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ごみ収集車の事故について

2025年7月1日

ページ番号:654995

市民の声

 環境局環境事業センターにおいて、ごみ収集作業中に車両を一時停車させていた際、運転手がパーキングブレーキをかけずに車両を離れた結果、車両が後方に動き出し、近隣民家の壁に衝突するという事故が発生しました。この事故で民家の壁は損傷しましたが、より重大なのは、その進路上に児童がいたという事実です。もしもその壁が車両の暴走を止めなければ、その児童の命が失われていた可能性があります。一歩間違えれば、取り返しのつかない大惨事となっていたのです。
 しかしながら、環境局はこの重大な事案を公にせず、事故報告書においても運転手の「軽微な過失」として処理しています。また、危険にさらされた児童の保護者に対しても、何の説明も謝罪も行っていないと聞きます。
 公務員による業務中の重大な過失は、たとえ人命に直接の被害がなかったとしても、その危険性と影響を重く受け止めるべきです。今回のケースは、明らかに運転手の基本的な安全確認の怠慢によるものであり、単なる「ヒューマンエラー」として片付けられるべきものではありません。
1  本事故に関する事実の詳細な公表と説明
2  被害を受けた民家と、危険にさらされた児童とその保護者への正式な謝罪
3  当該運転手に対する適切な処分と、二度と運転業務に従事させない措置
4  環境局職員全体への再発防止教育と、安全管理体制の強化

市の考え方

1 お申出の事故は本市として重大事故と認識しており、局内では事故の内容を共有し、当該運転手に対しては猛省させるとともに、事故の原因分析を行い、再発防止に努めているところです。一方で、外部への公表については「事件・事故における報道発表基準」に基づき、事案ごとに本市に重過失または重大な法令違反があるか否かや、被害状況等を総合的に鑑みて判断することとなっており、本件事故については公表を行わないこととしました。
2 本件事故が発生した際、当該職員は、その場で被害を受けた民家にお住まいの方、及び児童とその保護者の方へ謝罪いたしました。また、当該職員の管理監督者等も、本件事故発生日当日に被害を受けた民家にお住まいの方、及び児童の保護者の方へ改めて謝罪するとともに、今後も誠意をもって対応させていただく旨の説明をいたしました。
3 本件事故については、本市にとって非常に深刻な事案として重く受け止めており、当該職員に対しては、地方公務員法及び大阪市職員基本条例に基づき、適切に対処してまいります。また当該職員は、本件事故の発生日に、環境局運転登録制度の運用等に関する要綱に基づき、運転登録職員から除外となり運転業務に従事させていません。また、本市としては本件事故を重大事故と位置付けており、当該職員の今後の運転業務への復帰については慎重に検討してまいります。
4 収集輸送業務に携わる環境局職員全体に、これまでも「映像による研修」、「外部機関による安全運転研修」、また「管理監督者向けの安全運転研修」を実施してきましたが、本件事故を発生させてしまいました。改めて「無人発進事故」が発生した原因を究明し、対策を講じる研修映像を作成して迅速に再発防止に努めます。また、本件事故が発生した要因としては、安全管理の徹底がなされていなかったことであると痛感しております。再発防止に向けて環境局全職員の心に響くよう研修内容の見直しや組織全体での安全管理の強化に取り組み、職員一人ひとりが安全の重要性を再確認できるよう努めてまいります。
 今後とも、職員一人ひとりが市民のみなさまへの誠意ある対応を心がけ、安全運転・安全作業を徹底してまいります。

担当部署(電話番号)

環境局 事業部 事業管理課(事業管理)
(電話番号:06-6630-3225)

対応の種別

説明

受付日

2025年5月13日

回答日

2025年5月28日

公表日

2025年7月1日

注意事項

市民の声の公表についての考え方は、本市ホームページ「『市民の声の見える化』について」をご参照ください。

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