御堂筋の歩道化について

2025年12月26日

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市民の声

　大阪市長が「御堂筋を森にしたい」と語った新聞記事を読みましたが、以前、イチョウ並木の更新以外では、樹木は追加して植える予定はないと聞いた記憶があります。
　また、御堂筋のイチョウ並木は「近代大阪を象徴する歴史的景観」として、大阪市指定文化財に指定されており、4列のイチョウの並木が条件だと聞いています。そのため、御堂筋を森にするとその景観が失われてしまうのではないかと危惧しているので、大阪市としての見解を教えてほしいです。

市の考え方

　大阪市では平成31年3月に、車中心から人中心のみちへと転換する今後の御堂筋のめざすべき姿と取組みの方向性を示した「御堂筋将来ビジョン」を策定しました。「御堂筋将来ビジョン」の策定にあたっては、御堂筋の沿道の町会や商店街、まちづくり団体などにもご参画いただきながら議論検討を進め、とりまとめたビジョン案についてはパブリックコメントにより市民の皆様に広くご意見を聴取しております。
　御堂筋上の4列配置のイチョウ並木は大阪市指定文化財に指定されており、「御堂筋将来ビジョン」では空間整備の基本方針として次のとおり定めています。

【イチョウの魅力を感じる風格のある空間の実現】

地上工作物のシンプルな形態と色彩によりイチョウを引き立たせ、統一感を演出する
地上工作物を統合することでイチョウを風景から浮かび上がらせる
イチョウを眺める場所を創出し、イチョウの魅力を感じることができる空間を創出する

　空間整備にあたってはこの基本方針に基づき、イチョウ並木の保全、イチョウを基調とした魅力ある空間づくりに取り組んでおり、イチョウの根の生育を促す効果のある路盤材を選定しイチョウの生育環境の向上を図るなど、イチョウが大きく育ち緑量が増えるような取り組みに努めております。
　なお、「御堂筋将来ビジョン」策定後における社会情勢の変化に応じ、当該ビジョンの改定などを行う場合には、策定当時のように市民の皆様に広くご意見を聴取いたします。