阪和貨物線跡地の環境整備について

　阪和貨物線の跡地について環境面で街の景観を損ない、衛生面・健康面で受任限度を超える様な状況になり、地域住民の方から何とかして欲しいとの声があり多くの方が困っておられます。具体的には、放置自転車・ごみ捨て場等の状態・猫の住みかとなり糞などの被害・夏場には樹木や雑草がのび放題で最近は虫の発生がひどくなって来ており近隣住民は迷惑しています。線路跡地に沿った住宅は高齢者の方が多い地域です。その他地域でも近隣の複数の方より、再三鉄道会社に環境の改善をお願いしても対応してくれないとの声があります。
　令和4年11月29日大阪市会での、市長所見の実効性の確保をお願いします。
　「譲渡を受けない箇所についても市が一定関与しながら、鉄道会社により適切に管理や活用がされるように促していくことにより、地域の利便性の向上、活性化につなげるように努めてまいります。」
　平成21年、阪和貨物線廃線・平成23年、大阪市と鉄道会社の無償譲渡の基本協定締結の長期化が環境悪化の要因になっていると思います。市会での市長所見の通り、大阪市がリーダーシップを取って頂き早急に改善策を検討し、安全・安心・快適に暮らせる環境回復を期待します。海外の青年も多く学ぶ地域であり、大阪関西万博開催に向けての意識醸成上も大切な視点だと考えています。

　阪和貨物線跡地の管理につきまして、鉄道会社が定期的に除草等を行っており、本市としても鉄道会社に地元の声などを伝え、除草等の時期の調整などを依頼しています。また、ご指摘いただいた杉本町駅及び杉本町公園付近のごみ捨て等につきましては、今般、本市から鉄道会社へ依頼し、不法投棄物の撤去及びロープによる柵の補修を行いました。
　これまで、阪和貨物線跡地は公共利用に活用するために、地元の意見も聞きながら鉄道会社等と協議を進めてまいりました。本市が公共利用に活用する箇所につきましては、道路や公園等の整備を進めるとともに、鉄道会社が活用する箇所につきましても、本市が地元の声を鉄道会社に伝えるなど、一定関与しながら鉄道会社による適切な用地の管理や活用がされるよう促し、地域の利便性の向上、活性化につなげるように努めてまいります。

計画調整局　計画部　都市計画課
（電話番号：06－6208－7871）

説明

2024年1月23日

2024年2月1日

2024年4月30日

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