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メンタルヘルス対策と新任教員への支援について

2025年12月26日

ページ番号:666932

市民の声

 全国的に教員採用試験受験者数が減少し、教員が不足している現状で、大阪市の取り組み方とその成果を知りたいです。
 大阪市は教員のメンタルヘルス対策や新任教員の支援について具体的にどう取り組んでおられますか。そしてその成果、結果はどのようなものですか。
 また、2024年度にメンタルヘルス不調のために休職した教員の人数と、採用から1年未満で退職した教員の人数及びそれぞれの前年度比を教えてください。

市の考え方

 教員のメンタルヘルス対策については、重要な組織課題であると認識しており、「大阪市教職員こころの健康づくり指針」をもとに、さまざまな取り組みを行っています。
 具体的には、ストレスチェックの実施、外部相談窓口の設置および周知、「こころの健康講習会」、心理職が学校園を訪問する「安全衛生サポート事業」等を通して、セルフケアの向上や、働きやすい職場づくりを目指しています。
 またメンタルヘルス不調のため休職に至った教員に対しては、「復職の手引き」を作成し、円滑に職場復帰し、就業が継続できるよう復職支援を行っております。
 新任教員への支援につきましては、本市で初めて教壇に立つ新規採用の教員等が、年度当初から安心して円滑な教育活動を行うことができるよう、昨年度より「採用前研修」を実施しております。
 加えて、採用から1年未満の新任教員を対象に「新任教員研修」を実施しており、対面やオンデマンドでの研修を行っています。研修については、指導力の向上に関する内容に加え、「メンタルヘルス」を取りあげ、セルフケアについても学べるようにしています。
 対面での研修については班編成を行い、小グループに分かれての話し合い活動を中心に実施しており、実践などの学び合いに加え、新任教員同士のつながりを深め、不安や悩みを相談し合える関係づくりができるよう工夫しています。
 また、研修終了後にも相談会を開催して、希望者対象に不安や悩みを相談できる場を設けています。
 さらに、それぞれの班に班担当指導主事をおき、新任教員の学校への訪問やオンラインでの面談等を実施することで、研修時のみならず日常においても授業づくりやこども理解等、教員の資質向上とともに、様々な不安や悩みの解消等、メンタル面のサポートも行っています。
 併せて、学力向上支援チーム事業においても、指導員が各校へ訪問し、教員への直接支援とともに、管理職に教員の状況についてヒアリングを実施し、教員の資質向上やメンタル面のサポートを行っています。
 引き続き、当該校の管理職と連携し、新任教員の状況を把握しながら、新任教員の不安解消に向けて支援してまいります。

  • 「精神疾患を起因とする病気休職者数」および「採用から1年未満の退職者数」について
    精神疾患を起因とする病気休職者数(教諭・養護教諭)
    令和6年度(2024年度):125名  前年度比:8名減
    【参考】令和5年度(2023年度):133名
    採用から1年未満の退職者数(教諭・養護教諭)
    令和6年度(2024年度):13名  前年度比:2名減
    【参考】令和5年度(2023年度):15名

担当部署(電話番号)

【メンタルヘルスに関する支援に関すること】
教育委員会事務局 教務部 教職員給与・厚生担当
(電話番号:06-6208-9138)
【新任教諭への支援に関すること】
教育委員会事務局 総合教育センター 教育振興担当
(電話番号:06-6718-7457)
【病気休職者数等に関すること】
教育委員会事務局 教務部 教職員人事担当 
(電話番号:06-6208-9125)

対応の種別

説明

受付日

2025年5月25日

回答日

2025年6月6日

公表日

2025年12月26日

注意事項

市民の声の公表についての考え方は、本市ホームページ「『市民の声の見える化』について」をご参照ください。

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