令和7年5月9日 大阪市長会見全文
2025年5月8日
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司会
それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いいたします。
市長
よろしくお願いします。
「大阪関西・万博『いっとこ!がん検診キャンペーン』」
「大阪関西・万博『いっとこ!がん検診キャンペーン』」
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大阪市では市民の皆さんがより長く健康な生活を送れるために、がん検診の受診率向上に取り組んでいるところでございます。いのち輝く未来社会のデザインをテーマとする大阪・関西万博開催のこの機会に市民の皆様に健康意識をぜひ高めていただいて、今までがん検診を受けたことがない人に行動変容を促すことを目的としまして、昨年度から2年間の期間を定めて、大阪・関西万博「いっとこ!がん検診キャンペーン」を行っているところでございます。さてこのキャンペーンでございますが、まず大きく2つございまして、1点目が乳がん検診にかかる自己負担金1,500円を無料化しているところです。乳がん検診無料クーポン券をまず送付いたします。これは6月上旬頃を予定してございます。対象の方ですが、次の全てを満たす方となります。大阪市国民健康保険の被保険者であられること、かつ41歳から59歳の女性、令和7年4月1日時点でございますが、であることでございます。これがまずひとつ目。もうひとつがですね、市がん検診受診者へ「アスマイル」、市独自ポイント1,000円相当を付与いたします。大阪健活マイレージ「アスマイル」のアプリをご利用いただきまして、電子マネーに交換可能な大阪市ポイントをプレゼントいたします。こちらの対象者の方ですが、次の全てを満たす方となります。まずひとつ以上の市がん検診の受診者、そして69歳以下、そして「アスマイル」の本登録者でございます。これらを満たされた方には、市独自ポイントの1,000円相当を付与いたしますので、ぜひ皆さん、がん検診をご受診いただきたいと思います。では、このがん検診キャンペーン、どういうことかといいますと、まず今の現状ですが、全額自己負担でですね、このがん検診、5つのがん検診を受診された場合はこのように胃がん検診、大腸がん、肺がんというふうに受けられますと合計で3万9,000円となりますが、今大阪市ではですね、がん検診の自己負担金が胃がんは500円、大腸がんが300円、そして肺がんは無料、この乳がんがですね、1,500円、そして子宮頸がん400円となっています。通常でもこの2,700円でご受診いただけますが、このほど先程パネル1でありましたとおり、1,500円のクーポン券を送付いたしますので、全部受けていただいても1,200円のご負担でご利用いただけることとなります。かつこの1,000円の相当のポイントをもし取っていただきましたら実質200円でございますので、ぜひこれを機会にがん検診のご受診を検討いただきたいと思います。大阪市がん検診の受診を希望される方は、各区の保健福祉センターまたは取扱医療機関に直接電話などでご予約いただきたいと思います。がんは日本人の死因の第1位でございます。誰にでもなる可能性はありますが、早期発見・早期治療をすれば治る可能性が高い病気でございます。このキャンペーンをきっかけに、ご自身や大切なご家族のことを考えて、ぜひ定期的ながん検診をご受診いただきたいと思います。私からは以上です。
質疑応答
司会
それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ、質問をお願いします。質問については市政関連のみでお願いします。それでは、幹事社の毎日新聞さん、よろしくお願いします。
毎日新聞 鈴木記者
幹事社の毎日新聞の鈴木です。よろしくお願いします。
市長
お願いします。
毎日新聞 鈴木記者
発表項目に関連してお伺いします。大阪市内のがん検診の受診率とですね、あと全国と比較した受診率の傾向があれば教えてください。また、今回キャンペーンを実施するねらいについて改めてもう少し詳しくお願いします。
市長
はい、まず大阪市におきます、がん検診の受診率はですね、種別によって異なるところでございますが、2022年の国民生活基礎調査をもとに算出した割合は42パーセントから37パーセントとなっておりまして、他の政令指定都市と比較しても17番目から20番目と低迷している状況です。検診受診率の向上に向けまして、これやっぱり万博がありますから、これをきっかけに市民の皆さんに健康に対する意識をぜひ高めていただいて、かつこういったキャンペーンも行っておりますので、ぜひこういったこともご認識いただいて、ご活用していただいて、一人でも多くの方に検診の受診をしていただいて、そしてもしあってはならないことですが、もしり患されていた場合でもですね、できるだけ早く治療したり、またそういったことを早く分かることで未来を変えることもできますので、ぜひ多くの方にはこの検診の受診をご検討いただきたいと思います。
毎日新聞 鈴木記者
ありがとうございます。幹事社からは以上です。
市長
はい。
司会
次の質問をお受けします。はい、読売新聞さん。
読売新聞 猪原記者
読売新聞の猪原と申します。発表項目で1点お伺いします。先程この受診率がちょっと低迷しているという話がありましたが、これ今回のそのキャンペーンでですね、どれくらいまで伸ばしたいとかいうようなもし数値目標があればお教えいただけますでしょうか。
市長
このキャンペーン自体のKPIというか、数値目標があるわけではなくてですね、とにかく一人でも多くの方にこれをご利用いただいてがん検診をご受診いただくことでこれは健康の意識を持っていただくとですね、また日々の生活も変わってきたり、またそもそも早期発見・早期治療につながることもできますので、こういったところから今、大阪市ではお一人でも多くの方に健康で長生きしてもらうというまちづくりを進めてますから、この検診の受診率を上げていくというのは非常に大事なことだと思っています。キャンペーンで例えば37パーセントを38パーセントにするといった数値目標を置いているわけではございませんが、一人でも多くの方にぜひご利用いただきたいと思います。
読売新聞 猪原記者
ありがとうございます。
市長
はい。
読売新聞 猪原記者
ちょっと話が変わってしまうんですが、万博のことについてお伺いします。
市長
あ、ごめんなさい。僕、申し訳ない、どうぞどうぞ。
健康局 遠山健康づくり推進担当課長
健康局健康づくり推進担当課長の遠山と申します。市長のお言葉にちょっと補足させていただきます。市長がおっしゃっているとおりに、このキャンペーンでどれだけのパーセンテージを上げるかというのは正直ないんですが、大阪市がすこやか大阪21という健康増進計画を定めていまして、令和17年度までの目標としてがん検診の受診率60パーセントということを目標にしております。そこに少しでも早く到達できるようにこのキャンペーンを打っているということでございます。以上でございます。
読売新聞 猪原記者
じゃあ、ちょっとその関連で。この中途で中期的に目標というのは定めておらず、最終的な17年度までしかとりあえずは目標としては定めていないということですか。
健康局 遠山健康づくり推進担当課長
はい、そうです。
読売新聞 猪原記者
分かりました。ありがとうございます。すいません、じゃあ、万博のことについて伺いたいと思います。昨日も万博協会の方で定例会見があったところではあるんですけども、ゴールデンウィークのですね、人手をどういうふうに感じておられるのかというところと、市長ご自身もおそらくプライベートで行かれてたのかとは思うんですが。
市長
はい。何回も行きました。
読売新聞 猪原記者
そこで感じられた率直な感想というか、まずその辺りを伺えますでしょうか。
市長
そうですね。まず2番目の質問の方からなんですけど、僕は連休中も結構仕事で会場も行ったんですけど、帰ってから夜に行ったり、空いてる日に行ったりしたので、ほぼ毎日会場には行きましたね。当日行けるとなったので、当日か前日に行くとなったから自分でもちろん予約したんですけど、パビリオン予約はせずに来場予約だけしました。前日に予約して午前中はやっぱり入れなかったですね。西ゲートも入れなかったので東ゲートから入りました。12時すぐ並んだんですけどすぐ入れましたね。列もそんなになかったんやないかな。5分10分並んだらもう入れました。中では予約なしで入れるパビリオンもたくさんありますのでその辺りを周って食事なんかをして帰りました。一人で行ったパターンと家族で行ったパターンを含めて行きましたが、会場内のイメージですが、なんか少しゴールデンウィーク来場が伸び悩んでいるといった形で報道もいただいているんですが、少なくとも中に入ったイメージとしては非常ににぎわっているなというイメージで、多くの人が笑顔で楽しんでいただけていたというふうに印象に残っています。一方で、パビリオンの予約がやっぱり非常に取りづらいであったりですね、西ゲートの方が午前中が真っ赤っ赤になってたんですけど、果たしてもうキャパシティを超えているのかといった形でちょっと感じるところはありました。もともとの来場の予想というか数値として平均値で約15万人というのを挙げてますので、あれ抜きで、AD証抜きにすると、最大で11万5千人、5月4日だったと思いますが、15万人には届いていない状況かと思います。中での印象は、もちろんガラガラじゃなくて結構むしろ混み合っているなという印象はあったんですが、それでも数字上は目標値というか15万人には届いていない状況なのかなと思います。よりこれ、やっぱり来場者をあと半年というか約5か月ありますので、ここでどう伸ばしていくかというところ、現地で知事とも話しながら、内容については昨日かな、知事の方で会見でおっしゃられてましたが、なかなかパークアンドライドが高いであったりですね、東側ゲートと西ゲート、本当に最適解で入場のオペレーションを組めているのかどうか、シャトルバスの運行状況どうかといったところは改善の可能性が十分あるところかなと思いますので、ここは知事としゃべって、知事の方からも局を通じて協会の方にも話をしてもらっているところかと思います。いろいろ見えてきますし、これから多分課題も出てくると思いますので、そこはしっかり対応していかないといけないと思います。中央線でずっと外、車窓を見ながら行くと、やっぱりコインパーキングなんかは中央線沿線のコインパーキングが割と満車になってまして、あれが平常かというとなかなか平常を全てのコインパーキング、見える範囲の全てのコインパーキング満車で、料金設定も結構独自で皆さん設定されていると思うんですけどね、大体、24時間設定で1,900円とか2,000円とかいうのを僕はよく目にしました。おそらくあれ万博を想定しての値段設定になっているのだろうなと思いますので、そうなると例えば弁天町や周辺まで車で来て2,000円で24時間停めて電車で行くのと、パークアンドライド6,500円と言われると、どっちを選ぶかというのは推して知るべしなわけですので、この辺りの料金の在り方というのは十分ロジックを積み上げたうえで市場の状況なんかを見ながら、また採算が取れるように判断していかないといけないと思うので、この辺りは協会の方でぜひご検討いただきたいと思います。
読売新聞 猪原記者
ちょっと連休ありましたけれども、知事の方で昨日、西ゲートの活用策について3点ほど要望されたということを表明されてますけれども、市長としても同じような認識であるのかというのがまず1点と、加えて何か、ちょっとさっきのお話だと15万人という想定来場者数からすると、やっぱりゴールデンウィークというのは、もうちょっといけたんじゃないかという思いも感じ取れるところではあるんですが、今後の人の増やし方にあたって、何か知事がおっしゃった以外に市長としての何か改善策みたいなところを協会の方に伝えられたりしたっていうことはあったりするんでしょうか。
市長
知事も私もあんまり大切なところは結構、府市一緒に言っているので、基本は知事としゃべった内容を府市の考え方として伝えているところです。なので、昨日知事がしゃべった内容はバックヤードの方で待機時間に改めていろいろしゃべっていた時に出された課題をそのままお伝えした、課題認識としては同じところだと思っています。細かい点と言いますか、例えば午前中真っ赤っ赤な入場の状況を見て、パビリオンも予約できないともう行く意味ないんじゃないかってなってしまって行かないとかですね、全然食事も食べれないんじゃないかと思って行かないとか、そうならないように気軽にお越しいただいて気軽に楽しめるというところをもっとアピールしていっていいんじゃないかなというのは思っています。なんか、先程も言ったように僕は予約なしで半日ですかね、周りましたけど、パビリオン自体も非常にたくさん周れましたし、予約なしのパビリオンね、コモンズ館も渡航禁止になっているような、渡航禁止というか要注意エリアになっているような国もブースはのぞけるわけで、現地の売られている商品とかですね、文化に触れることもできるわけですから、万博会場を楽しむとしてはパビリオン予約がなしでも、また12時から入場でも、かなり楽しんでいただけるところかと思います。もうひとつ加えるとすると、夜の万博をですね、今後夏場にかけて、多分より日中なんかはちょっと行くのをためらう方も増えてくると思うので、夏場、夢洲は風も結構あるからすごい気持ちいいと思いますね。夜の万博の楽しみなんかも含めてPRしながら、決して東ゲートが午前中真っ赤っ赤でパビリオン予約が取れない、だからやめようじゃなくて、いろんな楽しみ方を合わせて発信できるようにしていきたいと思います。
読売新聞 猪原記者
ちょっとまた話がひとつ変わってしまうんですけども、先日、西成区の方の千本小学校の方に車が突っ込んだという事件がありましたけれども、おそらく今日で一週間経つと思いますが、あの事件以降ですね、市教委、市の方で何か新たに対応されたところはあるのか、っていうところをまずちょっと確認させてください。
市長
はい、まず当日はですね、大変な状況だって、現地も本当にそこに通られていた地域の方含めて、お力もいただいて、大きな怪我等ですね、心の傷を負った児童たちがいるので、本当に腹立たしく思いますね。当日は市の消防なんかも駆けつけて対応にあたってですね、不幸中の幸いと言いますか、命に別状はないというのは確認はできたところですが、二度とこういったことは起きてほしくないと思います。いわゆる通学路の安全確保については、私の方からも検討指示と言いますか、課題認識をお伝えしてますので、もちろん教育委員会としては過去にもこういった事例というのは全国であったので、通学路の安全確保というのは定期的に進めてはいるところではありますが、より必要な対策というところはやっていかないといけないと思っています。併せて、これ事故だけじゃなくて今回のやっぱり事件ですので、今日も立川市かな、どこか東京で侵入がありましたけど、とにかく児童や子どもをねらうというのは最も卑劣で絶対に許してはいけない事態だと思いますよ。だからこそ行政や関わる者たちがしっかり守っていくというのが大事だと思いますから、通学路の安全確保や学校施設の安全確保というところを更なる強化というところを指示しているところです。教育委員会の方でも、学校の方にスクールカウンセラーと指導主事を追加で2名ずつ配置いただいてまして、やっぱり相談に来られる児童や関係者の方もいらっしゃるということで、引き続き5月の9日までやったかな、追加でスクールカウンセラーを引き続き、5月9日までは多分1名になると思いますが、派遣する予定です。そのあとについては学校側の様子を見ながら判断していきたいと思います。
読売新聞 猪原記者
ありがとうございます。
市長
はい。
司会
次の質問をお受けします。共同通信さん。
共同通信 仲野記者
すみません、共同通信の仲野です。先程の万博の話題に少し戻るんですけれども、混雑状況について、先程、真っ赤っ赤な状況であるけれども、実際の会場のキャパシティというか収容能力とはちょっとかい離があるんじゃないかって、それは昨日知事もおっしゃっていたんですけれども、協会としてのこの発信の在り方ということころで、逆にすいているというところで入ってみてやっぱり実際は結構並んだよね、っていうところ、満足度合にも関わってくるようなことにもなるのかなと思うんですけど、あるべきなんて言うんでしょう、発信の仕方というところについては、現状どのようにお考えでしょうか。
市長
まずゲートの問題は、これはなかなか外の人というか僕らも含めてどれくらいのキャパシティがあって、人員配置をどうできてどれくらいのめるっていうのを直ちに全ての数字を知っているわけではないんですが、西側ゲートの方はいろんな課題があって完全なキャパシティよりは少し抑えられているというのはちょっと側聞をしているところです。ですので、東と西、東は結構やっぱり9時や10時台は結構かなり並びますから、東ゲートと西ゲートの在り方ですよね、東からもしかしたらちょっと移動していただいて西から入っていただくのか、東と西の最適解を見ながら入場者数をバッファーというか、全体のソースを決めていくべきなのかなというのは思います。情報発信についてはこれやっぱりちょっと課題がたくさんあると思ってまして、なんか誰かを責めるというよりは非常に難しいなと思っているのは、例えば内閣府がやっていただいた漫画のクールジャパンのイベントなんかは非常に実は関心を強く持たれている方が多かったんですが、4日間ぐらいで終わってしまいまして、終わった後にすごくたくさんのメッセージをいただいて、「なんで言ってくれないんだ」と、「ちょっと発信がうまくないんじゃないか」みたいな話をやっぱり非常にSNSでも指摘を受けましたしよく見ました。これやっぱり基本イベントやパビリオンというのは事業主体が発信していくということになるので、私も会場内のどこで何をしているかというのを正直言うと今日じゃあどの会場で何をしているかというのを把握できているわけではないんですよ。これを全体を把握しながら発信している人というのはやっぱりちょっといなくて、それぞれの事業主体がやっぱりしっかり発信して、こういう日にこういうイベントがありますよと、多分大阪やと大阪ウィークが始まるから歌や祭りやそういうのがあるからぜひ来てくださいというのをより積極的に発信することで、それに関心ある方が来てくれると思います。この情報の届け方ですよね。質問のお答えは2つあって、1つはゲートの最適解を見つけること、もう1つはイベントやパビリオンの魅力の発信の在り方、これはもっと届けるようにしていかないと、そんな知ってたら行ってたのにっていう人が非常に多いっていう状況は何とかしていかないといけないなと思います。
共同通信 仲野記者
今のに関連してなんですけれども、例えば明日の万博の情報なんかにしても、府市の方で広報が発表されているのと、協会さんの方で発表されているので少し分かれていたりですね、あとはアプリ、公式アプリなんかもかなり10以上できてて、来場客の方に聞いても、何を見たらいいのか分からないっていう声はやはり少なからず聞こえてくるんですが、先程の改善点のひとつとして、情報発信の在り方っていうのもあるのかなと思ったんですけど、改めてその辺りどのように考えますか。
市長
いわゆるすごく広い会場でたくさんの主体がそれぞれで運営しているというのはこれ万博でして、各パビリオンもあって各国の予算で各国の人をつけてやっているので、それぞれの主体がそれぞれの思いを持ってやっているのが万博です。これが僕は万博のいいところだと思ってまして、例えば大阪や関西や日本側がオーダーを出してそのとおりにみんながやるというものじゃなくて、それぞれの事業主体がやっていくっていうのが万博のいいところなんですけど、これがだからひとつ難しいのが、じゃあどこを見て全体イメージをしたらいいんやっていうのが、逆に言うと来場者が分かりづらかったり、見えにくかったりするので、SNSで話題になると一気に広まるんですよ、イタリアの展示物とかって。あれも半年間とか結構長くやってくれるので広まって人気になると思うんですけど、例えば1週間とか4・5日のイベントや催事が、なかなかめちゃくちゃ良いものなのに広がらないっていうのは、なんかもっと分かりやすくどっかを見たらそれが分かるとかですね、その改善はこの残りの5か月でやっていかないといけないと思います。なかなか解が難しいとは思うんですが、これ発信強化と来場者にもう少し、来場者目線に立った発信の在り方っていうところは考えていくべきなのかなと思います。
共同通信 仲野記者
ありがとうございます。最後にゴールデンウィーク期間中ですね、来場の方のお話を聞いてますと、海外の方はもちろんなんですが、やはり大型連休ということもあって、国内の方、特に遠方から来る方が多かったように思います。お話を聞いていると、一度は来てみようと思って来られた方っていうのがかなり多くてですね、ただ一方で、今後、先程あった15万人というところを達成するとなるとですね、今後はやはりリピーターというか、もう一度、2回3回と来られるような方をどんどん増やしていくことが必要かと思うんですが、そういう遠方から来られた方はちょっと距離的なものもあったりですね、ちょっと次来るかどうかちょっと分からないなというようなこともあったと思います。今後、夏休み等が近づくにつれてそういったリピーターの方を増やしていくっていうのがひとつ課題となると思うんですが、その辺り市長としては対策というか、そういった方々を増やしていくには何が必要というふうに考えているか、その辺りをお伺いできますでしょうか。
市長
大きな方向性としては多分非常にシンプルで、魅力を上げて課題を減らすというのは、これ当然ですが一番シンプルなところかと思っています。魅力を上げて課題を減らすと、ストレスが減って魅力が増えて何回も来てくれると思うので、この辺り、先程来、出ている課題の部分の対策というのは当然進めていきます。もうひとつが魅力の部分は先程申し上げたような発信強化であったり、もうひとつは次暑い季節に向けては僕はやっぱり夜が結構ポイントになるかなと思っていて、夜だとライトアップもきれいですし夕日もきれいですし、昼間よりもちろん暑くなくて風が通って涼しいですし、ちょっとお酒なんか飲みながら盆踊りイベントなんかもありますから、こういった参加型でまた全く違う景色を夜は見ることができますので、この辺りをしっかりご利用いただけるように発信していくということが大事かと思います。春に日中に来て夏に夜間券でちょっとお値段お得に入っていただいて、やっぱり閉幕期にもう一回行こうと思ってもらえる、こういったリピーター戦略というのは非常に重要なところかと思うので、いろんな魅力のところを引き続き発信していきたいと思います。
共同通信 仲野記者
ありがとうございます。
司会
次の質問をお受けします。日本経済新聞さん。
日本経済新聞 加藤記者
日本経済新聞の加藤と申します。先週、リングの在り方に関する検討会議が開かれて、吉村知事の方から南側の600メートルに関して、今のそのままの形で残したいというお考えの表明がありましたけど、これに関して市長としてはどういうお考えをお持ちなのかお伺いできればと思います。
市長
会議でも申し上げたところですが、これ、アンケートを取られているんです。それは会議の方でも、あれ発表もあったのかな、公開もされているかもしれないんですが、来場者アンケートで一番印象に残っているのはリングとお答えいただいた方がかなりいらっしゃいます。多分こういう議論を全然しなくても間違いなく閉幕近づいてくると、リングをどうするんだ、残すべきなんじゃないかという声は自ずと高まってくると思います。その時に何も議論していませんというのでは非常に無責任だと思うので、これリングに関しては万博のレガシーですから、あのリングは大阪市だけがお金払って作ったわけじゃなくて、多くの人たちの出資や思いが詰まってあのリングができています。だからこそ万博としてリングをどうするかということの結論を見出すべきだと思います。それは遅かれ早かれそういう議論と答えが必ず求められますよね。なので多くの人の思いと考えのもとでリングの在り方を決めて、そしてビジョンを決めて、会議の中ではリングを残すのであればどういったイメージでリングの周りがどうなるのかとかですね、どういったイメージでこれを進めていくのかというところをより協議すべしというご意見もありましたから、この辺りのイメージをみんなで共有しながら残せる手法があるのか、そしてその時はどういった大義や考えで残すのか、この辺りを多くの人に納得いただける形で結論付けて議論を進めていくべきだと思います。
日本経済新聞 加藤記者
関連してなんですけれども、残し方を決める時に誰がお金を負担するのかっていう問題もひとつ大きな論点になるのかなって思うんですけれども、皆さんの出資で作られているから、みんな均等に出し合ってとか、予備費で残すべきなのかとか、市に戻されるので市が負担するのかとか、そこら辺の財源の負担の在り方に関する考え方についてお伺いできればと思います。
市長
これはやっぱり多くの関係者にとって1円もかからず残せるんやったら残したらと思う人もそれは多いでしょうし、一方でどれぐらいの負担があってどういうイメージで残すのかっていうのを見えないとなかなか皆さん議論にならないと思うので、まずはどういうイメージで残すのか、どれぐらいの円長をどういうイメージで残したときにまたどういった負担が起きるのかっていうのをしっかり議論して、イメージを共有したうえで関係者がそれで行くなら残せるんじゃないかというふうに良となったときに僕は残っていくものだと思います。これは繰り返しになりますが、やっぱりあれは今回の万博のひとつ大きなシンボルです。それはおそらく来場された方がみんなそう感じてますし、世界最大の木造建築物としてその存在感をみんな納得しているところなので、この万博のレガシーとしてあれをどう取り扱っていくのか、残置するのか、リユースするのか、それを全員の負担といいますか、全員の考えのもとで残していく、これがやっぱり一番大事なことなんじゃないですかね。それがないと、なかなか納得得られないと思いますね。皆さんで、それなら残そうという思いで、全員でそっちに向かっていく、この合意形成が非常に重要だと思います。
司会
次の質問をお受けします。時事通信さん。
時事通信 坪倉記者
はい、時事通信の坪倉です。よろしくお願いします。
市長
お願いします。
時事通信 坪倉記者
2点質問ございます。1点目、ちょっと話題戻りまして、がん検診キャンペーンのことなんですけれども、乳がん検診にかかる自己負担金1,500円を無料化する件について、41歳から59歳の女性が対象というふうになっております。この対象年齢はどういう経緯で、例えば乳がんになりやすいとか、何かそういった理由があるのか、どういう経緯で決められたのかという点についてお伺いいたしします。
市長
まず乳がんについては全国的にですね、ほかのがんと異なって40代50代のり患率が高いと、加えて過去に比べてその年代のり患率が上昇傾向にある。ただ乳がんは早期発見・早期治療によって治る確率がほかのがんに比べて高いというエビデンスも示されているところです。そして国民健康保険に加入されている方の受診率は他の健康保険加入者に比べて低い傾向にあるということです。こういった状況を踏まえまして40歳の女性に加えて41歳から59歳までの女性を対象に行っているというところです。ちょっと待ってくださいね、乳がん検診はあれですね、以前から20歳の方に子宮頸がん、40歳の方に乳がんの検診無料クーポン券を送付していると、20歳になったら子宮頸がん、40歳になったら乳がんの無料クーポンが渡っています。これに加えてこれということですね。
時事通信 坪倉記者
ありがとうございますもう1点、万博についてです。万博のマップについてお伺いします。以前、市長はですね、テストランが終わった後にも全体が分かるようなマップが必要という話をされていました。出口が分かるような、自分のいる場所が分かるようなマップが必要というお話だったんですけれども、現在、市長は紙のマップなのかデジタルのマップなのか、どういうマップを使われて、万博の会場内でご自身の居場所というのを確認されているのか、というのをお伺いいたします。
市長
私、私はね、携帯なんですね。デジタルマップで、ダウンロードしましてファイルに入っているので常にそれは見ています。でも僕はもう何度も会場に行ってるし、ずっとマップ見てきたので、多分ほかの人よりは分かると思います。なのであんまり自分目線で考えちゃいけないなと思ってて、何も情報を知らない他府県の方が来て入り口入って、例えばちょっとしんどいなとかトイレ行きたいなとか、携帯電源切れそうやんとかね、たくさんトラブルあるわけですよ。その時にスムーズにトラブルが回避できるというか、そういう思いやりがあるような情報発信というのがやっぱりできたらベストかと思っています。今のマップもあれですよ、いろんな情報が入っているんですけど、一方でなんかSNSでは一般の方が作ってくれたやつですかね、パビリオンに今、番号を振ってるんですよ。例えば、日本館やったらここやからここにあるっていうのを目を移動させるんですけど、パビリオンのとこに何パビリオンって書いてくれてるマップがSNS上で結構あって、それが割と重宝されてたりするんです。でもあのマップのすべての情報をあの中に文字で書き込むとやっぱりちょっと逆に見にくくなってしまいます。一般の方はどのパビリオンがあるかだけを書き込んでくれている、トイレとかも書き込んでたかな、非常に分かりやすくなってまして、なので今の協会が出しているマップはクールダウン室とかトイレとかいろんな情報を入れないといけないから、ちょっと知らない人にとってはちょっと見にくいんじゃないかなというのは心配はしています。今、私が何を見ているかと言われると、協会が出しているマップを携帯にダウンロードして見ています。だけど、これから初めて来られる方や全然情報がないまま来られる方にとって、よりトラブル時なんかにも分かりやすいようなマップがあればなというのは思います。
時事通信 坪倉記者
ありがとうございます。
市長
はい。
司会
質問をお受けします。他に質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。それでは終了いたします。
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