第212回　個人情報保護審議会　会議要旨

1　日時　平成26年2月12日（水曜日）午後1時から午後3時まで

2　場所　大阪市役所本庁舎　4階（総務局会議室）

3　出席者

   （委員）

     野呂会長、土谷委員、赤津委員、太田委員、黒坂委員

   （事務局）

     辰己行政部長、福永公開制度等担当課長、髙嶋公開制度等担当課長代理

     田中担当係長、三牧係員

    （福祉局）

      塩谷総合福祉調整担当課長兼住宅支援給付担当課長

      小林住宅支援給付担当課長代理兼総合福祉調整担当課長代理

      岸本担当係長、河北担当係長、石谷担当係長、溝口担当係長、松木係員

      難波簡素な給付措置担当課長、松崎担当係長、三方担当係長、小野澤担当係長

4　議題

(1) 第211回審議会会議要旨の承認

(2) 諮問に係る審議

  ア　条例第6条及び第10条に基づく個人情報の取扱いに係る諮問についての審議

      ・「孤立死の防止に向けた安否不明者にかかる個人情報の利用並びに関係機関からの収集及び関係機関への提供について」（福祉局）

イ　条例第6条及び第10条に基づく個人情報の取扱い及び条例第9条に基づく新たな保有個人情報の電算機処理に係る諮問についての審議

     ・「臨時福祉給付金給付事務実施に伴う、個人情報の目的外利用、実施機関以外への提供、本人以外からの収集並びに新たな個人情報の電子計算機処理について」（福祉局）

5　議事要旨

(1) 第211回審議会会議要旨の承認

(2) 条例第6条及び第10条に基づく個人情報の取扱いに係る諮問についての審議（福祉局）

    〈審議結果〉

　   諮問のあった、孤立死の防止に向けた安否不明者に係る個人情報の本人以外のものからの収集については、公益上必要であると認められ、また、保有個人情報の事務の目的の範囲を超えた利用及び実施機関以外のものへの提供については、市民サービスの向上を図るため、相当の理由があると認められる。また、いずれも本人の権利利益を不当に侵害するおそれがないと認められる。
      したがって、本諮問の内容は適当なものと認める。
      なお、取り扱う個人情報の性質を踏まえて、当該個人情報の保護安全対策に万全の措置を講ずることを強く要請する。

(3) 条例第6条及び第10条に基づく個人情報の取扱い並びに条例第9条に基づく個人情報の電算機処理に係る諮問についての審議（福祉局）

    〈審議結果〉
      諮問のあった次のことについては、臨時福祉給付金給付事務において、市民サービスの向上に資するとともに、当該事務の目的を達成するために必要不可欠もしくは当該事務の遂行上やむを得ず、または相当の理由があると認められ、かつ、本人の権利利益を不当に侵害するおそれがないと認められる。

   ア　申請勧奨対象者の把握のために、国民健康保険被保険者、介護保険被保険者、社会福祉施設等の入所者、及び生活保護等の受給者に係る保有個人情報を事務の目的の範囲を超えて利用すること

   イ　複数の市町村で重複して支給することがないように、児童福祉施設等の入所者に係る保有個人情報を本人以外から収集し、実施機関以外のものへ提供すること

   ウ　加算措置対象者の把握及び資格審査のために、児童扶養手当等の受給者に係る保有個人情報を事務の目的の範囲を超えて利用すること及び老齢基礎年金等受給者に係る個人情報を本人以外のものから収集すること

  エ　臨時福祉給付金支給システムにおいて保有個人情報を電算機処理すること

    また、個人情報の保護安全対策については、認証符号、暗証符号の適正な使用による操作者の限定を行うなど電子計算機の不正な操作の防止に努め、不正なアクセス防止策を講ずるとともに、システムに蓄積されたデータについても遺漏なきよう管理に努めていることが認められる。
　 したがって、本諮問の内容は適当なものと認める。
    なお、今回の電子計算機処理に当たっては、個人の権利利益を不当に侵害することのないように十分留意するとともに、設置機器等の厳重な管理を行うなど、個人情報の保護安全対策に万全の措置を講ずることを要請する。

(4) その他

     事務局から不服申立ての状況の資料配付を受けた。

6　次回開催予定

　　平成26年2月27日