令和7年6月27日 大阪市長会見全文
2025年6月26日
ページ番号:656604
司会
それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いいたします。
市長
はい。よろしくお願いします。
こどもたちに万博夏パスをプレゼント!<申請、お忘れではないですか?>
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まずですね、子どもたちの万博夏パスプレゼントについてご説明をしたいと思います。子どもたちへ万博の夏パスプレゼントについてですが、改めてお知らせをしたいと思います。大阪市では子どもたちが万博に、未来社会の先進的な技術やサービス等を体験できるように、夏休み期間中に万博会場に何度でも入場できる夏パスのプレゼントをしております。夏パスのまず概要ですが、子どもたちが夏休み期間中ですね、7月19日の土曜日から8月31日の日曜日まで、万博会場に何度でも入場できるチケットをお渡しします。対象者は申請日に大阪市内に居住する令和7年4月1日時点で満4歳から17歳の子ども、およそ27.7万人になります。申請の受付期限ですが、特設のWebサイトでの申請が8月20日の水曜日までとなっております。なお、郵送での申請の場合は8月18日の月曜日まで消印有効でございます。この期限がありますのでご留意いただきたいと思います。交付枚数ですが、今のところ6.5万枚と、6月11日時点で6.5万枚となっております。未申請の方には、この申請勧奨はがきを送付しておりますので、この機会にぜひご申請いただきたいと思います。子どもたちにはぜひこのプレゼントの夏パスを受け取ってもらって、未来社会の先進的な技術や世界各国の文化に触れていっていただきたいと思いますし、万博会場をぜひ楽しんでいただきたいと思いますので、皆様忘れずにご申請ください。よろしくお願いします。
未来の消防活動の展示 大阪関西万博 大阪ウィーク ~夏~
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続きまして、ちょっとイベントのご案内ですが、万博で開催される大阪ウィーク~夏~に出展する大阪市のイベントのひとつであります、未来の消防活動の展示についてお知らせをいたします。このイベントは、未来社会における最適な消防活動の実現に向けた取組をご紹介するものでございます。未来の消防車両や資器材の展示をはじめ、熱中症予防などの啓発イベント、また舞台作品「新猿楽」の上演を実施いたします。イベントの日時ですが、令和7年7月25日の金曜日です。10時から8時半まで、夜の20時30分までとなります。場所は大阪のヘルケア、ヘルスケアパビリオンのリボーンステージとなっております。展示内容ですが、これがEV指揮車でして、株式会社モリタホールディングスと共同開発した協賛車両で、電気自動車をベースとするDXを導入して、災害活動をより安全、確実、迅速に実施できるよう消火・救助活動とその活動を指揮・支援するための資器材を搭載しております。また建物構造を3Dで表示したり、逃げ遅れた方の位置を把握することが可能となっている最新の機材でございます。DX指揮卓は災害対応の対象建物を3D化したデータを表示します、ここで。隊員情報、活動位置や隊員のバイタルですね、活動履歴などを表示・管理することができます。なお、自走性能があります。自分で走る、と。自走性能もあります。DX隊員装具、内蔵されたカメラで災害現場映像をリアルにDX指揮卓へ送信できます。DX指揮卓から逃げ遅れた方の位置までのルート案内が示されるなど、活動の補助で使用ができます。探索ロボ。遠隔操作で情報収集を行って、逃げ遅れた方を探索できます。階段の昇降、内蔵カメラでの映像送信ができます。数種類のガスセンサーを付加しております。こういったものがヘルケアのリボーンステージで展示予定でございまして、この会場ではないんですが、西ゲート付近にですね、こちら水槽付きのEVポンプ車も展示する予定でございます。併せまして啓発イベントですが、熱中症予防など予防救急の普及啓発や火災予防の普及啓発のため、あべの防災センターのマスコットである、これかな、「たすけるくん」。「たすけるくん」と消防職員による火災原因紹介や、VRを活用した火災現場での避難体験及び地震体験を行うほか、ライブ映像119の紹介も行います。こちらが舞台作品「新猿楽」の上映です。災害に真摯に向き合う消防士の本質を描く舞台作品でして、伝統芸能猿楽が進化した新たな芸能形式で、火と水を象徴し、自然と人間を調停するものとなっております。夏休み中の開催となりますので、先程申し上げました夏パスを利用いただくなど子どもたちをはじめ多くの方にご参加いただきたいと思います。未来の消防活動を肌で感じていただいて、火災予防や予防救急に対する意識を高めていただきたいと思います。私からは以上です。
質疑応答
司会
それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ、質問をお願いします。質問については市政関連のみでお願いします。それでは、幹事社の関西テレビさん、お願いします。
関西テレビ 沖田記者
関西テレビの沖田と申します。夏パスについて、子どもたちが万博を訪れる機会をどのように夏休み中の学びに活かしてほしいか、お願いします。
市長
はい、万博ではですね、本当に多くの国と地域の皆さんが参加いただいてまして、そしてそれぞれの国の文化、技術、生活様式を学ぶ大変貴重な機会となっています。パビリオンの展示やスタッフの皆さんとの交流なんかを通じましてですね、異文化を理解して、外国の文化に直接触れていただくとともに、最新の科学技術や革新的な製品、アートやデザインなど、日常ではなかなか目にすることができないものを、この夏休み期間中に夏パスを利用して、またたくさん肌で感じていただいて、創造力を育んでほしいと思います。万博では学校生活ではなかなか経験できない特別な学びの機会で、単に思い出として残るだけではなくて、今胸に抱いている、そしてこれから抱く夢や希望の実現に必ずつながっていくと思います。特別な体験から自らの可能性を果敢に追及して、なれる自分ではなくて、なりたい自分になってほしいというふうに願っております。
関西テレビ 沖田記者
ありがとうございます。あと消防に関する展示について、万博のヘルスケアパビリオンでこの展示を行うことの意義と、改めて市民にどのようなことを知ってほしいのかをよろしくお願いします。
市長
はい、このイベント会場でありますヘルスケアパビリオンをですね、この地元大阪が出展参加しているパビリオンです。いのちや健康、近未来の暮らしを感じていただける展示を大阪ヘルスケアパビリオンでは行っております。今回の未来の消防活動の展示は、いのち輝く未来社会の実現に向けて、デジタル技術を活用した未来の消防車両や消防隊員の装備品などを実際に見てですね、触れていただくことができるものですので、未来の生活、いのち、輝く未来社会というのを感じていただくには最適なステージだと考えております。多くの皆さんに未来の消防の体験を通じて、いのちの尊さを感じて新たな発見にしていただきたいと思いますし、そのうえでですね、それぞれ毎日の暮らしにおいて、改めて火の用心や熱中症などを含めた予防救急の行動につなげていただきたいと思っております。
関西テレビ 沖田記者
ありがとうございます。発表項目以外での質問になるんですが、泉佐野市の方で赤ちゃんポストの設置が来年度の運用をめざして始まるということで、これについての受け止めと、大阪市でもこういったことを将来的に検討していく可能性があるのか、お願いします。
市長
各自治体ですね、こういういわゆる生まれたときにやっぱり育てられないというそういうリスクを避けるために、今、果敢に挑戦されているところかと思います、泉佐野市の方で。いろいろ乗り越えないといけない壁があるというのは報道でもなされているところですが、議会の方でも一定予算等は通っておられるようですし、着実に進められていくことをぜひ願っております。大阪市の方も赤ちゃんポストについては今検討している段階にはありませんが、ただ0歳児から児童虐待対応というのは進めてますので、それに向けてこども家庭センターは増設してですね、順次増設しながら、また保護した子どもたちがスムーズに生活できるように、ユニット化を進めたり、自立できるようにいろんなプログラムを展開しているところです。この辺りの強化は力を入れているところなので、いろんな自治体がいろんな手法を持ってですね、子どもたちがより暮らしやすい社会にめざしていくという意味では、泉佐野市さんのチャレンジというのは素晴らしいと思いますし、大阪市は赤ちゃんポストは検討していませんが、この0歳児含む児童虐待への対応というところには引き続き全力で取り組んでいきたいと思います。
関西テレビ 沖田記者
大阪市での設置はなかなかまだ検討されていないということなんですが、やはり政令市で、特に人口の多い大阪市でやるとなると、やはり課題、どういったところに課題だったりとか実現が難しい点があるとお考えでしょうか。
市長
いずれの自治体、泉佐野市さんも大変課題はあると思いますし、これは今、果敢にチャレンジされているところだと思います。法上の壁なんかもいろいろあると思いますので、これは自治体がこれを設置するとなると当然その辺を乗り越えないといけない壁がたくさんあると思いますが、いろんなやり方で各自治体がその自治体の実情に合った対応を進めていくべきかなと思います。なので、大阪市でもですね、引き続きセンターの増強もそうですし、保護した児童が過ごしやすい環境を作っていくこと、そしてその受け皿であるセンターや一時保護所等の拡充というか組織拡充、この辺りは力を入れていかないといけないと思うので、今年度から予算をつけてその辺りは取り組んでいるところです。いろんなやり方をもって自治体が今やらないといけない課題っていうのを進めていきたいと思います。今時点で大阪市は赤ちゃんポストというのは検討している段階にはありませんが、大阪市の方でも重大な児童虐待ゼロというのは引き続きめざしていきますし、とにかくそういうしんどい子どもたちが一人でも減るように、これはもうしばらくずっと私の前の市長らからずっと続けている取組ですけど、ここは全力で引き続き進めていきたいと思います。
関西テレビ 沖田記者
ありがとうございます。
市長
はい。
司会
次の質問をお受けします。はい、毎日放送さん。
毎日放送 綱田記者
毎日放送の綱田です。大阪関西万博に関連した質問なんですけど、入場料を巡って80歳以上無料といった誤った情報がインターネット上に広がっているという一部報道がありまして、これに関する何か注意喚起などありましたらお願いします。
市長
80歳以上無料、いや、チケットは販売されているとおりでございますので、どうかチケットの方をですね、もう一回ご覧いただいてご確認いただきたいと思います。このチケット、その話に限らずいろいろ情報がやっぱりばっと拡散されると、なかなか正しい情報を伝えるというのは、本当にこのSNSの時代は、特に本当に難しいなというところは思うんですが、特に万博はいろいろ情報が多岐にわたりますので、ご来場いただく方はどうかホームページ等をチェックしていただいて、サービスを確認いただいたうえで、来場予約をしてご来場いただきたいと思います。今時点で80歳以上無料という取組はいたしておりませんのでご留意いただければと思います。
司会
次の質問をお受けします。毎日新聞さん。
毎日新聞 鈴木記者
毎日新聞の鈴木です。万博の大屋根リングの保存に関してなんですけれども、先日、知事が3期のリングの扱いについて準用工作物が現実的だというような発言をされていたと思うんですけれども、その点、市長のお考えはいかがでしょうか。
市長
準用工作物として物見塔等で残すというのは、むしろその手法を検討するためにいろいろ事務方と協議を重ねてきたところなので、非常に画期的な選択肢だなと思います。一番は次、2期の事業者ですね、選んでもらう必要があるので、まずは2期の事業者が最適だと思う手法を選んでほしいと思います。これまではコストがかかるというのが結構大きな課題としてそのまま残置することは叶いませんというのが事業者の意見なので、じゃあ、比較的コストがかからない方法として編み出されたのが今の物見塔としての活用ですので、これまでの議論の流れからいうと最も有効になると考えられるのは物見塔ということになると思います、事業者が選んでもらう場合。なので2期の事業者がこの選択肢を示したうえで、そのまま残置という案が出てくることを強く期待したいと思います。
毎日新聞 鈴木記者
3期の方はどう扱うのが望ましいとお考えありますか。
市長
そうですね、2期の議論を経たあとになると思いますので、あと活用の手法にもよると思うんですが、その物見塔とした場合はもちろん一定の制約があります。物見塔ですから上に登って物を見るという構造物であるので、下の利用というのは叶わないというのが法の立て付けです。物見塔に登るための通行までは制約するものではないとは思うんですが、その利用は叶わない。一方で建築基準法に則った構造物にしたら利用することも可能になるわけです。道路構造物としたらちょっとかなり改修の、いろいろ改修の必要が出てくるので、道路構造物というのがちょっと一番選択肢としては難しいかなと思うんですが、下をカフェテラス等で利用するのであれば、建築基準法の三十八条になるのかな、に則った構造、いやもう下の利用はよくて通行だけでいい、物見塔でいいというのであれば、お示しした表でいうと2番目になるんですが、準用工作物としての使用ということになると思います。なので2期が駄目だった場合、3期をどう活かすかというビジョンに則って決められるのかなと思います。1番と2番どっちにするか、要は下の利用をどうするかというところに関わるのかなと思います。
毎日新聞 鈴木記者
ありがとうございます。
市長
はい。
司会
次の質問をお受けします。はい、朝日新聞さん。
朝日新聞 菅原記者
朝日新聞の菅原と申します。
市長
はい。
朝日新聞 菅原記者
関連して、今の大屋根リングのところについてお伺いします。2期の部分については、検討会の中の議論で、ブリーフで紹介されたんですけれども、民間事業者に完全にお任せするのではなくて、本来の土地所有者である市がもっと主体性を発揮するべきだというふうな意見があったというふうに伺っています。民間の開発によるものという計画で、これ進んでいると思うんですが、こういった意見を受けて、市として例えばもっとこんなふうなコミットができるだとか、現時点でのお考えなどがあればお伺いできますでしょうか。
市長
まずちょっと非公開になっている部分の議事については言及は叶わないので、そのご質問がもし私にあった場合はという仮定ですね。もし2期で大阪市が引き取る、要はそのもの自体や周辺土地も含めて大阪市の土地になると思うんですが、今進められている2期の公募手続き、これは何も好き勝手鉛筆なめなめ進めているのではなくて、随時ですね、ビジョンを取って、また議会等の議論も経て、また経済界のご意見もいただきながら、今2案が出てきている状況です。ですので、その大前提は2期の事業用地はそのまま活用するという案で今進められています。これを一部、急きょですね、一部やっぱり大阪市が引き取りますという議論は、これまで積み重ねられてきた議論とは少し変わってしまいますので、なかなか軽々しくですね、私はここでそれいいですね、やりますということを言うことは叶いません。これまで積み上げられてきた議論のベクトルでいくとですね、引き続き事業者の方でそのアイデアの中でですね、そのまま保存するという案をお示しいただくというところをめざす、これがここまで皆さんと進めてきた議論だと思いますので、まずはこれに則ってしっかり進めていきたいと思います。一方で、これは万博のレガシーとなるものです。万博というのは大阪市だけが費用を出してやっているわけでは当然なくて、国、大阪府、そして大阪市、そして経済界、多くの人の思いや多くの人の寄付もたくさんのパビリオンやいろんなものに入っています。その結晶がやっぱり万博のレガシーとなるものなので、この在り方は関わった関係者でやっぱり最後まで可能性を議論していくというのがいずれにせよ重要なスキームだと思っています。これを一足飛びに、それなんかええ感じやから大阪市が聞き取るわとなるとですね、その判断が正しかったのかといういわゆる我々の判断の適正性を問われることになりかねません。なので、まずは関係者が最後までかんかんがくがく議論する、このプロセスの中でやっぱり土地所有者は大阪市やから大阪市がちゃんとやるべきだというご意見が出るのは、これはやっぱりごもっともなところもあると思います。だけど軽々しくそれはなかなか判断はできませんので、関係者でまずはかんかんがくがく議論する、その議論の果てに選択肢を示して最後は全員で決断して、このプロセスがいずれにせよ重要かと思います。今は、事業用地は民間活用、民間のアイデアを出すために様々な方策を考えたうえで、先程ご質問のあった準用工作物としての選択肢を示した、今の議論のプロセスはここにあると思っています。
司会
次の質問をお受けします。木下さん。
フリーライター 木下記者
フリーの木下です。よろしくお願いします。
市長
はい、お願いします。
フリーライター 木下記者
夏パスにも関連してなんですけれども、府の方でも子どもの無料招待事業っていうのかな、夏休みに向けてやられるってことなんですが、懸念されるのが熱中症というところだと思います。それで今のですね、前もちょっと聞いたかもしれませんが、医療救護体制でですね、ちょっと厳しいんじゃないかっていうことがあって、なんか看護師数を増やす検討はされているということを協会の方から聞いておりますけど、あと医師数とかですね、ベット数とか提携病院とか医療救護体制自体を強化していってほしいとかですね、そういったお考えとか提案とかあったりするんでしょうか。
市長
熱中症はやっぱり当然、万博開幕前からずっと議論は重ねてきたところです。木下さんもよくご質問もいただきます熱中症以外にも震災やですね、あとは、台風や雨や雷のときなんかも、当然基準を設けてリングの上に登らない措置であったりですね、熱中症については水やリング下や、あとミスト、いろんな方法で熱中症にならないような措置というのは協会の方も頑張って取ってきているところです。併せて救護体制ですけど、当然、救護状況のひっ迫状況を見ながらこれは考えられていくべきものだと思うので、一定看護師さんですかね、等の体制は強化するというところもあるかもしれませんし、今後状況を見ながら体制強化が必要なのであれば都度それは行われていくものと思っています。今時点で直ちに、例えば医師を増やしてほしいというのを、私から伝えているということはありませんけど、引き続き熱中症対策についてはしっかりやってくださいねというところは都度、協会とはコミュニケーションを取るようにしておきます。あ、あれ行ったんですよ、木下さんに言ってもらってたから。救護所、見に行きましてね、その時一人、ご高齢の方やったかな、来られまして、それはやっぱりスタッフさんに連れて来られてはりました。マップ見てなかなかそれは一発で救護所って見つけるのはしんどいかもしれませんし、歩いてて救護所って看板が出てるわけでもないというご指摘なんですけど、やっぱり会場内に非常にたくさんスタッフさんがいらっしゃって、少し具合が悪くなった場合は、フォローに入っていただける体制は僕は比較的あるのかなと。実際、僕がいる時に来られた方もスタッフさんに連れてこられて、ご自身で歩かれてきてましたけどね。救護所の中も私が見た時はあれ2週間前ぐらいかな、何かバタバタしてるという状況ではなくて、比較的体制としてはキャッチできているのかなというのは少なくとも私は感じたところです。とはいえ、万が一でもひっ迫することがあれば、体制強化できるようにというところは私もそこは注意深く確認しておきたいと思います。
フリーライター 木下記者
多分現時点では、一定回ってるんだと思うんですけれども、一部ではですね、まだ熱中症というところではなくて、その子どもたちのバス酔いですよね、そっち側が結構、相次いでるみたいでして、それで服着替えなあかんとかっていうこととか、先生と保護者が連絡取れなかった場合は処置ができないとかですね、そういった問題は一定出てるみたいでして、今の現段階ではまだ大丈夫かも分かりませんですけど、熱中症が増えてくるような状況になったら非常にひっ迫するだろうと。協会の方もそれで看護師の増員の検討には入ったと思うんですけども、夏になる前の段階で強化ができないものかっていうことを医療関係者の方がおっしゃってたものですから、というのが、ご検討というかお願いっていうところです。
市長
ちょっとバス酔いの件はすいませんでした。あまり私も分かってはなかったんですが。熱中症についてはこれから暑くなる時期なので、ちょっと今かなり診療所というかドクターが待機している箇所というのは会場内にいろいろ設けながら対応を進めているところなので、状況、ひっ迫状況を見てすぐ対応できるように、というのは状況を私も注意深くそこは見ていきたいと思います。
フリーライター 木下記者
仰るとおりスタッフさんは結構連絡もあるようで、ぱっと呼ばれてぱっと行かれてて、現場の方は相当奮闘されてるっていう実感はあるんですけども。分かりにくい作りっていうのも、一方ではあんまりぶらっと来られて、たくさん来られても困るっていう部分もあると仰る方もいらっしゃったものですから、軽症でそこでいっぱい取られるようになっては困るという部分が、逆から言うと、そこまでのキャパはないということだと思いまして、今の熱中症がたくさんになる前の段階でそうしてほしいとかですね、あとは学校側で病院とかですね、救急で運ぶときもやっぱり市内の方でひっ迫してて、そのレベルだったら、救急は使えませんみたいな断られ方もあるようだったので、学校側の方で行って見つけてほしいみたいなこともおっしゃってました。だから、そういうことを踏まえて行政側から万博協会の方に提案していくのもひとつかなと思います。
市長
はい、ちょっと状況見ながらにはなるんですが、いずれにせよ本当にちょっと暑い時期にはなるので、万博自体はちょっといろいろ課題はあるんですけど、やっぱり今のところ多くの皆さんに楽しんでいただいてますし、売上どうなんねんとか、入場者数どうなんねんとかいうのもあると思うんですが、やっぱり多くの皆さんには満足いただいていると思うので、あとはとにかく怪我人やですね、こういう体調不良の方が出ないようにというところは、私もそうですし、全ての関係者が願っているところです。暑くなる時期ですので、ちょっとどういう体制が取れるのかというのは、引き続き協会や府市、関係機関とそこは連携しながら、必要な体制は取っていきたいと思います。
フリーライター 木下記者
すみません、もうひとつだけ別件ですけども、大阪ヘルスケアパビリオンの件で、23日に戦略会議で事業者募集の主な事項ってところで決めれられたということなんですけども、これ変更点として、もともと定借やったんですよね。定借を売却にされたということですけど、ここは事業者からの要望というふうに聞いているんですけど、一方で事業者はこれから選定するということなんで、この事業者っていうのはなんかそういう事業に関わる方の多くからの要望が出てるとかっていうそういうことになるんでしょうか。
市長
そうですね、事業を手を挙げてくれて、どういう表現でお返ししたいかちょっと分からないんですけど、手を挙げてくれるいわゆるマーケットサウンディング等で意見をもらえるような企業さんとやり取りした中での意見というふうに認識をしています。このヘルケアのレガシーっていうのは非常に重要だと思ってて、ヘルケアのヘルスケアパビリオンの思いや考え方を後世に引き継いでいってもらう施設になってもらうことを願ってますし、万が一にも募集したけど全然ニーズに合わず市場のニーズに合わず、誰も活用しませんという事態はやっぱりこれは避けないといけないので、利活用を考えてくれる市場がどう思っているのかというのを意見を聞きながら、その多くが売却を希望されたということで定借から売却ということになりました。ただレガシーの利用については担保されるべきだと思いますので、売買契約等の中にですね、レガシーとしてしっかり活用いただくことを明記したうえで、大阪ヘルスケアパビリオンのレガシーが引き続き残っていってもらうことを願います。
フリーライター 木下記者
あと関連ですけど、以前、だいぶ前に聞いた話ですけど、健康データ集めてますよね、ヘルスケアパビリオン。この元データの管理がどうなるかっていうところは以前お聞きした時ははまだよく分かっていないというか、っていうような感じやったと思うんですけど、この元データ管理なんかも含めてこれはその事業者がするってことになるんでしょうか。
市長
いや、これハード面の、ハード面の認識でしたけどね、建物をどう活かすかっていう認識やったので、いわゆるそういうデータをレガシーとしてどう残すかっていうのは、あれまた別物だと認識していました、すいません。一度、局の方にご確認いただいたらと思いますが、いわゆるあれですよ、リボーン体験チャレンジで得られたヘルスケアのデータをどう利活用するかっていうところは、建物の売却、もしかしたら売却先がそれも含めて健康の施設をめざしたいということになれば考慮する余地はあるのかもしれませんが、今時点で、すいません、いわゆるハードレガシーですね、建物としてのレガシーという意味で捉えてました。今、木下さんおっしゃられたのはソフトレガシーというか、それをどういうふうに活かしていくかというところかと思います。
フリーライター 木下記者
あと1点だけ。ちょっと前の話になるんでもしかしたらもう質問受けて答えられているんかも分かりませんですけども、以前に2,820万人に万博ですけども、2,820万人には拘らないと。快適さを重視して快適に過ごせるよう上限を、みたいなことを協会にご提案されてたという報道を見まして、それで、こないだ理事会ありましたけど、そういう提案をされて何かそういう返答というか議論みたいなことはあったんでしょうか。
市長
厳密にじゃあ2,820万人じゃなくて積み上げた結果、例えば2,700万人だねとかいう議論はしてません。ただ毎日今どれくらい入ってきてて、ほかの万博の傾向からすると今後これくらい入るだろうと。これくらい入った時に果たして会場でどれくらい受けれるのかどうか、あまり混むようであればやはりそれをできるだけ前に来てもらう、早い段階で来てもらう必要があるんじゃないかという議論はしました。ですので、会期終盤になってですね、例えばじゃあ25万人行きたいです、1日行きたいですといっても、現実的に入れるのかという話になりますし、そういうまだ厳密に20万人は入れませんとかそういう議論はしていないんですが、後半にぐっと来るリスクを考えると、早期来場を可能な限り皆さんにお願いしていこうというお話はしました。なので、ぜひ皆さんも早い段階で、終幕期とか閉幕期はいずれの全ての万博で閉幕期というのが非常に混雑しますので、気候も涼しくなってくるのでですね。多くの皆さんには、ぜひ早い段階でご来場いただくことをお願いしたいと思います。
フリーライター 木下記者
大阪万博では野宿が出たとか、愛知では会場制限があったという話とか聞いてますんで、終盤にものすごく混むだろうということは、仰るとおりだと思います。快適も含め安全という面でも非常に重要かと思うんですけど、それがこれから先の議論になるかもしれませんけれども、うまく平準化できずですね、それで終盤やっぱり混んでくるというときには早めに対応されていくみたいなお考えはありますでしょうか。
市長
でも早期来場はもうお願いするしかないと思ってますので、できるだけ早くお願いしたいと思いますし、今回の万博は入場がそもそも予約制になっているので、一定の規模を超えると要は入場が満席になってしまう可能性も出てくるんです。日によっては、もう結構夕方まで満席っていう日が花火の日なんかすごいんじゃなかったかな、今予約も。そうなると、じゃあ例えば会場に30万人も来たい人全部入れますっていうのがオペレーション上そういうことは多分結構難しくて、何人、ゲートが何人処理できますっていうところから予約の枠を決めていくので、もしかしたら予約日によっては、もうずっと満席になっちゃう日も出てくる可能性があるんです。だからこそ早期来場をちょっと皆さんにお願いしてまして、せっかくチケット取ったのに全然予約が取れないやんっていう事態に終盤なりかねないとも思うので、早い段階で来ていただいて、今のうちから本当に会場を楽しんでいただきたいっていうのを強くお伝えしていきたいと思います。
フリーライター 木下記者
ありがとうございます。
市長
はい。
司会
次の質問をお受けします。時事通信さん。
時事通信 坪倉記者
はい。時事通信の坪倉と申します。
市長
はい。
時事通信 坪倉記者
万博関連で1件、別件で1件、質問いたします。まず万博関連ですが、万博で開幕日の翌日から休館が続いていたアンゴラ館が今日から再開しました。今、パビリオンでオープンしていないのはネパール館のみとなります。また今日付けでですね、大阪府の方からアンゴラ館の無許可業者に対して営業停止の行政処分と無許可業者と元請けに対する勧告が本日付けで出されたということです。またその未払い問題に対する相談体制を強化したということですけれども、こちらについて受け止めをお願いします。
市長
はい、アンゴラ館がですね、オープンしたのは本当にうれしいですね。喜ばしいことです。またネパール館も今また新たに工事、私も昨日一昨日見ましたけど、中で工事は進めてもらっているので、またいずれかのタイミングでナショナルデーがあって、またそれも参加できることを願っています。これで全ての国のパビリオンがスタートできることになると思いますので、大変喜ばしく思います。一方で、未払いという状況はやっぱり望ましくなくて、これは可能な権限の範囲でやはり勧告していく、是正していくというのは非常に重要だと思うので、府の方で、今日知事の方から発表があったと思うんですが、無許可パビリオンの建設工事で建設業法上の無許可営業の疑いがある業者に対して弁明の機会の付与通知書を発出したということですので、これを機会に正しくですね、関わった事業者皆さんが事前に想定したとおりのビジネスがきっちり成り立ったうえで、全てのパビリオンがそろうという状況を願っています。
時事通信 坪倉記者
ありがとうございます。もう1件、別件なんですけれども、日中間の国際フェリーの旅客の輸送が再開されるということで、コロナウイルスの影響等で令和2年1月から旅客の輸送を停止されていた日中間の国際フェリーが、6月30日から再開する、5年半ぶりに旅客の輸送を再開するということです。こちらについて受け止めをお願いします。
市長
日中フェリー。
時事通信 坪倉記者
日中間で運航されているフェリーの鑑真号ですかね、こちらが5年半ぶりに旅客の輸送、荷物とかは運んでいたようなんですけれども、旅客の輸送を5年半ぶりに再開するということでこちらについて受け止め等ありましたらお願いします。
市長
いや、コロナ期間中に停止してたんかな。順次、コロナも終わりましたし、どこの国に限らず、もともとあったこういう観光客や経済活動が再開されるのであれば、これはもう粛々と進められたらいいのではないかなと思います。
時事通信 坪倉記者
ありがとうございます。以上です。
市長
はい。
司会
次の質問をお受けします。他に質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。それでは終了いたします。
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