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令和7年9月11日 大阪市長会見全文

2025年9月16日

ページ番号:661673

司会

それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いいたします。

 

市長

はい、よろしくお願いします。

 

帯水層蓄熱システムの普及拡大に向けた地下水採取の規制緩和提案

帯水層蓄熱システムの普及拡大に向けた地下水採取の規制緩和提案

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2点ありまして、まずはじめに、帯水層蓄熱システムの普及拡大に向けた地下水採取の規制緩和提案を行いましたので、お知らせをいたします。大阪市では、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンおおさか」の実現をめざして、取組を進めております。再生可能エネルギーの普及拡大、エネルギー消費の抑制等、取組を進めておりました。特に大阪市では、地上には業務用ビルなどの熱需要の高い事業所が集中して、地下には豊かな地下水が存在しますので、この地中熱を空調に活用するカーボンニュートラル技術であります帯水層蓄熱システム、いわゆるATES導入のポテンシャルが非常に高いエリアでございます。ATESでは、汲み上げた地下水から熱、帯水層、水を汲み上げてですね、地中に戻すわけでございます。汲み上げた地下水から熱エネルギーを取り出して、夏の温かい排熱を地中に蓄え、冬の暖房に利用して、冬の冷たい排熱を地中に蓄え、夏の冷房に利用することで建物の冷房・暖房を効率的に行うことができます。約40パーセントの省エネ効果が期待でき、大気に排熱をしないことから、暑熱環境の改善にも有効でございます。一方で、大阪市域は、大量の地下水汲み上げにより、地盤沈下を経験したことから、昭和30年代から地盤沈下の防止を目的として、地下水の汲み上げがビル用水法及び工業用水法により厳しく規制されております。大阪市は産学官連携によりまして、うめきた2期区域において実証試験に取り組み、地下水利用技術を確立いたしました。汲み上げた地下水を全て、同じ帯水層に戻すわけですね。汲み上げたものを同じ帯水層に戻すことで、地盤沈下を引き起こさない地下水利用技術を確立いたしました。この実証実験の成果をもとに、特区法によるビル用水法の規制緩和が行われ、グラングリーン大阪において全国初となるATESの導入が実現できたところです。万博会場やアミティ舞洲にもATES導入を全国に先駆けて実施してまいりました。一方、ATESの普及促進に向けた課題としては、地下水採取における現状の規制では、ビル用水法においては、導入予定地での約1年間の実証実験が義務付けられており、工業用水法においては、工業用の地下水採取が事実上禁止されています。これらの課題を解決するために、大阪市が設置した有識者会議での検討結果を踏まえ、令和7年3月に実証試験をシミュレーションで代替することが可能であること、これが1つ目。2つ目が埋立地や過去に地盤沈下を経験した地域で、ATESによる地盤沈下が発生する可能性が低いことなど、この2点などを中心に報告書としてとりまとめを行いました。本日、この報告書をもとに次の2点について、国に規制緩和提案を行ったところです。規制緩和の提案としては、実証試験がこっちですね。まずビル用水法について、実証試験による地盤環境への影響の確認をシミュレーションにより代替できる規定の創設。工業用水法について、ビル用水法と同様、ATESに限定した規制緩和の実現の提案を行いました。今回提案した規制緩和の実現によりまして、大阪市は今後もATESの導入を促進して、重要な再生可能エネルギーの資源である地中熱の活用を図って、ゼロカーボンおおさかの実現をめざしてまいります。


御堂筋みちの未来体験EXPO 第3弾(With 御堂筋)

御堂筋 みちの未来体験EXPO 第3弾(With 御堂筋)

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続きまして、万博関連イベントのご紹介でございます。万博関連イベント「御堂筋 みちの未来体験EXPO」いよいよ第3弾となりますが、開催をいたします、「With 御堂筋」についてお伝えいたします。大阪のメインストリート御堂筋では、「はじまる御堂筋」を合言葉に、人中心の道路空間の創出に向けまして、様々な取組を進めているところでございます。大阪・関西万博の期間中に合わせて、このイベントを実施して、御堂筋からも万博を盛り上げております。5月に開催した第1弾「Art Walk 御堂筋」に続き、7月末から8月にかけて開催した第2弾「Summer Camp 御堂筋」では、夕涼みをコンセプトに華やかな提灯で御堂筋を彩り、約12万人の方にご来場いただきました。今回の第3弾「With 御堂筋」は9月22日の月曜日から28日までの1週間、開催をいたします。テーマは「まちごと文化祭」でございます。これですね。沿道地域の方々とともに創りあげた各地域の特色を活かして、御堂筋を文化・伝統・音楽などで彩る、また最先端の脱炭素技術やモビリティに関する新たな取組など、「みちの未来」が体験できるプログラムも展開してまいります。「With 御堂筋」の概要ですが、まず「御堂筋GREEN WALK(御堂筋を歩こう!)」です。キタからミナミまで全部で13か所のスタンプラリーでございます。歩いて健康に楽しく御堂筋を知ろうということで、キタの御堂筋ギャラリー、またミナミのなんば広場を起点にウォーキングをします。27日から28日にかけて。「御堂筋音楽祭(ほっと一休み♪)」。これですね。御堂筋が音楽あふれるストリートに変身します。快適でおしゃれな滞在空間で、音楽を聴きながらゆったりいただけます。9月22日から淀屋橋駅周辺で滞在空間を設置して、26日から28日までを主要期間として交通規制を行ったうえで、滞在空間を御堂筋全体に拡大いたします。「GXモビリティショー(未来の乗り物でドキドキ体験)」。次世代モビリティが御堂筋に大集結します。万博会場でも大人気のモビリティをはじめ、試乗体験や車体展示を実施いたします。「地域連携プログラム」。ここでしか体験できない御堂筋の魅力がいっぱいと。御堂筋沿いの各地域の特色を感じていただきます。「御堂筋グランピング2025」、「難波神社 山車展示」、「三木楽器200周年記念連携企画」、「Culture Amemura」など26日に一部スタートして、28日まで開催をしていきます。「みちプログラム(何を作ろうかな)」では、みちで楽しむ秋の体験、「ストリートシネマ」、「ストリートペイント」、「ものづくりワークショップ」など26日にスタートして28日までの開催でございます。またプロジェクションマッピングを用いた歩行者・自転車案内も実施して、道路の新しい空間活用を体験してもらうイベントでございます。これ7月28日から9月28日まで、これは近畿地方整備局の大阪国道事務所さんが実施いただいております。市民、来街者の皆さんに各プログラムをより楽しんでいただけるように、スタンプラリーも実施いたします。『まちごと文化祭』、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。また、床発電パネルの設置の長さで、またまたギネスの世界記録に挑戦でございます。御堂筋を歩いて発電にチャレンジということで、5月はフラワーカーペット、8月の打ち水のギネス世界記録に続きまして、心斎橋OPA前の拡がった歩道空間に、道路空間で活用できる可能性がある脱炭素技術を展示いたします。その中で、歩行者が踏むと発電する床発電ユニットを設置して、床発電パネルの設置延長でギネスの世界記録に挑戦をいたします。以上がイベント概要でございますが、続きまして、交通規制についてお知らせをいたします。ちょっと文字が小さいので申し訳ないんですが、イベントの開催場所は、北区曽根崎新地1丁目付近の梅田新道交差点から、中央区難波3丁目付近の難波西口交差点までの区間で、道路協力団体と連携して実施をいたします。イベント実施期間中は、御堂筋の混雑が予想されますので、マイカー利用の自粛などご協力をお願いいたします。一般通行車は、なにわ筋、松屋町筋等へのう回のご協力をお願いいたします。特に9月28日の日曜日には、難波交差点での本線の車両規制を行いますので、う回のご協力をお願いいたします。これですね。来場には、公共交通機関をぜひご利用ください。交通規制の実施場所ですが、淀屋橋・本町付近では、規制区間①、北浜3の交差点から伏見町の3交差点、こちらは東側の側道が利用いただけないこととなります。9月26日の11時から28日の22時30分まで。規制区間②では、北久宝寺町3の交差点から南船場3北交差点まで。こちらは西側の側道がご利用いただけません。9月27日土曜日の8時から28日日曜日の22時30分までとなっております。また、なんば広場でございますが、難波の交差点から、難波西口交差点は車線数が減少します。新橋交差点北側も車線数が減少いたします。9月28日、日曜日のみでございまして、9時半から夜の21時30分までとなっております。大変混雑も予想されますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。万博と一緒にですね、ぜひ御堂筋も楽しんでいただきまして、人中心の道路空間を感じていただきたいと思います。以上です。

 

質疑応答

 

司会

それでは、質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ質問をお願いします。質問については市政関連のみでお願いします。それでは、幹事社の読売新聞さん、よろしくお願いします。

 

読売新聞 南記者

幹事社の読売新聞、南と申します。よろしくお願いします。

 

市長

はい。お願いします。

 

読売新聞 南記者

発表にあった2点についてのお尋ね、ひとつずつさせていただきます。この帯水層蓄熱システム、ATES。これはさっき触れられたかと思うんですけれども、万博会場でも冷房に用いられて注目されているかと思います。エアコンに比べて、大幅に電力使用量が減らせるということで期待をされて、未来社会の実験場と位置付けられた、万博の主要な取組のひとつとも言えるのだろうと思われます。今回、市の方から国に提案された規制緩和が実現をして、広くこの技術が普及する足がかりとなるとするならば、これをひとつ万博のレガシーと捉えることができるのかもしれませんけれども、市長のお考えはいかがでしょうか。

 

市長

うん、そうですね。万博会場でもこの新しい技術を未来につないでいくことが大きな役割のひとつですから、万博のレガシーと捉えることができると思っています。このATESは大阪市だけではなくて、地下水が豊富な全国の都市に有効なカーボンニュートラルの実現の一役を担う技術です。全国の規制地域で初めて導入されたグラングリーン大阪のATESでは、従来の空調と比較しても70パーセントもの省エネ効果が確認をされています。万博会場でのATES導入は、今後の普及に向けて、認知度を高める大きな契機となりますし、万博終了後にこの技術が広く社会実装され、またそれが広くレガシーとなって、引き継がれていくことを期待しています。大阪市は、今回のような制度整備の提案だけじゃなくて、ATES普及拡大に向けた技術開発の支援など、社会実装を強力に後押ししていきたいと思います。昨日、Soracleの連携でしたけどね。こういう技術がどんどん社会実装されていくということは、大変素晴らしいと思いますし、こういう形でレガシーを引き継いでいきたいと思います。

 

読売新聞 南記者

ありがとうございます。御堂筋 みちの未来体験EXPO、まちごと文化祭ですけれども、これは盛りだくさんなプログラムかと思います。市長のおすすめというか気に入られているものがあればご紹介ください。

 

市長

はい、いろいろこの、みちの体験EXPOをやってきましたけど、やっぱり御堂筋というのは、非常に大阪のメインのコンテンツのひとつなので、万博を機会にまた、世界に素晴らしいストリートを打って出ていきたいと思っています。いろんなストリートと連携をしていますし、また引き続き、世界的なストリートの皆さんと協議もいろいろ進めていますので、こちらもどんどん打ち出していきたいというところで、万博会場以外にも楽しんでいただくイベントでございます。御堂筋や沿道に配置された、全13か所のチェックポイントを巡って、スタンプを集めていただくスタンプラリー企画、御堂筋GREEN WALK、これはぜひご利用いただきたいと思いますね。27日と28日に、御堂筋全線で沿道地域の方々と一緒に創りあげた各地域の特色を活かした「まちごと文化祭」の空間をスタンプラリーによって、皆さんに楽しんでいただきながら巡っていただく初めての企画となっています。集めたスタンプ数に応じて、オリジナル缶バッジやフェイスタオル、Tシャツ、また御堂筋のイチョウで作ったオリジナル木製メダルなどを景品として用意しております。また、みちの未来を体験できるプログラムにおいても、心斎橋OPA前でのギネス世界記録に挑戦する床発電ですね、をはじめとした脱炭素技術の展示や、モビリティショーなど、これは初めての企画もありますので、ぜひご注目いただきたいと思います。みちの未来、交通の未来というのを、このイベントを通じて、ぜひ感じていただけたらと思っております。めざす人中心の空間をめざして取組を進めていきたいと思います。

 

読売新聞 南記者

はい。ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、毎日放送さん。

 

毎日放送 山本記者

すいません、毎日放送の山本です。道頓堀火災の件でお伺いします。延焼の要因とみられる壁面広告についてなんですが、屋外広告物条例に基づく設置許可の期限を今年2月に迎えていましたが、その更新手続きがなされずに、期限が切れていたままになっていたということが分かりました。こちらの件の受け止めを教えてください。

 

市長

更新手続きが切れていて、事業者の方と連絡がつかなかったことも要因のひとつだったと思いますが、更新の手続きが切れていたので、また最終的には、手続きは提出されています。ただ、こういう手続きは屋外広告物が非常に多いですし、更新の手続きはぜひ、これは当然申請者の皆さんには守っていただきたいところです。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、朝日放送テレビさん。

 

朝日放送テレビ 森記者

ABCの森です。大阪・関西万博のシンボルの大屋根リングの閉幕後の活用方法についてなんですけれども、大阪市が市営公園として管理する案を軸に検討しているという報道が一部あったんですけれども、それが事実なのか教えていただきたいです。

 

市長

リングについては、この間も関係者の皆様と事務的にも、また関係団体のトップの皆様とも話をしてきたところです。また、その段取りを踏んで、協議していくことですので、出ている報道についてのコメントというのは今時点でいたしかねます。ただ、これまでの協議は可能な限り、リングをそのまま残せるように事業者公募をめざしていくという協議。大事なのは、リングは誰かが思いつきで残すというものではなくて、いわゆる万博のレガシーとして、来場者の皆さんが非常に高い来場満足度と、あと最も印象に残った施設としてリングを挙げておられます。これは別に私が申し上げるまでもなく、リングを保存してほしいという声はですね、これはいろんなところに届いているところなので、これを皆さんでなんというか、知恵を出し合って、保存できる方法というのを今考えているところです。そういった中でいろんな選択肢を協議しているという段階にあると思っております。今時点でお伝えできることは以上です。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、朝日新聞さん。

 

朝日新聞 箱谷記者

朝日新聞の箱谷です。今の質問の関連で大屋根リングの件でお聞きします。

 

市長

どうぞ。

 

朝日新聞 箱谷記者

改めてなんですけど、国際観光拠点をめざす夢洲にリングを一部残す意義について、市長はどういうふうに考えてらっしゃるか考えをお願いします。

 

市長

万博というのは大変たくさんのメッセージをもとにですね、ひとつはやっぱりいのちが巡るという、この時代だからこそ、いのちの在り方というのを考えていく。世界の情勢を見ても非常に国際的に残念ながら、なかなか落ち着かない状況の中で、それでも世界の国々がひとつとなってつながっていくと、その正にシンボルがリングです。ひとつにつながったぐるっと円になっているわけですね。この円は世界最大級の木造建築物で、来場いただいた多くの方が、最も印象に残った施設はリングであるということも触れられています。万博はいろんな形でレガシーを残していく、そのハード面のレガシーのひとつとして、リングを残せないかという議論、これは非常に重要だと思いますから、関係機関の皆さんと残そうといっても、安全性を確保しながら、当然残さないといけないので、安全性やその持続可能性等を議論しながら、いろんな要素を議論したうえで、最終的に選択肢をテーブルに出して、そして可能な選択肢を協議して取っていくという作業になるかと思います。非常に素晴らしい万博のレガシーとして引き継がれていくということをめざしているところです。

 

朝日新聞 箱谷記者

ありがとうございます。関連でもう1点。夢洲は1から3期に分けて開発が進む予定で、民間からも多くの投資が集まると思うんですけれど、一方で、IRの土地改良費が最大780億と言われてたりとか、多くの公費も使うと思います。市長はこの多くの公費を使ってでも、夢洲を開発する意義、つまり開発することでどんなメリットが市民にあるというふうに考えてらっしゃるのか改めてお考えをお願いします。

 

市長

まずIRは、公費という実は概念ではなくて、あれは地盤整備したものは最終的には、賃料として回収するので、いわゆる公費として出しっぱなしのお金ではないというところです。これは従前からずっとお伝えしてきたこと。大事なのは、僕は持続可能性だと思っていて、素晴らしいビジョンを持っていろんなまちづくりを進めていきます。一方で、再現なく税を投資して維持ができなくなってしまうとですね、それこそ過去の大阪そのものです。ですので、既にベイエリアというのは、多額の税を投資して造成された土地です。必要なのは、ただ単に埋立てをしたわけではなくて、ここは多くの人がにぎわう、居住したり、にぎわったり、経済活動するという目的のために造成された土地だからこそ、民間の皆さんのいろんなアイデアで持続可能な事業展開、これがやっぱり基盤にあるのかなと思います。一方で、万博のレガシーを活かして国際観光拠点、非日常を感じていただける一大拠点にしていきたいという大きなビジョンがありますから、この辺りをしっかりフォローできる案を役所の独りよがりじゃなくて、民間の皆さんの知恵をもらいながら進めていきたいと思っています。

 

朝日新聞 箱谷記者

ありがとうございます。すいません、道頓堀ビル火災についてちょっと1点だけ。

 

市長

はい、どうぞ。

 

朝日新聞 箱谷記者

2012年に初めて広告を設置した際に、土台部分は既にあったと。建築確認検査が行われていたか不明だったにもかかわらず、市が一定の条件で許可を出していたという話が出ているんですけど、一部報道で。これはどんな条件で許可を出していらっしゃったんでしょうか。

 

市長

これ、詳細ぜひまた確認いただきたいんですけど、ちょっと報道内容と事実が恐らくちょっと齟齬(そご)があるのかなと思ってまして。この屋外広告物というのは、いわゆる条例の申請で更新申請の中でですね、一般的に工作物確認が不要な垂れ幕であった場合、これ許可条件は付さないというところなんです。なのでちょっと手続き上、ごめんなさい。僕も今詳細にお伝えできないんですけど、なので、これまで過去更新されてきたものと、2022年に提出されたものは、工作物確認が不要で許可条件なしということになっています。(正しくは工作物確認が不要で許可条件なしとしているのは、2022年の更新時から2025年2月末までの期間です。設置当初から2022年の更新時までは、申請書類を保存年限満了により廃棄していることから、記録上確認できない期間が一部ありますが、設置当初である2012年6月から2013年2月まで及び2019年3月から2022年の更新時までの間は工作物確認を必要とし、許可条件を付しています。)これは何かミスがあったり、状況の確認漏れやミスではなくて、当時の申請内容からこの手続きをしているものです。一方で、新たにちょっと遅延して最終的に出された申請物は、今私が申し上げた工作物確認については、確認が必要で許可条件ありになっています。これはなぜかというと、焼失したがゆえに、恐らく当然焼失してしまったので、新しいものを作り直さないといけない。作り直すということにあたっては、当然工作物確認と許可条件はありというふうになっていますので、もし火災がなくて垂れ幕の構造のまま出てきていた場合、新たに下ろした許可に関しては、工作物確認は不要、許可条件はなしで下ろしていたであろうというところなんですが。ややこしいので、これ一応局の方に確認いただいていいですか。あまりここで言うのもどうなのかなと思いましたね。なので、ちょっと一部報道いただいている内容とちょっと当方で把握している事実に、少し齟齬(そご)があるのかなと思うので、詳細について、時系列も含めてご確認いただけたらと思います。

 

朝日新聞 箱谷記者

分かりました。ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、関西テレビさん。

 

関西テレビ 沖田記者

関西テレビの沖田です。道頓堀のビル火災の件で、先程提出許可の期限が切れていて、提出が後ほど行われたということなんですけれども、これは火災のあとに提出されたということですか。

 

市長

あとに提出されていますね。

 

関西テレビ 沖田記者

期限が切れていた段階で、市の方から何か催促であったりとか、そういった働きかけみたいなものが行われていたのか、それとも行われていなかった場合は、その辺りを今後どうしていくのかお願いします。

 

市長

許可期限が切れた場合、その申請書の記載のある連絡先に連絡するというのが一般的なんですが。間違っていたら言ってくださいね、あれいるのかな、担当者。連絡するものの、連絡したけれども連絡が取れなかった、という期間が一定期間あって、何かやり取りをして出さないとかそういう状態ではなかったというふうに聞いています。あってはならんことですが、こういう申請の遅延というのは、更新申請の遅延というのは、残念ながらちょっと発生してしまいますので、その都度、前の申請の連絡先等に連絡して、提出を促していくというアクション、本事案についてもそれを取っていたというのは私が確認しているんですが、ちょっと念のため、時系列も含めて局の方に詳細もし必要であればご確認いただきたいと思います。

 

関西テレビ 沖田記者

ありがとうございます。

 

市長

はい。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、毎日新聞さん。

 

毎日新聞 高良記者

すいません、毎日新聞の高良です。今程の質問に関連なんですけれども、その許可期限が、更新が事業者において当然、適切に行われるべきだと思うんですけれども、期限が切れていたことと、火災が広がったことのその因果関係というのは、関連はあるというふうに考えておられるでしょうか。

 

市長

火災の延焼経路と火災の調査についてはまた追って、これは確認していかないといけないんですが、もしその火が、広告物を伝って燃えたということであれば、申請の遅延うんぬんの前にですね、多分適正に管理されていたのか、もしくは適正に申請管理されていたとしても、これ残念ながらそういう事故というのは起きてしまう可能性がありますので、いずれにせよ提出の延期自体が、火災に何か関連するかと言われるとちょっと今時点でそれは私は何か発言できるものはありませんね。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、NHKさん。

 

NHK 髙橋記者

NHK、髙橋です。ごめんなさい、発言の言葉のちょっとニュアンスのところだけ確認なんですけれども。

 

市長

どうぞ。

 

NHK 髙橋記者

冒頭に、道頓堀火災のことで、最終的に手続きは提出されています、のあたりで、ごめんなさい、ちょっと聞き取れなかったところもあったので、要はそもそも遅れてて連絡つきませんでした。そのあとに最終的に手続きは。

 

市長

出されています。

 

NHK 髙橋記者

出されていますというのは、今、正におっしゃった火事のあとに出されたということをもって、今は手続き中というか、手続きが行われている最中ですよということで仰った。

 

市長

屋外広告物は、掲示してまた更新というのを一定期間出さないといけない、それが期間が過ぎていて、出してくださいというご連絡したけど連絡がつかなかった。火災があって、継続許可が出ていないということを再度確認したうえで、申請が出てきた、これを許可するわけですけども、しかし、火災で焼失してますので、許可したけれども実際はもう出されている屋外広告物としては、恐らくもう撤去というか、もうそこにありませんから、一応申請としては取り下げということになるのか、表現についてはあれですけどね。なんせ継続の許可申請は出されています。それは既に受領済みです。火災後に。

 

NHK 髙橋記者

分かりました。ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、共同通信さん。

 

共同通信 井上記者

共同通信の井上です。すいません、道頓堀の火災の件で、細かい点にはなってしまうんですが、期限が切れていてから事業者側に、市から更新してほしいと何度も通告をされたということなんですか。これ、どれくらい何回ほど通告をしていたものなんですか。

 

市長

詳細、ちょっと私もすみません、レクチャーを受けてちょっと時間が経っていましてね。結構、経過が複雑なもので、念のため局の方に確認してください。ただ、なんせ記載された連絡先に連絡を取ったものの連絡が取れなかったので、更新許可が遅れていた。何か更新を渋ったとか、出したくないとかいった経緯があるものではないというふうに報告は受けています。ただ、何月何日に何回その確認を行ったのか等については、詳細、局の方にご確認いただけたらと思います。

 

共同通信 井上記者

あと1点、ちょっと別の話題になってしまうんですけれども、万博会場内で、セアカゴケグモが確認されたと発表がありまして、こちらの受け止めと安全対策など考えがあればお伺いしたいと思います。

 

市長

会場内で、セアカゴケグモが発生したということです。セアカゴケグモにつきましては、いろいろ注意喚起もありますが、一般的に発信しているこの注意喚起の広報物にも、性格はそんなに攻撃的ではないんですが、しかし、刺激するとやっぱり噛まれることもありますし、危険ですのでご注意くださいという注意喚起をしているところです。会場内でも、来場者の方にはご注意いただきたいと思います。

 

共同通信 井上記者

ありがとうございます。

 

市長

はい。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、毎日放送さん。

 

毎日放送 山本記者

毎日放送の山本です。今のセアカゴケグモの件で詳細をお伺いしたいんですが、今、万博協会もちょっと、情報集約中だとお聞きしているんですが、このクモが発見された場所や数、またその協会の対応などについての詳細をお聞きしていればお伺いしたいです。

 

市長

まず、場所や数の詳細については、まだちょっと私の手元にはないんですが、相談自体は、健康局の方にもあったところですので、この点は、適切に助言をしながらお伝えしているというところです。一番大事なことは、協会や大阪市も含めてですね、関係者がまずは、来場者のことを考えるというのが、僕は一番大事だと思ってまして、もちろん意思決定期間だとか、そのプロセスがとか、いろいろあると思うんですが、まずは来場者のリスクをいかに回避して、安心安全に楽しんでもらえるかというところに全てを置くべきだと思っています。そのうえで、できるだけ早く判断していくというところだと思いますので、本件についてもそうですし、過去の事案でも津波のときもレジオネラ菌のときもそうですが、対応する関係機関がまたぐ場合はですね、できるだけ早く、まずは事実を整理して、とにかく来場者にお伝えするということをやっぱり残りの期間、やっていくべきじゃないかなと思います。そんなあんまり細かいことまで来場者は別に知りたいわけではないと思うんですが、不安に思うようなことというのはある程度、常識的にというか、分かるわけですよね。そこはしっかりまず、運営サイドが危機感を持って、一般来場者にできるだけ早く伝えていくという点は、これは大阪、僕は市長なので、まずは市役所全体で共有していきたいと思います。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、朝日新聞さん。

 

朝日新聞 村井記者

朝日新聞の村井です。すいません、何度も同じことで恐縮なんですけれども、道頓堀火災の屋外広告物の件で、2022年の更新時に突然不要というふうにされたという報道があるのですが、事務的なミスではなくて、そもそも2022年の時点では、工作物確認はもともと不要だったということですか。

 

市長

これ、2022年なので、恐らく令和4年だと思うんですが、令和4年の許可の際には、いわゆる一般的に工作物確認が不要な垂れ幕であるという判断のうえで、許可条件は付さなかったというところですので、何か許可条件が付さなかったことは、ミスということではないという理解です。

 

朝日新聞 村井記者

2012年の時点では、工作物確認は受けてくださいというようなことを言われていたんですけど、これはどういうことなんですか。そもそも条件が変わったということでしょうか。

 

市長

なので、申請時点での条件に応じて許可条件指導内容というのが変わるので、その時点で実態がどうかというのを判断したうえで、許可を出しているという理解です。

 

朝日新聞 村井記者

これ多分、おっしゃっていたと思うんですけど、そもそも2012年時点の広告物と2022年時点の広告物は、同じ場所であったと思うんですけど、別のものだったという理解でいいんでしょうか。

 

市長

広告物もいわゆるがわというか、工作物の部分といわゆる意匠ですよね、意匠は結構変わるわけです。なので、必要なのはこういう構造が変わった時等には、建築確認というのはこれ必要になってくるので、この辺りを現状と照らし合わせたうえで、関係機関と連携して許可を出していくということになると思います。条件もだからそれに応じて変わってくると。

 

朝日新聞 村井記者

わかりました、ありがとうございます。

 

市長

結構、細かい話してるんで間違ってたら言ってくださいね、すぐ。すみません。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、読売新聞さん。

 

読売新聞 南記者

読売新聞南です。今の流れの関連になるんですけれども、この2012年に設置、広告物が設置をされた時点では、工作物確認は必要だという認識が市もおありで、なので、確認は今後受けてくださいねという条件を付されていた、ということだと思うんですけれど、そもそもその素朴な疑問として、必要な手順である工作物確認を経ていないにもかかわらず、設置を認める判断というのがあっていいものだろうかというのがちょっと分からず、教えていただければと思います。

 

市長

2022年の時は、工作物確認は不要な垂れ幕という判断なので、工作物確認もその工作物全てに申請や確認をしていては、これは大変ですから一定の基準を持って、必要な基準があります。屋外広告物条例に関する許可申請と建築確認に関する法律に関する申請って、これ分かれてまして窓口も違います。これを、ひとつの届けが出たときは、関係機関としっかり法令を提出のうえ、最終施行してくださいねというのは、これは別にこの事務に限らず、あらゆる事務であります。大体、建物を建てたり物を掘ったりするときは一個の法律で済みませんから、いろんな法令をしっかりとってねというのは、これはいろんな手続き上やっているところです。その手続き全部が終わることを、それぞれの窓口が全員確認するかというとこれはしません。これは別に大阪市だけじゃなくて、一般的にその理解で、する事務はあるかもしれないですが、かなり法令が多岐にわたるので、ひとつの部署で、全ての許認可を終わっているかどうかを全部確認しているかというと、恐らくしていない。ただ必要な法令の確認、必要な法令手続きは、これですというのはお伝えしたうえで、申請者の方でしっかりとってもらうということになろうかと思います。本事案については、建築工作物確認は不要であるといううえで、許可を出しているというところです。

 

読売新聞 南記者

ありがとうございます。ちょっと私の説明が、お尋ねの仕方が上手くなくて恐縮なんですけれども、2022年より以前のですね、最初の設置の際の、市の判断についてのお尋ねでして、当初は、工作物確認の手続きが必要であると判断をして、それがなされていないので、改修時にはそれを行ってくださいねという条件が付されている。これは条件を付した形で、実際の工作物確認が行われていないにもかかわらず、広告物の設置を認めているというのが順番としては、なんか逆なんじゃないかという印象を受けたんです。工作物確認を経ていないのであれば設置を認められないよと当時判断すべきだったんではないかという視点なんですけれども、これは当局にお聞きした方が良さそうですか。

 

市長

そうですね、一般的にこの事例が、ほかの手続きと比べてどうなっているかまで僕はちょっと把握はしていないんですが。先程申し上げたように、必要な手続きについては指定したうえで、それは申請者主義といいますか、申請者の方で、責任を持ってやってもらうというのが基本的なスタンスかなと思いますので、この逆に言うと、順番を言うとそれぞれがそっち先にやってくれになりかねませんし、なのでちょっとすいません。それ以上の手続きの詳細についてはできたら局の方にご確認いただけたらと思います。

 

読売新聞 南記者

ありがとうございます。

 

市長

はい。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、木下さん。

 

フリーライター 木下記者

フリーの記者の木下です。よろしくお願いします。

 

市長

お願いします。

 

フリーライター 木下記者

Osaka Metroの停電トラブルのところで、ちょっとお聞きしますけども、9月8日にですね、Osaka Metroの方が、原因とかですね、再発防止でニュースリリースを発表されていますけれども、これは大阪市の方には、その前後で報告というか、そういうのはあったんでしょうか。

 

市長

局の方とそれをやり取りしながら進めていると思います。すみません、私が直接Osaka Metro側から聞き取りはしていないんですが、局の方からこういった形で対応しますというのは、報告はありました。

 

フリーライター 木下記者

その原因のところで、サードレールのところに埃や湿気が溜まって、絶縁防止機能が低下して、それで限界値を超えてショートしたというところは変わってないんですけれども、一方で、その万博輸送による運行本数の増加によって、急激な環境変化があったものではないと考えていると。つまり、万博増便によるものではないという趣旨かと思うんですけれども、そのトラブルのあとの会見ではですね、万博増便のところが否定できないと担当役員の方がおっしゃってたんですけど、この変化というところについては何かお聞きされていますでしょうか。

 

市長

ニュアンスの変化までちょっと確認はしていないんですが、万博が原因かと言われて、発生して、そんなに間がないときに、その選択肢について否定できないというのは、逆に否定するのも難しいかなと思いますので、可能性を全て否定するのも難しいと思いますので、そういうご発言されたのかなとは思いますが、調査を進めていく中で出された結果をもとに、会見の発言があるのかなと思います。

 

フリーライター 木下記者

ただ、そのOsaka Metroに確認したところですね、まだ調査中で、結果が出ていないということと、それから当然これ、絶縁防止機能が低下したというのは、Osaka Metro側もですね、年1回検査していまして、これまでは1年の1回の検査で、こういったトラブルというのは1回もなかったと。今回5月に検査をしていまして、その8月13日に起こってしまったと。その3か月強、5月の何日か分からないですが3か月強ぐらいと思いますけれども、今回の原因として書かれているのは、結局ショートしたということが読みようによっては原因みたいな話になっているんですけれども、ショートしたのは結果であってですね、じゃあ、何が原因なんだというところは、Osaka Metroに聞いても把握していないと、まだそれが分かったわけではないという答えなんですね。原因というか、どういうふうにそうなったのか分からないにもかかわらず、万博の増便が原因ではないというふうに発言しているんですけど、この辺りを市として、答えを求めていかれるとかですね、安全防止、ごめんなさい。再発防止のところに、もろに関わってくるところだと思うので、その辺をはっきりさせる必要があるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

 

市長

Osaka Metro側の詳細の調査やどういった結果を報告して、どういう判断していくかというのは、Osaka Metroの判断になっていくところかと思いますが、大切なことは、こと万博に関しては、万博開催期間中は当然便数も通常より増えるわけですから、今回生じた事案なんかも含めて、徹底調査のうえ、再発防止、二度と起きないように対応していくこと、今後想定されるようなトラブルがもしあるのであれば、未然に可能な限りそれを防いでいくこと、まずはこれを徹底してほしいなというのは株主としてはそう思います。万博に限らず通常の運行に際してもですね、今回の事案は発生し得る事案ですので、ほかの事案に関しても同様に、報告を受けている中では、全てリスクのありそうな箇所は、チェックしたというふうに確か報告を受けていたように記憶していますので、まずは現状の確認と再発防止、まずはそれを徹底してほしいなと思います。

 

フリーライター 木下記者

8月28日までにその一番問題になりそうなところはチェックされて、9月12日までに、中央線のところは終わると、9月末に全線が終わるという話なんですけれども、ただその万博の増便は原因じゃないということになるとですね、今後、終電のところで12時台に4本ぐらい走っていると思うんですけど、今後混雑が、増してきたときにですね、さらに増便みたいな話が出る可能性もあると思っていまして、そのときに万博の増便が原因なのかどうかっていうのは、かなり重要なポイントになると思うのですけど、その辺りはいかがですか。

 

市長

Osaka Metroはたくさん路線を走らせてまして、中央線は通常より当然増便に対応している中で、ほかの例えば御堂筋等ですね、かなりの間隔で走っている路線も、こちらはやっぱり参考にすべきかなと思いますし、同様のシステムで同様の便数が走っているのであれば、万博に際して増便したことが原因なのか、もしくはほかの御堂筋と同様の、例えば便数が走っていたのであれば、別のことが原因なのかというのは、しっかりそこも含めて考えていくべきかなと思いますので、逆に万博ありきで考える必要もないと思いますし、しっかり原因分析のうえ、ほかの路線も含めて再発防止、とにかくそれを尽くしてほしいと思います。ほかの路線でも、かなり稼働している路線というのは当然あるわけですから、はい。

 

フリーライター 木下記者

御堂筋が、今の中央線同様の状況で走っているというのはそのとおりでして、ただ、それは前回、Osaka Metro側が説明したときも同じ状況でして、それを踏まえたうえで、万博の可能性が否定できないとおっしゃったものですから、市長が仰るように、来場者のことを考えるのが一番大事ということとか、以前からおっしゃっているように快適な万博という意味ではですね、それは一応Osaka Metor側にそれを申し入れているとはおっしゃってたと思うんですけど、その辺りをさらに強く言わないと、なかなか通じないのかなと思うところもありまして。Osaka Metroじゃなくて協会の方です。

 

市長

協会って。

 

フリーライター 木下記者

協会側に対してもその快適な万博をするための。

 

市長

Osaka Metroの在り方ですね。快適な万博にするためのメトロの便数みたいなことですか。

 

フリーライター 木下記者

はい。メトロの安全性も踏まえたっていうことですけど。

 

市長

協会とOsaka Metroはいわゆるリエゾンを増やしたんじゃなかったかな、リエゾンを少し増員して、コミュニケーションは日々取りながらやっていると聞いています。ちょっと重ねてになりますが、事案が発生した原因ですね、これはしっかり結論ありきじゃなくて、例えば万博のせいにしちゃ駄目だとか、逆に万博が悪かったとか、結論ありきじゃなくて、しっかり原因を分析のうえ再発防止に、それに尽きるのかなと思います。

 

フリーライター 木下記者

ありがとうございます。あと1点だけ。万博跡地のところで、パブリック・コメント、ちょっと見落としてたら申し訳ないんですけど、パブリック・コメントを募集されてたと思うんですけど、それは結果というか、集まって公表とかされてるのでしたっけ。

 

市長

夢洲2期のやつですかね。ちょっと公表の時期を確認してないんですがすいません、どういった声があるかというのは、一定報告は受けています。すいません、ちょっと今時点で公表されているかどうか分からないので、公表されているものをお伝えできるんですけど、パブコメでどういった形でご意見があったのかというところは報告は一定受けています。

 

フリーライター 木下記者

ありがとうございます。

 

司会

次の質問をお受けします。はい、時事通信さん。

 

時事通信 坪倉記者

時事通信、坪倉です。今日発表ありました令和6年度普通会計決算の見込みについてお伺いが1点ございます。こちら今日解禁されましたけれども、実質収支が206億円の黒字となって、36年連続で黒字を維持しているなど、好調な印象ですけれども、こちら受け止めをお願いいたします。

 

市長

予算編成時って、やっぱりどうしても収支不足になってしまうんですが、結果的に例えば税収が上向いたこと等を含めてですね、黒字になったというのは、まずは良かったのかなと思います。一方で、結構取り巻く課題というのは多岐にわたりまして、扶助費だったり、社会保障費の関連だったりですね、これからも大阪も高齢化が進みますから、様々な形で今後社会的にたくさん歳出も増えていくことになるかと思います。引き続き、財政規律というところは十分気をつけながら財政運営は進めていきたいと思いますが、まずは黒字になったというところに関しては、ほっとしたというか良かったなと思いますね。税収も非常に堅調に推移はしていまして、一方で、物価高騰等にかかるコストの増というのも、これはありますので、例えば建設資材等が上がってですね、例えば病院や区役所や、必要なインフラの建て替えや建設工事等に関しても、これは軒並み、これは大阪だけじゃないですけど、軒並みにそういうインフラ投資のコストも上がっていくわけですから、この辺りは、税収が上がったから良かったではなくて、緊張感を持って財政運営に当たっていきたいと思います。

 

司会

ほかに質問がある方はいらっしゃいますでしょうか。NHKさん。

 

NHK 髙橋記者

何度もすみません。さっきのちょっと読売新聞さんの続きなんですけど、一般論として、その許可申請が多岐にわたるものについて、さっき市長がおっしゃってた、要は性善説に基づいているんだから、行政判断として膨大な工数がある中で、書類がそろうのを待ってたら許可なんかできないよと。そんなことしたら全てがそろうまでチェックを繰り返す、チェックの時間が積み重なるからそんな仕組み現実的ではないよね、というのはすごくよく分かるんですけど、先程の質問って、2022年の前に繰り返し更新手続きがなされていて、その中で、いやいや、こいつ俺の言ったこと守ってないやんと、結局確認検査の書類のない状態でずっと申請してるやんって行政気づけたんじゃないですか、でもしょうがない、もともとの仕組みに基づいて条件を提示してしょうがないな、今度こそ許可取れよっていう条件の提示が繰り返されてたのってちょっと緩くないですかっていう趣旨だったと思うんですけど。

 

市長

ちょっと私も後ほど確認するんですけど、屋外広告物に関して、比較的変えやすいというか、変わりやすいものでもあるので、ずっと何十年間、同じ指導をしてきたかどうかというところまで確認はしてないんです。そういうあれでしたっけ。いや、すいませんでした。

 

NHK 髙橋記者

さっきそういう私、質問だと理解したんですが。だから2022年以後の話はもう分かってるんですけど、その前について、いいよいいよって、でも結局付いてないやんって、条件付きでずっと許可してるってことは、そのたびに書類が変わってるってことですか。

 

市長

そうなんですよ。そういうことです。その時に要は、状態が変わっていたらその都度指導が入ると。

 

NHK 髙橋記者

なるほど、そこまでは確認してませんよと。

 

市長

そこまではすいません。

 

NHK 髙橋記者

失礼しました。ごめんなさい。

 

市長

よっぽど悪質なケースは多分指導が入りますよ。このケースの場合、あとちょっと付け加え漏れたんですけど、特に連携が必要なのは、建築の工作物としての確認と屋外広告物の提出なので、この2つの申請に関しては、連携強化するというのは事務的に今進めています。お互いより連携しながらしっかり確認が取れるような連携体制というのは取っていくということで、作業を進めているところです。

 

NHK 髙橋記者

失礼いたしました。

 

市長

いえいえ。

 

司会

ほかに質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。それでは終了いたします。

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