軽装勤務に関して追加でなんですけれども、大きな目標としては、職場環境の改善というのと市民サービスの向上っていうのがあると思うんですが、一方で、職員の方のいわゆる人手不足といいますか、人材確保っていう面でも、こういう条件面で、何というのか、応募してもらいやすいなっていう、そういうような側面っていうのはあったりするんでしょうか。

 

市長

そうなんです。それもやっぱり大きくて、どんどん若い世代の皆さんは、働き方って本当に多様化してて、これまでみたいに企業に入ってネクタイを締めてっていう働き方、もちろん今当然それは一般的なんですが、ただ、いろんな働き方が社会でこれからもどんどん進んでいくと思います。私が就職した時よりもはるかに、いわゆる軽装で働く方っていうのは明らかに目に見えて増えてて、それがすごく、そういうことに憧れを覚えるって、これ、十分あり得ると思うので、どちらが働きやすい格好ですかと言うと、多分、恐らくほとんどの若い方は、それは軽装を選ばれると思います。これからどんどんそういった形で多様化が進んでいく中で、人材の確保っていうのは役所だけじゃなくて、あらゆるところが喫緊の課題です。重要なことは、さっきも言ったように、市民の皆様に1つでもより良いサービスをお届けするというのがとにかく至上命題だと思うので、そのために、より良い環境を整える、そして、それを通して、より良い人材にも応募してもらえる、そういうのはめざさないといけないと思ってますので、当然ですが、より良い人材確保のための働く環境の改善っていうのはこれからも、この軽装だけじゃなくて、いろんな形で考えて進めていきたいと思っています。

 

司会

次の質問をお受けします。時事通信さん。

 

時事通信 饒平名記者

時事通信の饒平名です。土地区画整理事業について、この件、セミナー以外にも、推進のために、ほかに何かやっていきたいこととか考えてることがあれば教えてほしいのと、あと、セミナーを受けた事業者に事例とかいろいろ紹介したうえで、どういうふうに生かしてほしいか、期待することをもうちょっと具体的に教えていただきたいです。

 

市長

はい。セミナーも開催しますが、これ、相談窓口として設定するというイメージでよかったでしたっけ。

 

都市整備局 喜田連携事業課長

すいません、都市整備局連携事業課長をしております喜田でございます。1点目ですけども、セミナーにつきましては、今年度初めての取組となってございます。セミナーにおきましてですね、参加された皆様にアンケート等も取らせていただきまして、次年度以降ですね、どういった形でしていくのがいいのかっていうのを検証してまいりたいというふうに考えてございます。もう1点は、期待する。

 

時事通信 饒平名記者

事例とかいろいろ紹介したうえで、どういうふうに生かしてほしいか、期待すること。

 

市長

それはいきましょか。結構大規模な区画整理ってあるんです、大阪市内でも。昔から、例えば高潮対策で、港区は全域で土盛ってですね、2メートルぐらい上げてたり。それって、当然ですが、時間も費用もかなりかかって、なかなか柔軟なまちづくりっていうのには、大きい方策としては重要なので、これは進めてきたところですし、ただ、1つ、より良いまちづくりのために、小規模で柔軟なまちづくりっていうのを進めていきたいということで、この「マメまちづくり」というのをお示ししてます。パネル、これ、2枚目、それかな。例えば1つ、公図と現況がずれてるっていうことはちょいちょいありまして、そうなると、建替えのときとかに境界の整理とかでもめます。なので、そういう土地の取引に支障がないように、権利者の皆さんと協議して整えていくような相談体制、これは、1個の土地の権利者だけじゃなくて、周辺の皆さんも非常にこれはプラスになることやと思います。こういう小規模なまちづくり。もう1つが、なかなか小さい街区だと高度利用がちょっとやりにくいというのが、接道の道路の幅員等も関係してきます。道路の幅員が狭いと高度利用ができない。例えばそれをちょっと周辺の土地の皆さんと相談して、ここの土地はこういうふうに空けて、こういうふうに整理しようというのがまとまれば、当然広い接道や公共の空間もできますし、そうなると、高い建物、高度利用もできるようになると。すると、皆さんハッピーということになる。これ、なかなかどこに相談したらええねんっていうのがなかなか難しい中で、権利者の方やディベロッパーの方と行政が一緒に相談することで、こういうまちづくりを進めていきたいという思いがあります。大阪市は昔からずっと開発が進んで、当然歴史的にも長いまちですが、一方で、たくさんの人が住んで、時には狭隘な道路とかですね、木造建築物、密集市街地っていうのが問題になることもありますので、こういった活用をすることで、道路を広く取れたり、道路を広く取ることで、それが防災にもつながっていったり、まちづくりが進むことになろうかと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。毎日新聞さん。

 

毎日新聞 井上記者

毎日新聞の井上です。軽装勤務で市長はどうされるのかというのをお伺いしたいんですけども。というのが、夏場、ネクタイを外してクールビズというのはもうだいぶ定着をしてきてると思うんですが。

 

市長

そうですね。

 

毎日新聞 井上記者

これから冬になると、やっぱりみんなネクタイを着けてスーツっていう姿が大体一般的になってくる中でですね、軽装勤務っていうのを市として進めるっていった場合に、トップがどういう姿で臨むのか。

 

市長

めっちゃうなずいてますやん。

 

毎日新聞 井上記者

1つ重要なことだと思ってまして、難しいところもあろうと思いますけども。

 

市長

そうですね。

 

毎日新聞 井上記者

そこら辺、どう考えられてらっしゃいますでしょうか。

 

市長

いや、それはめちゃくちゃ軽装でいきますよ、僕は、本当に。ただ、繰り返しになりますけど、見られた方がちょっと不快に思われないようにはしないといけないと思うので、清潔な格好というのは思うんですが、今仰っていただいたとおり、確かに、でも、そう言いながら、ずっと市長がネクタイ着けてスーツ着てたら、何か軽装しづらいやんっていう雰囲気になると思うので、こういう方針を出した以上は、可能な限り、当然ですが、軽装を心がけていきます、通年通じて。ちょっと議会の関係とか、議会は議会のルールがありますから、そのルールには、議場や委員会室っていうのは、議会のルールにはのっとった形にしますが、そうじゃない以上は軽装を心がけます。ずっと知事みたいにポロシャツってなると、ちょっと。もうちょっと何か考えますけど。

 

毎日新聞 井上記者

例えばネクタイはできるだけ外すとか、そういったイメージなんでしょうか。

 

市長

ネクタイをずっと外すっていうのは必ず心がけたいと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。ほかに質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。それでは、終了いたします。

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