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住宅用火災警報器の設置効果があった火災事例

2024年4月4日

ページ番号:47941

  • 住宅用火災警報器が作動したおかげで、火事が発生してすぐに気が付いたため、初期消火に成功したり、避難できた事例について紹介しています。
  • 特に、就寝中の寝室で発生する火災で怖いのは一酸化炭素です。火災の初期であっても、室内に煙が充満した状態で一酸化炭素が人体に影響を与える濃度になっていることが考えられます。布団が少し焼けたぼや火災で一酸化炭素中毒でお亡くなりになる方は、そのような状態であったと考えられます。

     

3階建て住宅の2階で就寝中に

 7月の朝5時ごろ、3階建て住宅の3階洋室から出火しました。家人は2階の和室で就寝中でしたが1週間ほど前、2階和室横にある台所に住宅用火災警報器(煙感知器)を付けていました。

 家人に状況をお聞きしますと、「ピーピー」と鳴動する住宅用火災警報器で目が覚め、台所に行ってみると、3階に通じる階段から煙がモクモクと流入してきたので、慌てて1階へ降りて119番通報をしたということです。1階に消火器を設置していたのですが、延焼が拡大しすでに手をつけられる状態ではなく、避難することだけで精いっぱいだったとのことです。

 住宅の3階部分は焼損してしまいましたが、住宅用火災警報器により早期に負傷することなく避難できた事例です。

 

食事中に

 10月の夕方6時ごろ、2階建て住宅の1階台所から出火しました。この住宅には、台所に一酸化炭素警報機能付きの熱感知器、2階階段室に煙感知器、玄関に消火器を設置されていました。出火原因は、夕食にガスコンロを利用してフライ物を揚げた後、ガスコンロを消し忘れたために出火したものです。

 家人は、1階台所の隣室で食事中でしたが、2階階段室に設置していた住宅用火災警報器(煙感知器)が作動し、台所を覗くとガスコンロ上の鍋から20センチ程の炎をあげており、座布団で消火を試みるも失敗しましたが、家人が119番通報後、到着した消防隊が消火した火災です。

 結果的に、家人による初期消火は失敗しましたが、幸いにも負傷することなく、室内の物品が焼損する損害で収まっています。

  

電気ストーブをつけて就寝中に

 2月の朝方4時ごろ、共同住宅の5階住宅の寝室において発生した火災です。出火原因は電気ストーブをつけたままベットで就寝中、布団がずれ落ちて電気ストーブに接触したため出火したものです。この住宅の台所には熱感知器、寝室には煙感知器が設置してありました。

 家人によると、就寝中に寝室の煙感知器が作動したので目が覚めたところ、部屋には煙が充満しており、羽毛布団の羽毛が部屋を舞っている状態で、手でたたいて消火したとのことでした。

 住宅用火災警報器のおかげで、幸いにも布団を焦がしただけで自分で消火できた事例です。

 

調理後うっかりして

 11月の午前10時前 共同住宅の2階一室台所から出火しました。 出火原因は、弱火で点火していたガスコンロの上に樹脂製のまな板を無意識に置いたために出火したものです。

 住居内には60歳代の夫婦が食事後テレビを見ていましたが、台所の住宅用火災警報器(熱感知器)の作動で火災に気づき、同時に火災に気づいた近隣者が協力して消火を行ったため、被害はガスコンロ周辺の物品を焼損するにとどまりました。

 この火災では、住宅用火災警報器は家人に火災を知らせることに加えて、近隣者へもいち早く火災を知らせることができましたので、協力を得ることができ、被害を少なくすることができた事例です。

IHコンロを使用して調理中

 11月の20時頃 共同住宅の2階一室台所から出火しました。 IHコンロで天かすを揚げながら台所を離れて用便中に、鍋のサラダ油が過熱し発火点に達したため出火したものです。

 台所に設置した住宅用火災警報器(熱感知器)が作動し家人が火災に気づき、コンロのスイッチを切るとともに濡らした布で鍋を覆って消火したので、コンロ上の換気扇フィルターとコンロ周りの物品を焼損して火災は収まっています。

 消火の際に軽いやけどを負いましたが、住宅用火災警報器のおかげで被害の拡大を防ぐことができた事例です。

外出中に

 1月の昼1時ごろ、家人は、昼食調理のこんろの火を消したと思い込み外出したのですが、火がついたままだったため、こんろ付近に置いていた雑品(合成樹脂性の洗い桶)から出火しました。

 この住宅の台所には、約1ヶ月前に地域で共同購入した住宅用火災警報器(熱式)を設置していました。

 この住宅の近隣者が、「火事です。火事です。」と鳴動する警報器の音で火災に気づき、すぐさま119番通報。到着した消防隊が消火した火災です。

 結果的に、台所の天井と壁を若干焼損しましたが、住宅用火災警報器の設置により被害を最小限に抑えた事例です。

 家人いわく「地域での取組みで購入し、設置した住宅用火災警報器が、まさかこんなに役立つとは思っていなかった」とのこと

 

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