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令和6年10月31日 大阪市長会見全文

2024年10月31日

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司会

それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いします。

 

オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンの取組について

オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンの取組について

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市長

お願いします。本日2点ございまして、まず、オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンの取組について、お知らせをいたします。大阪市はこれまで、児童虐待の未然防止、早期発見、早期対応のため、こども相談センターの複数設置・職員の計画的増員による機能強化や、子どもが生まれる前から切れ目のない、子どもやその親御さんへの支援など、様々な取組を進めてまいりました。11月の「秋のこどもまんなか月間」におきましては、「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施しまして、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるように、児童虐待防止のための広報・啓発活動に集中的に取り組んでまいります。本日、私もこのオレンジ色のジャンパーを着用しておりますが、府内の首長の皆さんが着用して、オール大阪で児童虐待防止を訴えてまいります。大阪市におきましては、市役所正面玄関前に啓発オブジェを設置するほか、市役所庁舎をオレンジ色にライトアップをいたします。区役所庁舎では、ポスターの掲示やのぼりの設置により、啓発を行ってまいります。また、大阪を拠点とするプロスポーツチーム全8チームの協力のもと、啓発物品や動画、ポスターを作成しまして、ホームゲーム会場で、啓発物品の配布や大型ビジョンでの動画放映、メッセージの場内アナウンス、ポスターを掲示してまいります。そのほか、大阪府書店商業組合の協力書店、企業や大学と連携し、児童虐待の防止と相談・通告先の周知を図ってまいります。児童虐待を防止して、子どもたちを守るために、泣き声が続くなど「虐待かな」と思ったら、迷わず通報、迷わず電話をいただきたいと思います。連絡された方の秘密は当然守られます。児童相談所虐待対応ダイヤルは「189(いちはやく)」、そして、大阪市児童虐待ホットラインは「0120-01-7285」、こちらですね、「フリーダイヤル まずはいっぽう なにわっこ」と覚えていただきたいと思います。また、大阪府・堺市と共同で実施しております、「親子のための相談LINE」では、毎日、相談を受け付けております。家庭での不安や、子育ての悩みなど、LINEを使って、気軽にご相談いただけたらと思います。全ての子どもが笑顔で暮らせる社会をめざしまして、引き続き、児童虐待の未然防止、早期発見、早期対応に、取り組んでまいります。

 

人生会議(ACP)強化月間の取組について

人生会議(ACP)強化月間の取組について

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続きまして、人生会議(ACP)強化月間の取組について、お知らせをいたします。誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やけがをする可能性があります。厚生労働省によると、人は、命の危険が迫った状態になると、約70パーセントの方が、最期の医療やケアについて、自分で決めることや、望みを人に伝えることができなくなると言われております。もしものときのために、自らが望む医療やケアについて、前もって考えて、あなたが大切にしていることを信頼する人たちとしっかりと話し合って、共有することが重要で、この会議を「人生会議(ACP)」と言います。ご自身が何を大切に思い、人生をどう過ごしていきたいかを考えることは、いつから始めても早過ぎるということはありません。また、心身の状態に応じて、考え方が変わっていくこともありますので、繰り返し考えていただいて、話し合っていただいて、見直すことも大切です。大阪市では、より多くの皆様にこの「人生会議」を実施していただくために、11月30日の「人生会議の日」に合わせて、11月を強化月間と定め、各区において講演会や映画上映会の開催、リーフレットの作成など、様々な普及啓発の取組を行ってまいります。この機会に、もしものとき、人生をどう過ごしていきたいかを考えていただきたいと思います。私からは以上です。

 

質疑応答

 

司会

それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ、質問をお願いします。質問については市政関連のみでお願いします。それでは、幹事社の関西テレビさん、お願いします。

 

関西テレビ 沖田記者

関西テレビの沖田と申します。児童虐待の件で、近年の大阪市における児童虐待の相談件数の推移と、それについてどのように受け止められているか、お願いします。

 

市長

まず、近年の相談件数の推移ということですが、大阪市は児童虐待件数が、平成30年度から年間6,000件程度で推移しておりまして、相談件数については、依然政令指定都市の中でも多い傾向にあります。相談件数が多いのは、オレンジリボン・(児童)虐待防止キャンペーンなどの啓発活動によりまして、虐待に気づく土壌を育んでいただいてるということだとも捉えております。虐待は、これは本当にあってはならないことでして、その中でも虐待による死亡、重傷事案はゼロにしなければなりません。そのためには、できるだけ多くの相談や通告を受けて、重とくな虐待になる前に対応するということが重要だと考えております。

 

関西テレビ 沖田記者

児童虐待ホットラインについて、現在の認知度をどのように考えられているかと、利用のハードルなどあると考えられる場合は、どのようにお考えか、お願いします。

 

市長

まず、令和5年度に実施した児童虐待に関する認知度調査では、通告先として、この児童虐待ホットラインについては約3割の方に認知されている状況です。一番多く知られているのが警察で約8割、次に区役所・市役所、こども相談センターがそれぞれ約6割、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」が約5割となっております。これらの認知を上げるために、引き続き周知啓発をしっかりと行っていきたいと思います。子どもの泣き声が聞こえるなど、気になることがあるけども、ちょっと間違ってるかもしれないと、誰が通告したか周りに分かってしまうのではないかといった理由で通告をためらうということもあるというふうに聞いております。先程も申し上げましたが、連絡した方の秘密は守られますし、匿名でも構いませんので、気になることがあれば、間違いだったとしてもいいので、ためらわずご連絡をいただきたいと思います。

 

関西テレビ 沖田記者

ありがとうございます。発表項目以外の件なんですけれども、今日、Osaka Metro中央線の夢洲駅が報道公開されました。この駅が来年の1月から利用可能になるということですが、どのように今後利用されていくことを期待されているか、お願いします。

 

市長

今日はSNSにも割と写真が出ていまして、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。新たな拠点となります夢洲にですね、1月19日に夢洲駅がスタートするわけですが、今日、事前の発表ということで、いろいろ、コンコース階では大型のサイネージパネルやですね、オールジェンダートイレといったものもありますし、新しい駅の形をお示しできると思います。加えまして、これは万博中に主要な交通手段の玄関と言っても過言ではない駅になりますから、万博の玄関として多くの方をお迎えするようになる夢洲駅でございますので、ぜひお楽しみにしていただいて、多くの人に利用して、愛される駅になっていってほしいなと思います。私も楽しみですね、これ。

 

関西テレビ 沖田記者

ホームの広さでいうと、そんなにほかのMetroの駅と変わらないぐらいだったのかなと思うんですが、多くの来場者が来られるという意味で、安全対策という面では、今後どのように取り組まれていくか、お願いします。

 

市長

ホームから、当然ホームのその先ですね、万博のゲートまでを可能な限り渋滞せずに通行していくというイメージでおりますし、ホーム以外にも、コンコース、その上の階段上がってきた空間など、しっかり導線は確保しております。加えて、可能な限り人が滞留しないように、引き続きこれは協議しながら、万博時でも、たくさんの人が訪れていただいたときでもスムーズに万博会場に入っていただけるように、駅以外にも、万博の会場の方でもしっかりそれは検討しながら進めていきたいと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。読売新聞さん。

 

読売新聞 猪原記者

読売新聞の猪原と申します。ちょっと全然発表項目と関係ないんですけども、本日、ハロウィーンということでですね、例年ミナミの方では結構いろんな人が集まってっていうことがあると思うんですけど、今年の対策だとかですね、あるいは、来られる方への呼びかけ、東京の渋谷区とかでは、ハチ公の辺りを立入禁止にされたりとかっていう対策もされてるようなんですけれども、今年の大阪市の対策だとか呼びかけだとかいう辺りをちょっと伺えますでしょうか。

 

市長

はい。引き続きですね、これ、割と関係各所わたりますので、関係機関と協力しながら、まず、啓発、人が滞留せずに、そして、騒がないようにお願いしますという啓発ですね。これは、例えば危機管理室の方からポスト、SNSで発信したり、あと、看板掲示等を進めているところです。特に、特段周辺を立入禁止にするということはいたしませんが、多くの方がハロウィーン以外でも通過するエリア、特にミナミの方は店舗も多いし、通っていく方も多いので、安全確保のために、くれぐれも危険な行為等は控えていただきますようにお願いしたいと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。毎日放送さん。

 

毎日放送 綱田記者

毎日放送、綱田です。児童虐待防止推進キャンペーンの取組についてなんですが、どういう効果をねらってスポーツチームと連携して啓発するのかというのをお願いします。

 

市長

児童虐待防止のチャネル、啓発のチャネルというのは、可能な限り多い方がいいと思ってて、まず、事前の未然防止・発見においては、先程も申し上げたように、ちょっとためらってしまったり、そもそも通報先や、通報することを知らなかったり、通報先がよく分からないという方もいらっしゃるかもしれません。ですので、可能な限り広いチャネルでPRをしていく、告知をしていくというのが重要かと思ってます。だからこそ、府内の首長みんな、オレンジジャンパー着て会見とかしたりすると思いますし、日頃なかなか、もしかして行政の情報に触れることがない方でも、例えばスポーツ観戦や、応援しているチームがそういったことをPRすることで、新しくそれを知っていただくことにもつながる可能性もあるかもしれませんので、大阪市がともに歩んでるホームであるチームにはぜひご協力をいただいて、そして、様々なチャネルから児童虐待防止についてはPRをしていきたいと思います。少しでも知っていただいて、事前にこういった悲しい事件が起こらないようにネットワークを張っていくということは、これからも進めていきたいと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。朝日新聞さん。

 

朝日新聞 原田記者

朝日新聞の原田と申します。よろしくお願いします。

 

市長

お願いします。

 

朝日新聞 原田記者

夢洲駅の関係で、話戻ってしまうんですけれども、ちょっと将来的な話で、万博が終わった後というところでいうと、万博終わってからですね、IR開業するまで5年近くありまして、その間なかなかちょっと一般の方、利用するっていうこと、少なくなるのかなと思うんですけれども、その期間ですね、先程仰っていただいたように、親しんでもらうという意味でも、その期間をどうするのかというところと、あと、IR後っていうところでいうと、IRだったりとか夢洲の2期開発っていうところが関わってくると思うんですけれども。

 

市長

そうですね。

 

朝日新聞 原田記者

どのように将来的な利用者増につなげていくのか、いわゆる万博後というところをお伺いできますでしょうか。

 

市長

はい。万博が2025年で、今予定してるIRの開業が2030年です。まちづくり2期に関しては、今マーケットサウンディングをしながら、これからマスタープランをつくっていくという段階にありますが、一定期間、駅を降りた夢洲駅の中で、一定期間工事しかやっていない状況っていうのは、これは、発生するというのは、これ、致し方ないかなと思いますので、その期間については、一般の方が多く来場されるっていうのは、あんまり想定はできないのかなとは思います。ただ、2025年に関しては、当然非常に多くの方がご来場いただくことになると思いますし、2030年、そして、その先のまちづくり2期に向けても非常に重要な機能を果たしていく駅になると思います。長期的な観点に立って、駅の存在をしっかりPRしていきたいと思いますし、もしかしたら数年工事しかやっていないという状況は起こり得るかもしれませんが、だとしても、その先の未来に向けてをしっかりPRしながら、愛される駅になっていってほしいなと思います。何かイベントをやってくれるかもしれませんしね。ちょっと今はまだ分からないですけど。

 

朝日新聞 原田記者

あともう1点、ちょっと話替わるんですけれども、もし分かればというところで、いわゆる将来的なまちづくり構想の「Beyond EXPO 2025」で、これ、たしか中間取りまとめというか、1つのまとめが10月下旬に、いわゆる事務方のまとめかもしれませんけれども、あったかと思うんです。この辺りのいわゆる「Beyond EXPO 2025」の現在の進捗をもし伺えればと思います。

 

市長

今、各タスクフォースで検討、協議が進んでいるところと思いますので、今時点で僕は何か中間の検討状況を報告受けてるということはないんですが、鋭意いろいろな形で、「Beyond EXPO」のビジョンだけじゃなくて、各所管の事業がいろいろビジョンを考えて進めてます。それが、ひいては万博後の大きな目玉の事業になり得るっていう、つぼみのような事業もたくさんありますので、これが万博後に花開いていくような取組っていうのは、これは各所管の方でどんどん進んでます。これらを合わせて、万博はこういう大阪になりますというビジョンを、しかるべき時期にお示ししていきたいと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。関西テレビさん。

 

関西テレビ 沖田記者

関西テレビの沖田です。万博の交通の関連でなんですけれども、TDMが終了して、その後、検証したうえで、また呼びかけを考えるということだったんですが、この検証結果の公表だったりとか、新たに呼びかけるということが、時期のめどというか、もしあれば教えてください。

 

市長

TDM期間中に、特に府市の職員を中心に、7割の出勤減っていうのを、目標については一定達成できたというご報告はしたと思いますが、そのほか、多くの乗降客の皆様の状況について、まだ詳細な報告をちょっと受けてないので、今何かお伝えすることはかないませんが、報告出次第、公表されると思いますから、それ見たうえで、引き続き、何せ、まず、TDMに、そして、参加いただく企業さんも、これ、並行してどんどん増やしていかないといけないので、TDMに参加して、参加することの意義やメリットっていうのは十分ご認識いただきながら、ぜひ多くの企業さんに関心を持っていただいて、間違いなく来年の今頃っていうのは。今はもう過ぎてるわ。来年の秋頃っていうのは非常に混雑すると思いますから、それ、ぜひ関心お寄せいただいてですね、来年の混雑時にはスムーズに移動できるようにしていきたいと思います。また、TDMのトライアル期間中の結果、調査については、発表あり次第、皆さんにお示ししていくことになろうかと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。ほかに質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。それでは、終了いたします。

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