特殊詐欺(オレオレ詐欺、還付金詐欺など)対策
2023年1月20日
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特殊詐欺8つの手口
「特殊詐欺」とは「オレオレ詐欺」や「還付金等詐欺」 等、犯人が電話などを利用して、言葉巧みに相手をだましたうえで、現金を取りに来たり、振り込ませたりする犯罪で、その手口は
- オレオレ詐欺
- 架空請求詐欺
- 融資保証金詐欺
- 還付金等詐欺
- 金融商品等取引名目の詐欺
- 異性との交際あっせん名目の詐欺
- ギャンブル必勝法情報提供名目の詐欺
- その他の特殊詐欺
の8つに分類されます。
この中で、平成29年中、特に被害が大きいのが「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「還付金等詐欺」です。
最近の特殊詐欺
有料動画サイトの未納料金を名目に、コンビニ決済で支払いを要求する詐欺が急増しています
実在の会社名を称して
- 「有料動画サイトの未納料金があります。」
- 「連絡がない場合は法的手段を取らせて頂きます。」
という内容のメール(SMS)を送りつけ、トラブルを恐れて連絡した被害者に対し、コンビニ決済を利用させてお金をだまし取る詐欺が急増しています。
動画サイトの未納料金について支払いを求めるメール(SMS)や電話は詐欺の可能性が高い
ので、最寄りの警察署(または、警察相談ダイヤル(#9110))に相談しましょう。
百貨店店員や家電量販店を名乗り、被害者にキャッシュカードを手渡させる詐欺が増えています
実在の百貨店や家電量販店を名乗り
「あなたのクレジットカードが買い物で使用されている。」
「キャッシュカードも悪用されている可能性がある。」
と電話をした後、銀行関係者を名乗る別の犯人が
「キャッシュカードを作り変える必要があり、手続きに必要なので暗証番号を教えてください。」
「担当者がキャッシュカードを預かりに行くので、今お使いのカードはその者に渡してください。」
などと言って、キャッシュカードをだまし取る詐欺が増えています。
「キャッシュカード預かります、暗証番号教えて」は詐欺!
キャッシュカードは誰にも手渡してはいけません!
暗証番号は誰にも教えてはいけません!
犯人は百貨店の社会的信用の高さを悪用しています。
このような電話があれば、相手が名乗った百貨店に電話をして話の内容を確認するか、最寄りの警察署(または、警察相談ダイヤル(#9110))に相談しましょう。
特殊詐欺の代表的な手口
オレオレ詐欺
息子(娘)を名乗って被害者に電話をかけ、
「夫のいる女性を妊娠させてしまった。女性の夫に訴えられるので、示談金が必要。」
「株を買うのに会社のお金を使い込んでしまった。弁済しなければクビ(解雇)になってしまう。」
などと言い、トラブルに巻き込まれた息子を演じて被害者からお金をだまし取る手口です。
被害にあわないために
- 犯人は「風邪を引いた」などと言い、本当の息子と声が違うことについて疑問をもたせないようにします。
- 犯人は「携帯電話を落としたので番号が変わった」などと言い、被害者に犯人の電話番号を息子の電話番号として登録させようとします。
- このような不審な電話があった時は、必ずその不審な電話がかかる前までにかけていた息子さんの携帯電話や家の電話に連絡して確認しましょう。
- 親戚の名前、ペットの名前など、本当の息子さんしか知らないことを相手に質問することは被害防止に有効です。
- 犯人は「今日中にお金を用意出来なければ訴えられる(首になる)」と言って被害者を焦らせますが、落ち着いて一旦電話を切り、家族に相談しましょう。
- 身近に相談できる人がいない場合は、最寄りの警察署(または、警察相談ダイヤル(#9110))や自治体などに相談しましょう。
還付金等詐欺
市役所等の職員を名乗って被害者に電話をかけ、
「医療費(保険料)の払い戻しの通知をお送りしたのですが、お手続きがまだでしたの連絡させて頂きました」
「今日中なら間に合いますので、ATM(現金自動支払機)で手続きをしてください。」
などと言い、被害者を駅前やスーパーの無人ATMに誘い出します。
そして、被害者に医療費の還付手続きしていると思わせて、犯人の口座にお金を振り込ませる操作をさせ、お金をだまし取ります。
「こちらの言うとおりにATMに入力してもらえれば還付金が振り込まれます」は詐欺!!
被害にあわないために
- ATMを操作して還付金を受け取ることはできません。(ATMにそのような機能はありません)
- 市役所の代表電話にかけなおして話の内容を確認すれば、その話が嘘かどうか判明します。
- 犯人は「今日中しか手続きできない」等と言って被害者の気持ちを焦らせますが、落ち着いて一旦電話を切り、家族に相談しましょう。
- 身近に相談できる人がいない場合は、最寄りの警察署(または、警察相談ダイヤル(#9110))や自治体などに相談しましょう。
架空請求詐欺
- 犯人は、郵便、インターネット、携帯電話等を利用して不特定多数の者に対し、架空の事実を口実とした料金を請求する文書を送付する等して現金を口座に振り込ませようとしたり
- コンビニエンスストアで、マルチメディア端末の使用を指示し、支払手続をさせた後、レジで現金を支払わせたり
- 「〇〇ギフトカード」等の電子マネーを購入させた後、カード番号を聞き出したり
して、額面の金額をだまし取ろうとします。
心当たりのない請求は、詐欺の可能性大!
「〇〇までに金を振り込まないと民事訴訟を起こします」は詐欺!!
相手にカード番号を教えることは相手にカードの金額を渡すことと同じです!
騙されないための防犯対策
- 一人で振り込まない。
- すぐに振り込まない。
- 一人で悩まずに、家族や最寄りの警察に相談をする。
- 常時留守番電話を利用したり、ナンバーディスプレイ機能を活用し、知らない人からの電話や非通知の電話は無視!
- おかしいと思えばすぐに電話を切断する。
- 身に覚えがなかったり、はっきりしない請求には応じない。
- うまい儲け話に乗らない。
- 生活に支障がなければ、自動着信拒否や自動録音といった防犯機能付電話を利用したり、電話番号の変更を考える。
被害にあわないために日頃から、家族や友人と防犯対策等について話し合う事が大切です!!
特殊詐欺の未然防止について
様々な方のご協力で被害が防止されています!
- 特殊詐欺の電話を受けた方が自ら詐欺に気付かなかった場合でも、家族や役所、金融機関等に相談や確認をすることにより、被害にあわずにすんだケースが多数あります。
- 特殊詐欺の電話を受けた方が、犯人の指示どおりに金融機関やATM等に向かった場合でも、金融機関職員やタクシーの運転手、コンビニエンスストアやスーパーの店員、ATMでたまたま後ろに並んでいた人などが不審に思い声をかけることによって、被害が未然に防止されたケースもあります。
- 普段から、ご両親や祖父母と会話をする、電話をかける、直接訪問して様子を確認するなどのコミュニケーションをしっかりととっていただきますようお願いします。
- 携帯電話で通話しながらATMを操作している方を見かけられましたら、お声がけいただき、警察に通報していだきますよう、ご協力をお願いいたします。
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 市民局区政支援室地域安全担当
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