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台風による火災にお気をつけください

2024年8月23日

ページ番号:540831

台風で火災は、発生しない?

 台風による被害は、強風により物が吹き飛ぶ、大雨により洪水になる、などの風水害だけで、火災はおこらないと思っている方も多いのではないでしょうか?ところが、台風でも次のような場面で火災が発生する恐れはあります。ご注意ください。

その1 電化製品を外に出しっぱなしの場合

 電化製品がコンセントに差し込まれている場合は、強風で電気コードが引っ張られショートする可能性があります。また、雨に濡れた電化製品を乾いたからといって使用した場合もショートする危険性があります。

対策

 台風や大雨が来そうな場合は、屋外の電化製品をすべて屋内に入れる。万が一、屋外に出しっぱなしの電化製品が雨で濡れた場合は使用しない。

その2 通電火災による出火

 通電火災とは、台風などの災害で停電した後、復旧して電気が流れた際に、災害により損傷した電化製品や電気配線等に通電されるために発生する火災のことです。

対策

停電時
  1. 電化製品のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
  2. 自宅等を離れる際はブレーカーを落とす。
電源プラグを抜く
ブレーカーを切る
再通電時
  1. 漏水等により電化製品等が破損していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないかなど、十分に安全を確認してか使用する。
  2. 建物や電化製品に外見上の損傷がなくても、壁内の電気配線にキズがついていた場合や電化製品内部が故障した場合などは、電気が復旧してから一定時間経過した後、火災に至る場合があるため、煙の発生等の異常を発見した際は直ちにブレーカーを落として電気を切り、消防機関に連絡する。
通電火災の発生パターン

台風による通電火災事例

強風で断線した電線から出火

 強風で断線した電線が、付近の金属器具に接触していたため、再通電時にショートし出火した。

雨水のかかった分電盤から出火

 強風の影響により停電し、電動シャッターが開いたままになり、電動シャッター付近に設置されていた分電盤に雨水がかかり、再通電時にショートし出火した。

強風で被覆の剥がれた屋外の電気配線から出火

 建物の外壁に敷設された電気配線の被覆が強風により破損し、再通電時にショートし出火した。

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