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救急隊の服について

2024年9月30日

ページ番号:635273

市民の声

 先日、身内の体調不良に対し救急車を呼び、お世話になりました。ありがとうございました。とても暑い中、汗を流しながら活動されておられる隊員さんを見て感動しました。しかし同時にこの猛暑の中、長袖を着て活動されておられるのを見て違和感しか残りませんでした。
 私は医療従事者です。医療現場では感染防止の観点から半袖が原則であり、腕時計すら禁止されています。しかし隊員さん達は暑い中、長袖を着て観察や処置をしており、流れた汗が患者である私の身内にかかる場面もあり、とても感染防止や清潔が保たれているとは思えませんでした。海外の救急隊員でも半袖が基本です。長袖で汗だくになった服でそのまま次の現場に向かわれると思うと、隊員さんや次の患者さんが不憫で仕方ありません。集団災害等で複数の患者の対応をすることなどを考えても隊員さんの服装は半袖であるべきではないでしょうか。

市の考え方

 当局救急隊員への温かいお言葉、本当にありがとうございます。
 猛暑での救急対応をしている隊員にとって、最大限の励みになります。
 大阪市消防局の救急隊員が着用している青色系の服装は「感染防止衣」として使用しており、ウイルスや細菌に対するバリア機能を持たせた不織布製の「ディスポーザブル型感染防止衣」と生地に制菌加工を施し一定の通気性を確保した「リユーザブル型感染防止衣」の2種類を使い分けております。(夏季は感染防止衣の下に、半袖の救急隊服装(灰色系)を着用しております。)
 以前から、医療機関の医師や看護師など職員の皆さんが半袖の白衣等を着用されているのは承知をしており、夏場は救急隊員が熱中症になる懸念があったことから、過去には救急隊服装(灰色系)の上に医療機関で使用されているような簡易的なガウンを採用できないか検討を行ったことがございます。ただ、救急隊の活動については、猛暑や極寒、晴天の時や雨天の場合、屋内であれば傷病者のご自宅や職場、工場や飲食店など、また、屋外であれば工事現場、交通事故現場や火災現場など、救急隊が活動する場面は多岐にわたっており、医療機関内とは異なる環境のため、ガウンの採用には至りませんでした。
 その後も継続して、様々な場面や活動を想定し、救急隊員の感染防止対策と安全かつ迅速な救急搬送の両面に加え、熱中症対策なども含め、総合的に検討を行った結果、従来は「ディスポーザブル型感染防止衣」だけであったものを、傷病者の症状や気候条件などによっては一定の通気性を備えた「リユーザブル型感染防止衣」を選択できるようにして、現在に至っております。
 なお、救急隊員の着用している2種類の感染防止衣については、嘔吐物や血液の付着、汚損がある場合などは随時、これらの場合でない時でも定期的に廃棄もしくは専門業者でのクリーニングを行うよう徹底しております。
 救急隊員の汗がお身内の方にかかったことで不快な思いをさせてしまったことは大変申し訳ありませんでしたが、頂戴したご指摘については、今後の救急活動をより良いものとするため、これからの検討資料として賜りたいと存じます。

担当部署(電話番号)

消防局 救急部 救急課(救急担当)
(電話番号:06-4393-6627)

対応の種別

説明

受付日

2024年7月26日

回答日

2024年8月19日

公表日

2024年9月30日

注意事項

市民の声の公表についての考え方は、本市ホームページ「『市民の声の見える化』について」をご参照ください。

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