市場発、食の情報(No.1:たけのこ)
2024年7月2日
ページ番号:501322
今が旬!たけのこ!
市場の”食のプロ”がおすすめする、見分け方から美味しくいただく方法までお伝えします!
ご家庭でも春の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか!
たけのこについて
概要
たけのこはイネ科タケ亜科タケ類の竹の若芽で、日本全国に分布しています。たけのこには地方独特の品種も多いですが、一般的にスーパーに並ぶのは、孟宗竹が主流です。
竹の成長は早く、一日に1メートル伸びる竹もあります。そのため、たけのこは食される時期の短い食材です。
大阪市中央卸売市場で取引の多いたけのこの産地は、熊本県・福岡県・福島県です。産地によって美味しいたけのこの形も違うので、スーパーなどでは産地も是非チェックしてください。
栄養
栄養素:食物繊維、カリウム、
たけのこには便秘の予防、改善につながるとされる食物繊維が豊富です。余分なコレステロールを排出するのを助ける効果も期待できます。さらに食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して膨らみ満腹感をあたえ、ダイエットにも有効といえるでしょう。また、カリウムには塩に含まれるナトリウムを排出する作用から、むくみの解消、高血圧予防も期待できます。他には少量ですがビタミンB1、B2、C、Eも含まれています。
市場の”目利きのプロ”に学ぶ、『美味しいたけのこ』の見分け方
ポイント
美味しいたけのこを簡単に見分けるポイントは2つです。
(1)『色』
色を見る場所は主に2か所です。
穂先~皮:特に穂先が薄黄緑~黄色のもの
底側:切り口の変色が少なくみずみずしく、赤いポツポツが少ないもの。
(2)『形』
一般的には、全体が砲弾型でずんぐりとした形のものが甘く美味しいです。特に九州産のたけのこはその傾向があるそうです。ただ、大阪産などは細長い形のものが美味しいといわれているので、産地も見ながら探してみてください。
美味しい食べ方
簡単なあく抜き方法・保存方法(米ぬか無しでもあく抜きはできます!)
下ごしらえの方法
(1)穂先を斜めに切り、縦に一本切れ目を入れます(中身にまで切れ目が入っても大丈夫です)。
(2)米のとぎ汁を入れた鍋にたけのこを入れ、根元に竹串が通るまで茹でます。
(3)茹で上がった後は冷めるまでゆで汁の中におきます。
(4)調理するときは水でよく洗い、皮をむいていきます。茹でる前に入れた縦の切れ目によって、簡単に皮をむくことができます。
(注)(2)は米ぬかを使う方法もあります。
(お湯に一握りの米ぬかと赤とうがらしを2本入れ、弱火で根元に竹串が通るくらいまで茹でます。 最近はたけのこを購入する際に米ぬかも一緒になっていることが多いです。)
保存方法
たけのこは基本的に冷蔵保存がおすすめです。
生でしたら、 温度0~2℃、湿度90%で貯蔵期間3~5日くらいです。
家庭では、購入後できるだけ早く下ゆで・皮をむきをしてください。
その後はたけのこがつかるくらいの水に浸けて冷蔵保存します。定期的に水を変えれば10日間程度保存できます。
冷凍することもできます。
おすすめの調理方法
穂先:汁物・和え物 (やわらかさや香りを楽しめます)
中央:煮物・炒め物・揚げ物 (煮物にしたたけのこを天ぷらにすると絶品です)
根本:炊き込みご飯 (歯ごたえを楽しめます)
おわりに
今が旬のたけのこをご紹介しました!いかがでしたでしょうか。
たけのこの旬は5月上旬くらいまでのとのことです。
皆さん、ぜひ今だけの春の味覚を味わってみてください!
〈取材協力〉
大果大阪青果株式会社
大阪本場青果卸売協同組合
株式会社 三佐和
- 大阪中央卸売市場 食材図鑑【青果】
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