市場発、食の情報(No.12:梨)
2024年7月2日
ページ番号:543626
品種様々、美味しさ様々、梨!
食の情報No.12は、梨をお届けします。
梨は秋の味覚と思っていませんか?
実は!夏も美味しいんです。
大阪市中央卸売市場には7月の下旬から10月の半ばまで沢山の梨が集荷されます。
その品種も様々で、市場の”食のプロ”に沢山教えてもらいました!
梨の品種について
お店でよく見かける梨は、二十世紀、幸水、豊水。
生産量も多く、一般的に食べられている梨といえば、この3品種かと思います。
ですが!市場にはもっと沢山の品種の梨があるんです!
その特徴をプロは表にしてくれました。
やはりさっぱりした梨は二十世紀のようです。
梨の品種もたくさんありますので、取材時に市場に入ってきていた梨について、プロに教えていただきました!
読みは「にじっせいき」。青梨の代表です。爽やかな甘みと、シャリシャリした食感が特徴。
関西では梨といえば二十世紀を思い浮かべる方も多いのでは?
適度な酸味と甘みを併せ持つ大玉の品種。幸水に次ぐ生産量の赤梨。比較的日持ちがするのも特徴です。
読みは「しんかんせん」。梨の中でも甘さが際立つ高級梨。生産量も多くないので、果物専門店や百貨店にしか出回らない。「甘くて食感も良い!」とプロおすすめの品種の一つ。
読みは「あきばえ」。二十世紀と幸水との交配によって生まれた上品な甘さの赤梨です。プロによると、特に今年は甘く仕上がっているそうです。
季節ものですので、取材時に大阪市中央卸売市場に入ってきていた品種は5~6品種程です。季節が進むと品種も入れ替わりますので、お店でチェックしてください!
目利きポイント ※目利きとは良いものを見分けることです。
プロが教えてくれた目利きポイントは、
- ずっしり重いこと
- お尻が小さ目で、軸の反対側の部分が大きくへこんでいること
- お尻周りの色が黄色味を帯びていること
- 青みを帯びている梨はさっぱり味で、黄色みの強い梨は甘みが強い
- 9月中旬以降の梨はやわらかめの食感に
食べるまでのコツ
- 追熟しないので、買ったらすぐ食べましょう
- 保存はビニールにくるんで冷蔵庫へ
- 皮や種は酸味が強いので、厚めに剥きましょう
- 生で食べるのが一番美味しいです
- 加熱調理には向きません
梨は瑞々しさが大事です。
食べる2時間くらい前に冷蔵庫に入れると、ジューシーで美味しく冷えた梨がいただけます!
おわりに
今年は雨の影響で、収穫前の梨が落果してしまいました。
出荷できる量も例年に比べて少なくなるといわれています。
ですが、今年は全体的に甘みが強く、梨の美味しい年になると、プロの太鼓判をいただきました。
普段の品種だけでなく、ちょっと贅沢な梨も楽しんでみてください!
お好みの梨が見つかるはずです!
<取材協力>
大阪本場青果卸売協同組合
JA全農とっとり
株式会社山岩
- 大阪市中央卸売市場公式X(エックス)
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- 大阪市中央卸売市場 食材図鑑【野菜と果物】
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 中央卸売市場 企画課
住所:〒553-0005 大阪市福島区野田1丁目1番86号(業務管理棟15階)
電話:06-6469-7935
ファックス:06-6469-7939