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ケース1:みんなの想いがひとつになった「つながる人命救助」

2022年7月25日

ページ番号:474343

とっさの判断で連携が生まれ、男性を救助!

受賞者三名のお写真

平成30年9月。Osaka Metroの電車内で心肺停止になった男性に、2名の乗客と2名の駅員が協力して救命処置を実施し、命を救いました。この救命活動の功績に対し、中央消防署にて感謝状の贈呈を行いました。

「『男性が助かった!』と聞いた時は本当に感激しました。周りの目がある中とても緊張しましたが、勇気を出して本当に良かったです」誇らしげに語る皆様の顔は、とても輝いていました。

さて、今回の救命劇ですが、実は大変珍しいケースなんです。

というのも、救命にたずさわった4名のうちのお1人は、別の日に心肺停止の男性に救命処置を行い蘇生させたことに対して、鶴見消防署で感謝状を贈呈された帰り道での出来事だったからです!これは全国でも類を見ない事です。

心肺停止傷病者を救うために何よりも大切なのは、今回のように近くにいる人が1秒でも早く、救命処置(※胸骨圧迫やAEDなど)を行うことです。

今回、救命にたずさわった4名は全員普通救命講習を受講したことがあり、うち1名は「応急手当普及員」という、より高度な資格もお持ちでした。 

実際に救命された方から、お話を伺いました。

受賞風景
インタビューを受ける藤本さんと西山さん
インタビューを受ける多々見さん

西山 浩さん:乗客 セコムジャスティック株式会社ご勤務

鶴見消防署で、別の人命救助について感謝状を授与された帰り道のことでした。

電車がなかなか発車しなかったので確認に行くと倒れている男性を発見し、夢中で胸骨圧迫しました。

体力には自信があるのですが、緊張で思った以上に体力を消耗しました。

自分の身内を助けるような気持で挑めたことは、とても良かったと思います。

藤本 政治さん:乗客 セコムジャスティック株式会社ご勤務

かなり下層にある駅でしたので、長いエスカレーター2本分を駅長室まで懸命に駆け上がりました。

今回はAEDが『電気ショック必要なし』と判断していましたので、最悪のケースも頭をよぎりましたが、助かったと連絡を受けた時は言葉で表せない程嬉しかったです。

あの時一歩踏み出せて、本当に良かったです。

多々見 修一さん:Osaka Metro駅係員

胸骨圧迫が体力的に大変なことを知っていますので、先に実施してくれていた西山さんに交代を申し出て連携を取りました。

応急手当普及員の資格を持っていますが、実際の現場は普段感じることのない緊張感でした。

救命講習を受講したことが無い方、ぜひ受講して下さい。

時間が経っても頭に残ることが必ずあります。

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