令和7年10月16日 大阪市長会見全文
2025年10月16日
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司会
それでは、市長定例記者会見を開始します。市長、よろしくお願いいたします。
市長
はい、よろしくお願いいたします。
大阪市・大阪公立大・大阪ガスの連携によりバイオプラスチック容器を中浜下水処理場にてエネルギー化する実証実験を開始します
大阪市・大阪公立大・大阪ガスの連携によりバイオプラスチック容器を中浜下水処理場にてエネルギー化する実証実験を開始します
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まずですね、1点目が、このたび、大阪市は、大阪公立大学及び大阪ガス株式会社と連携しまして、バイオプラスチック容器を中浜下水処理場にてエネルギー化する実証実験を開始いたします。先月開設された大阪公立大学の森之宮キャンパスがある大阪城東部地区は、「大学とともに成長するイノベーション・フィールド・シティ」をまちづくりのコンセプトとしておりまして、地区内の中浜下水処理場と大阪公立大学に、大阪ガスの協力をいただく形で今回の実証実験に取り組む運びとなりました。実証実験の概要ですが、まず大阪公立大学森之宮キャンパス内の学生食堂においてですね、すごい賑やかやな、今日。学生食堂におきまして、弁当の一部について、植物由来の原料で作られたバイオプラスチック製の容器で販売しまして、この容器を回収します。販売期間は11月4日から12月22日までと。大阪ガスが、この回収した容器からバイオプラスチック分解物を生成して、中浜下水処理場へ運搬します。処理場では、バイオプラスチック分解物を消化槽にこれを投入します。消化槽内では、微生物の作用によってですね、メタンが主成分のバイオガスが生成されます。このバイオガスで発電した電気は、中浜下水処理場で利用するという流れですが、この実証実験の目的は、バイオプラスチック製品のエネルギー化フローの実証検証、そして下水処理場の消化槽での導入効果の確認となってございます。今回実証実験を行う技術の実用化によりまして、今後普及が進むバイオプラスチックをカーボンニュートラルなエネルギーとして再利用することや、下水処理場とまちづくりの連携による地域のエネルギー拠点の創生にもつながると考えております。先日閉幕した万博におきましても、大阪ガスさんはガスパビリオンで、そして本市は大阪ウィークの展示で、下水処理場から発生するバイオガスの可能性について展示・PRを行ってまいりました。万博のレガシーとして、展示された様々な技術が大阪で実装化・産業化されることを期待をいたしております。
オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンの取組
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続きまして、オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンの取組について、お知らせをいたします。大阪市はこれまでも、児童虐待の未然防止、早期発見、早期対応のために、こども相談センターの複数設置・職員の計画的増員による機能強化や、こどもが生まれる前から切れ目のない、こどもやその親への支援など、様々な取組を進めてまいりました。11月は、全国的な取組としまして、「秋のこどもまんなか月間」に、「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施して、大阪市も、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるように、防止のための広報・啓発活動に集中的に取り組んでまいります。本日、私もシンボルカラーでありますオレンジ色のジャンパーを着用していますが、大阪府内の首長がこのジャンパーを着用することで、オール大阪で児童虐待防止を訴えていきたいと思います。市役所・区役所における普及啓発活動ですが、まず市役所正面玄関前に啓発オブジェの設置をします。11月の1日から30日までです。また、区役所内ではポスターの掲示や、のぼり等を設置する予定です。また、大阪城天守閣をオレンジリボンにちなんで、橙色にオレンジにライトアップいたします。また、プロスポーツチームとの連携による啓発活動も行います。大阪を拠点とするプロスポーツの協力のもと、啓発物品や動画、ポスターを作成しまして、ホームゲームの会場において啓発物品の配布や大型ビジョンでの動画放映、またポスター掲示を行うとともに、選手による啓発メッセージを場内アナウンスをいたします。そのほか、大阪府書店商業組合の協力書店、企業や大学と連携して、児童虐待防止の相談・通告先の周知を図ってまいります。すべてのこどもが笑顔で暮らせる社会になるように、児童虐待を防止して、こどもたちを守るためにも、泣き声が続くなど「虐待かな」と思ったらですね、迷わずお電話をいただきたいと思います。大阪市児童虐待ホットライン、フリーダイヤル、まずはいっぽう なにわっこ「0120-01-7285」。もしくは、児童相談所虐待対応ダイヤル、いちはやく「189」。連絡された方の秘密はもちろん必ず守りますので、ぜひ何かありましたら、「虐待かな」と思ったら、迷わずに通報のほどお願いします。また「親子のための相談LINE」を大阪府・堺市・豊中市と共同で実施してまして、ここでは、毎日相談を受け付けております。家庭での不安や、子育ての悩みなどを、LINEを使って、気軽にご相談いただきたいと思います。大阪市では引き続き、児童虐待の未然防止、早期発見対応に全力を尽くしてまいります。
阪神タイガース優勝記念パレードの開催にかかるご寄附・ご協賛
阪神タイガース優勝記念パレードの開催にかかるご寄附・ご協賛
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続きまして、最後に、阪神タイガースの優勝記念パレードにかかるクラウドファンディングについて、お知らせをいたします。11月22日の土曜日に御堂筋で開催する、阪神タイガース優勝記念パレードは、史上最速のリーグ優勝を皆様とともにお祝いをするものです。事業費は、クラウドファンディングによる個人からのご寄附や、企業からの協賛金などで確保していきたいと考えております。クラウドファンディングの受付を10月18日の土曜日10時から、11月30日の日曜日まで受付をしたいと思います。優勝パレード限定グッズなど、たくさんの返礼品もご用意いたしております。多くの皆様方に安全に楽しんでいただけるパレードの開催に向けまして、皆様のご支援をお願いしたいと思います。3点。以上でございます。
質疑応答
司会
それでは質問をお受けします。必ずマイクを通しまして、社名、氏名をお名乗りのうえ質問をお願いします。質問については市政関連のみでお願いします。それでは、幹事社のテレビ大阪さん、よろしくお願いします。
テレビ大阪 杉本記者
テレビ大阪の杉本です。よろしくお願いします。
市長
お願いします。
テレビ大阪 杉本記者
1点目のまず、バイオプラスチック容器のエネルギー化に関する実証実験に関してなんですが、今回実証実験ののちに、将来的に「新しいまち」の中で、具体的にどのような場に広げて、実用化することを想定しているなど、今のお考えがあればお聞かせいただきたいです。
市長
今回の実証実験は、「新しいまち」における可能性を探るための第一歩と考えております。バイオプラスチックは、今後、国全体で普及拡大を図っていくこととなっていますが、将来的に、このバイオプラスチックが広く普及して、これを下水処理場で回収、そしてエネルギー化して、またまちへ返す。新しいまちづくりを進めている、正にこの大阪城東部地区では、このような資源エネルギーの循環ができることは、非常に理想的かなと思います。まずは、今回の公立大森之宮キャンパスを中心に、バイオプラスチックの利用が広がっていくことに期待をしたいと思います。現段階では、まだバイオプラスチックの価格の問題や、エネルギー化技術に検証すべき点も多くなっています。今後は、この検証結果を踏まえながら、関係者にも知見を共有して、ご協力いただきながら、これからのカーボンニュートラルへの展開につながっていくことを期待をしております。
テレビ大阪 杉本記者
ありがとうございます。続いて、オレンジリボンキャンペーンに関してなんですが、毎年この取組を行われていると思うんですが、今年特に力を入れる取組や、新たな工夫などがもしあれば教えていただきたいです。
市長
はい。毎年、府下の首長の皆さん会見も、このオレンジジャンパーで臨んでいるところですが、これまで大阪市では、オレンジリボンキャンペーンの一環として、プロスポーツチームをはじめ、いろんな企業さんと連携しまして、啓発ポスターの掲示や、啓発物品の配布に取り組んできました。本年度は、新たな取組として、専修学校の協力のもと、車両用ステッカーを作成しまして、11月の月間を中心に連携企業の車両及び、建設局の道路パトロールカーや、環境局のごみ収集車などに掲示するという点です。こういったことで、市民の皆様への児童虐待防止のメッセージの発信をより強化していきたいと思います。今後もいろんな関係機関と連携しながら、この社会からひとつでも、こういう痛ましい事件を減らしていくという連携を深めていきたいと思います。
テレビ大阪 杉本記者
最後に優勝パレードにかかわるクラウドファンディングのスタートなんですが、前回の優勝のときにも同様に、クラウドファンディングをされていたと思いますが、今回、その前回を踏まえて変更した点だったりとか、反省を活かした部分など、そういう具体的に何か考慮したものがもしあれば、お聞かせいただきたいです。
市長
前回の反省を活かして。前回もですね、大体1億円程度ご協賛いただいているんですが、可能な限り、広く広報して、多く、ぜひクラウドファンディングに応募いただきたいと思います。返礼品なんかもですね、寄附額3,000円以上で、ご寄附いただく額に応じて、パレードのオリジナルグッズやパレードの特別観覧席(現在調整中)などをご準備しておりますし、前回もやったので数年前ですし、記憶にまだ皆さんあられる方もいらっしゃると思いますので、もし前回ちょっとしそびれたなという方がいらっしゃったら、また今回、新たにご検討いただいたり、前回ご寄附いただいた方に関しては、ぜひ今回も引き続きというふうに願っております。しっかり府市や委員会の方で発信しながら、めざせ実績1億円以上ということで頑張っていきたいと思います。
テレビ大阪 杉本記者
ありがとうございました。
市長
はい。
司会
次の質問をお受けします。読売新聞さん。
読売新聞 南記者
読売新聞の南です。お願いいたします。
市長
お願いします。
読売新聞 南記者
阪神優勝パレードですと、この、吉村知事が先程囲み取材で、職員さんの参加について、前回はボランティアという形だったところを、今回については公務の扱いにする、代休が取れる形でやりたいというお考えを表明されていますが、大阪市においては、どのような扱いになさるのでしょうか。
市長
前回はですね、ボランティアという形で職員の皆さんにもお力をいただきながらイベントを行った次第です。このパレードは、非常にやっぱり人気の球団でいらっしゃるので、かなり多くの方がいらっしゃいます。さらにですね、近年は、大阪市にお越しいただくですね、インバウンドの皆さんの数もどんどん増えているところです。こういったところから安全面の確保等も、より一層の安全対策が必要といった判断等を踏まえまして、大阪市の方でも、公務として対応していきたいというふうに考えております。
読売新聞 南記者
ありがとうございます。大体何人の方をどれくらいの時間、動員するかというのが現時点で分かればと思うのですけど。
市長
時間は、ちょっと職員、その担当された業務によりますし、職員数は恐らく、前回と同様ぐらいの規模になるのかなと思いますが、すみません。厳密に今、数字がないので、また良かったら局の方に確認いただきたいと思います。
読売新聞 南記者
承知しました。あとパレードでいうと、例えば今、名残惜しまれているミャクミャクであるとかの登場とかっていうのをサプライズの予定はあるんでしょうか。御堂筋で。
市長
面白いことをおっしゃいますね。そうですよね。でも今回はやっぱり、基本はチームを盛り上げるっていうところが主眼なので、基本は、純粋に恐らく優勝を祝う球団の方が、メインになると思いますから、キャラクターも含めて。今時点であんまり表だってミャクミャクの検討ということはないんですけども、ライセンス料もかかるんちゃうかな、あれ。ミャクミャクはなかなか厳しいかもしれませんよ。ただ、ありがとうございます。アイデアのひとつとしてちょっと考えてみます。
司会
次の質問をお受けします。ほかに質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。はい、時事通信さん。
時事通信 坪倉記者
時事通信、坪倉です。万博が閉幕して、しばらく経ちましたけれども、市長も公務の中に、万博に行く日程というのがなくなったりですとか、万博が終わったあとの感想と申しますか、何か思っていらっしゃることがあればお伺いしたいです。
市長
これは、ちょっともう言葉にできないぐらいなんと言いますか、ちょっと若干心にぽっかり穴が開いちゃってますよね。今日も朝ジャケットスーツを着て、バッチをつけようと思っても、万博のバッチあれほど毎日必ずつけてた万博のバッチは、もう別につけないわけですよ。多分、僕だけじゃなくて、職員の多くはそうだと思いますけど。今日の会見も、今日はもともとこのオレンジジャンパーなんですけど、恐らくこれからも、万博のボロシャツや万博のジャンパーっていうのは、会見でも着ないことになると思いますし。そういう意味では、僕は就任してからずっとそれを身につけて、機運醸成やそれに取り組んできましたから、もともと就任する前の府議時代からも誘致も含めて、ずっと取り組んできましたんで、本当になんというか、ぽっかり穴が開いたような気持ちにはなってますけど。なんか立ち止まるわけにはいかないので、万博で示された、いろんな技術なんかを、いかにレガシーとして、引き継いでいくかというのが、非常に大事だと思っています。逆に皆さんがまだ万博良かったねと思ってもらっている間に、そういうレガシーをどんどん発信していくことで、また発信力も強化できると思いますし、どんどん社会実装も近づいていくんじゃないかなと思うので、これからが大事だと思いますから、万博で示されたレガシーを次につないでいきたいと思います。
時事通信 坪倉記者
ありがとうございます。関連でもう1点なんですけれども、万博ではミャクミャクがすごく大人気でしたけれども、ミャクミャクについて、なんか万博終わってしまいましたし、基本的には協会の方のお話にはなるかと思うんですけれども、例えば、市の広報に活用していくとか、何かしらの活用方法などを考えてらっしゃったりしますでしょうか。
市長
はい、ありがとうございます。まずミャクミャクくん、多分帰ってくると思うんですよ、玄関に、大きいのが。あれ、それってもう発表してるのかな。まだ検討状況かあれですけど。帰ってきたあと、ちょっと大阪市内の別の場所で、大きいミャクミャクくんも、ちょっと人通りができるだけ人目につくというか、皆さんに見てもらえるような場所で、またちょっと設置できたらなというのは考えているところです。ただ、広報物全てに使うというのはなかなか難しいかもしれませんし、もし使えるチャンスがあれば、採用していきたいと思いますけど、結構フィー(料金)もかかるんじゃないかな、あれ使ったら。
時事通信 坪倉記者
ありがとうございます。市役所に前いたミャクミャクが帰ってくるというのと、またそれとは別に、何か市内にミャクミャクの場所を設けるみたいなことということでよろしいでしょうか。
市長
あ、ここに帰ってくるんですけど、その子がまたお引越しすることになると思います。点々とすることになると。そんなにいろんなところには行かないですけど、一定期間、移動しながらできるだけ多くの人に、もう一回接してもらいたいなという思いはあります。
時事通信 坪倉記者
かしこまりました。何かその市役所の後はどこに置くですとか、そういったことって決まっていたりしますか。
市長
あのね、どこまでオープンしていいのかちょっと分からないですけど、ある程度オープンなってるんやったかな、なってましたっけ。あれって。なってないですよね。ごめん、まだちょっと近々言えるときが来たら言うようにします。はい、すいません。
時事通信 坪倉記者
ありがとうございます。
司会
次の質問をお受けします。
ほかに質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。それでは終了いたします。
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