大阪湾のクジラの処理費用について
2024年7月31日
ページ番号:630815
市民の声
令和5年1月に大阪港内で発見されたクジラは、なぜ8,000万円も支払って委託業者に依頼し、沈めることになったのですか。その8,000万円は、私たちの税金から支払われるのですよね。なぜ海産哺乳類に関する研究機関に依頼しないのか疑問ですし、無駄なお金を使うのはやめていただきたいです。
市の考え方
令和5年1月に大阪港内で発見されたクジラは、発見から死亡までの期間が4日間と非常に短く、腐敗が進むと悪臭の拡散や爆発のおそれがあったため、市民生活への影響や航行船舶の安全確保の観点から、極めて早急にかつ安全に処理することが必要でした。
クジラの死骸の処分の方法としては、国の機関が示している鯨類座礁対処マニュアルに埋却、焼却、海洋投棄という手法が記載されています。
埋却については、候補地として、本市内では夢洲が考えられましたが、同地は大阪・関西万博での土地利用が予定され、工事もかなり進捗している状況であり、腐敗が進む鯨体を埋める場所を確保するのは難しい状況でした。
また、焼却については、燃焼効率を高めるために皮をはぎ、焼却施設の指定する大きさに切り刻む等、焼却の前処理が必要ですが、このための土地が確保できないため困難でした。
本事案では、体内で発生するガスにより爆発の可能性もある中で、クジラの死骸が風で流され、淀川河口から市街地により近づいたこともあり、周辺住民への迷惑ができるだけ少なくするためにも、死骸の処理はスピードが最優先でした。このため早期処分の必要性を踏まえ、海洋投棄としました。
処分費用8,019万円は、腐敗が進む鯨体を港内から安全かつ速やかに移動、処理しなければならないという特殊性、緊急性を有する業務であったため、委託業者の見積内容を精査し、本市積算基準にもとづき、費用を算出したうえで契約した金額です。
海産哺乳類に関する研究機関に対しては、同所を通じて国の機関より交付される調査事業の補助金1,400万円を受けております。
担当部署(電話番号)
大阪港湾局 計画整備部 海務課(海務)
(電話番号:06-6572-4033)
対応の種別
説明
受付日
2024年4月28日
回答日
2024年5月13日
公表日
2024年7月31日
注意事項
市民の声の公表についての考え方は、本市ホームページ「『市民の声の見える化』について」をご参照ください。
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