第50回大阪市特定団体経営監視会議

平成30年8月6日(月曜日)　13時30分から15時30分まで

大阪市役所5階　大応接室

• 委員
  金井座長、西委員、奥谷委員、田中副市長
• 説明者（説明順）
  ＊株式会社湊町開発センター(MDC)：間渕代表取締役社長、齋藤専務取締役、松下常務取締役
      都市計画局：野原企画振興部長、山田開発調整部長、福永総務担当課長
  ＊アジア太平洋トレードセンター株式会社(ATC)：木村代表取締役社長、東専務取締役、富永経営戦略室長
  　 経済戦略局：和田立地交流推進部長、松本国際担当課長
  ＊クリスタ長堀株式会社：髙橋代表取締役社長、梶本常務取締役、髙橋管理担当次長、永井総務課長
  　 建設局：田中総務部長
• 事務局
  市政改革室：羽東市政改革室長、山向改革推進担当部長、足立行政リスク管理担当課長
  

平成29年度決算状況について
平成30年度予算状況について

• 株式会社湊町開発センター(MDC)
• アジア太平洋トレードセンター株式会社(ATC)
• クリスタ長堀株式会社

MDC、ATC、クリスタ長堀の平成29年度決算状況及び平成30年度予算状況について、団体、所管局から説明の後、委員との質疑を行った。

【MDCについて】

（説明）

・平成29年度決算について、減価償却費、業務委託料、光熱水費等の増等により営業費用が増加したものの、オフィス・店舗の賃料収入や駐車場収入の増等により、売上高、営業利益、当期純利益ともに前年度を上回った。

・平成30年度は、修繕費及び減価償却費が増加する見込みであるため、売上高、営業利益、当期純利益ともに平成29年度決算をやや下回る見込みである。

・売上高の大部分を占める賃貸事業について、オフィスでは、引き続き高い入居率を維持し、賃料水準の向上に努めるとともに、商業店舗では、経営効率向上のためのテナント入替の模索や、イベント来場者及びバス利用客をテナント利用に繋げる取組みを進める。また、バスターミナル事業については、乗降客数に比例した料金体系やバスターミナル全体の運営方法の見直しについて検討を進める。

（意見等）

・平成29年度決算状況及び平成30年度予算状況ともに、問題はない。

・インバウンドが増えている中で、乗降客数に応じた料金体系の検討が進めば、経営に大きな影響があるものと考える。

【ATCについて】

（説明）

・平成29年度決算について、貸館収入やイベント売上金等により、売上高が前年度を上回ったものの、修繕費や業務委託費の増等により、営業利益及び当期純利益が前年度を下回った。

・平成30年度は、賃貸収入やイベント売上金の減等により、売上高が減少するとともに、業務委託費や減価償却費の増等により、営業利益及び当期純利益が平成29年度決算を下回る見込みである。

・売上高の大部分を占めるオフィス部門について、今後も、年2回程度、テナント仲介業者向けの内覧会を実施し、大型区画の誘致に向けて取組みを進める。

（意見等）

・平成29年度決算状況及び平成30年度予算状況ともに、問題はない。

・今後の設備更新等にあたっては、当初設計や施工に関わった業者に関わらず、仕様内容を明確にすることで、他の業者との契約の可能性やコスト削減の可能性についても検討して頂きたい。

・大型区画を賃借しているテナントの動向については、注視しながら検討して頂きたい。

【クリスタ長堀について】

（説明）

・平成29年度決算について、賃料収入等により売上高が前年度を上回ったものの、報酬・給与、道路占用料、業務委託費の増等により、営業利益及び当期純利益が前年度を下回った。

・平成30年度は、修繕維持費や業務委託費の増加を見込むものの、賃料収入の増加も見込んでおり、売上高及び営業利益、当期純利益が平成29年度決算を上回る見込みである。

・従来の販売促進に加え、SNSを活用した販促活動や店舗間の回遊を意識したコラボ企画の開催により売上高の向上を図るとともに、優良テナントの誘致を行い、収益確保に努める。

（意見等）

・平成29年度決算状況及び平成30年度予算状況ともに、問題はない。

・地下街の通行量調査の結果を、今後も活かして頂きたい。