市場発、食の情報(No.8:いちご)
2024年7月2日
ページ番号:526959
瑞々しくて甘酸っぱい「いちご」!
食の情報No.8は、いちご。
スーパーにも沢山のいちごが並ぶ季節になりました。
いちごの美味しさは品種によって様々!
今回も、食べる時のおすすめの向きや見分け方、保存方法など、市場の”食のプロ”に教えてもらいます!
栄養
栄養素:ビタミンC,アントシアニン、葉酸
いちごはビタミンCが豊富な果物で、同量のみかんに比べて約2倍も含まれています。アントシアニンは眼精疲労に、葉酸は貧血予防に効果があるといわれています。ビタミンCやアントシアニンなどは抗酸化作用があり、洗うだけで手軽に食べられるので、栄養摂取に適した食材といえます。
いちごの種類は様々です
品種ごとの特徴
様々ないちごが大阪市中央卸売市場にはあります。
今回はプロに教えていただいた6つの品種を、一つずつご紹介します。
奈良県発祥で、古都華(ことか)と言います。
大粒で、深い赤色が特徴です。
プロ曰く「どの時期でも安定して美味しい!」とのことです。
こちらも奈良県発祥で、淡雪(あわゆき)といいます。
薄い桃色をしたいちごです。
ほどよい甘みで、酸味は控えめです。
この白いいちごは、パールホワイト。
白い色味が特徴で、上品な甘みで果肉はしっかりしています。
完熟しても色が白いので、その見た目から製菓用としても人気です。
スーパーでも見かける品種です、さちのか!
糖度が高く、香りが良いです。
取材したいちごは枝付きでサイズも立派でした。
プロがおっしゃるには、「枝付きのほうが日持ちが良い」とのことなので、ぜひ探してみてください。
この手のひらサイズの大きないちごは、「かおりの」といいます。
かおり野とも。三重県が発祥で、名前のとおり、香りがよいいちごです。
小さいサイズのものは、スーパーでも見かけるいちごです!
次は「ひのしずく」です。
酸味が少なく、強い甘みが特徴のジューシーないちごです。
海外でも人気のいちごだそうです!
いちごの楽しみ方
プロはそのまま食べるのが一番美味しいとおすすめです。
食べる際にもコツがあり、
・切るときはヘタのギリギリで切りましょう。ヘタの下に栄養が集まるので、たくさん切ってしまうのは勿体ないです。
・食べるときは、常温が甘みと酸味が一番味わえるとのことでした。
・食べる向きはヘタ側から。そうすると最後の一口が一番甘いので、最後まで美味しく食べられます。
美味しいいちごの見分け方
プロが教えてくれたいちごの見分け方は
・赤くてツヤがあること
・ヘタがきれいな緑色をしていること
・傷がないこと
の3点です。
プロによると、沢山日光にあたったいちごは味も良く、きれいな赤色になるそうです。
同じ品種でも大きさに差があるのですが、美味しさは変わるのでしょうか。
プロがおっしゃるには、大きさでは味に変わりはない!とのこと。
大きさよりも色味が大事だそうです。
選ぶ時は、ヘタのぎりぎりまでしっかり赤いいちごを探してください。
保存方法
いちごは生で食べる場合は、あまり長持ちしませんので、できる限り早く食べてください。
保存は一定の温度に保てる冷蔵庫が良いのですが、寒い時期ならば玄関でも大丈夫とのこと。
4月5月になると暖かくなってきますので、冷蔵庫に入れてください。
冷凍保存をすると、繊細な甘みが薄れてしまうので、加工目的以外での冷凍はおすすめしません。
また果物は息をしているので、密閉容器に入れてしまうのも良くないそうです。
いちごはパックのまま、温度が一定の場所で保存してください!
おわりに
特徴あるいちごをご紹介しました。
いかがでしたか?
2月からもいちごの美味しい時期なので、食べ比べして種類ごとの美味しさを楽しんでください!
〈取材協力〉
大阪本場青果卸売協同組合
株式会社山岩
- 大阪市中央卸売市場 食材図鑑【野菜と果物】
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