福島区役所における区民アンケートについて
2025年5月30日
ページ番号:653148
市民の声
【区民アンケートについて】
「区政に関する区民アンケート」の結果を「回答者の回答状況にとどまるもの」であるとしながら、そのようなデータをアウトカム指標の達成状況の判断に用いることが妥当であると判断した根拠について説明してください。
また、市政改革室作成の「運営方針策定・評価要領」において、アウトカム指標は「過去との結果比較が可能」「測定側の主観が入り込まない数値データで測定しているか」「比較的簡単に入手が可能」であることを留意するよう示されている点についても説明してください。
【区民アンケートを用いた運営方針の評価について】
区民アンケート結果を運営方針の目標達成の判断材料に使用することは、区民の代表性を有しているかのような誤解を招く恐れがあり、運営方針のアウトカム測定に用いることはのぞましくありません。
アウトカム指標として、市民(区民)の認知度に関する目標を設定する場合、その達成度を評価する一般的な手法として、統計調査があげられるが、統計調査の実施にあたっては相当の費用と事務負担も生じるため、「運営方針策定・評価要領」示されている「比較的簡単に入手することが可能か」といった点からは、必ずしも指標として適切ではありません。
市の考え方
【区民アンケートについて】
「区政に関する区民アンケート」は、市政改革プランに位置づけられない全市的な課題として取り組んでいくべき項目について、全市共通的な指標を区長会議の各部会が設定し、その指標における区民の割合を測定する目的で実施されています。
また、市政改革室作成の「運営方針策定・評価要領」において、アウトカム指標は「過去との結果比較が可能」「測定側の主観が入り込まない数値データで測定しているか」「比較的簡単に入手することが可能」であることを留意するよう示されており、当区においては区民の意見やニーズを把握するうえで「区政に関する区民アンケート」を使用してきています。
「区政に関する区民アンケート」は、市民局にて統一的手法のもと無作為抽出した区民に対して毎年実施されており、回答者数や回答率、肯定的な意見の割合などが区別に表やグラフ等でまとめられており、同じ質問内容についてはその回答結果を見比べることで経年の比較ができるものと考えて使用してきました。
アンケート実施後は各区にも結果報告され、「区民アンケート調査報告書」として公表されているものであり、「区民の割合」は、アンケートにおいて回答された区民のうち、肯定的な回答をされた「区民の割合」により測定された「回答者の回答状況にとどまるもの」であることを前提としながらも、調査目的が「区民の割合」を測定するものであり、目的に適っていることから指標設定することを判断したものです。
【区民アンケートを用いた運営方針の評価について】
運営方針のアウトカム測定におけるアンケート調査の取扱いについては、大阪市情報公開審査会答申第536号(令和6年12月20日付)(以下「答申」という。)において、区民アンケートについて統計学も含めて学問的な検討が行われていないとの心証に至ったこと、また、付言において、区民アンケートを含む事務事業について指摘があったことを受け、先般、本市市政改革室から通知が発出され、次のことが示されたところです。
答申の結果を考慮すると、区民アンケート結果を運営方針の目標達成の判断材料に使用することは、区民の代表性を有しているかのような誤解を招く恐れがあり、運営方針のアウトカム測定に用いることは望ましくないと考えられること。
アウトカム指標として、市民(区民)の認知度に関する目標を設定する場合、その達成度を評価する一般的な手法として、統計調査があげられるが、統計調査の実施にあたっては相当の費用と事務負担も生じるため、「運営方針策定・評価要領」で示されている「比較的簡単に入手することが可能か」といった点からは、必ずしも指標として適切ではないこと。
当区運営方針アウトカム指標は、今後、これらの内容を踏まえ、具体的な行動等におけるアンケートを実施するなどし、設定をおこなってまいります。
市民の声によるご意見は今後の参考とさせていただきます。
担当部署(電話番号)
福島区役所 市民協働課(地域活動支援)
(電話番号:06-6464-9743)
対応の種別
説明
受付日
2025年2月19日
回答日
2025年3月5日
公表日
2025年5月30日
注意事項
市民の声の公表についての考え方は、本市ホームページ「『市民の声の見える化』について」をご参照ください。
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