消防用設備等を設置している防火対象物の関係者さまへ
2024年12月23日
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停電時の消防用設備等の対応について
電源を必要とする屋内消火栓設備や自動火災報知設備などの消防用設備等は常用電源が停電等の異常をきたした場合においても、これに替えて有効に電力供給を行うために非常電源が設置されています。
しかし、長時間の停電が発生した場合には非常電源の電力供給の低下により消防用設備等が有効に機能しなくなる場合があり、また停電により自動的に警報音等を発する機器もあります。停電の際には次の点にご留意していただき、適切なご対応をしていただきますようお願いします。
停電により消防用設備等から警報音が鳴動した場合の対応について
自動火災報知設備
機種により対処方法(警報音の止め方や電気が戻ったときの点検方法など)が異なりますので、詳しくは取扱説明書をご確認いただくか施工事業者又は点検事業者にご確認ください。
点滅又は音声誘導機能付きの誘導灯
誘導灯のうち、点滅機能又は音声誘導機能が設けられているものは、停電により自動的に誘導音や点滅を発する機種があります。この場合は、館内の安全を確認した上で、機器の復旧をしてください。
機種により復旧方法は異なりますので取扱説明書をご確認いただくか、誘導灯を設置した施工事業者又は点検事業者にご確認ください。
停電が長時間継続し、消防用設備等が作動しない場合に備えた対応について
消防用設備等の非常電源として蓄電池設備や非常電源専用受電設備等を使用している場合、消防用設備等が作動しない場合に備えて、以下の対応をお願いします。
消火設備
消火器、簡易消火用具等の設置場所と使い方を再確認してください。また、不活性ガス消火設備やハロゲン化物消火設備等の自動消火設備については、手動による放出操作手順を再確認してください。
警報設備
機能停止により未警戒状態となるため、防火対象物の関係者による巡回等により火災の早期発見を図るとともに警戒範囲内への周知体制を再確認してください。