第87回　大阪市個人情報保護審議会第1部会　開催概要

（委員）

野呂委員（第1部会長）、小林委員、坂本委員、小谷委員

（事務局）

宮本行政部長、合田公開制度等担当課長、惠公開制度等担当課長代理、岡村担当係長、池田係員

（都市整備局）

片岡企画部ファシリティマネジメント課長、荒木企画部ファシリティマネジメント課長代理、井上企画部ファシリティ

マネジメント課担当係長、田中企画部ファシリティマネジメント課係員、坂田総務部総務課担当係長、木下総務部総務課係員

（ICT戦略室）

梅田スマートシティ推進担当課長、中道ICTイノベーション担当課長兼教育委員会事務局総務部教育ICT担当課長、鈴木スマートシティ推進担当係長、中村企画担当（総務グループ）係長

(1) 第86回大阪市個人情報保護審議会第1部会開催概要の承認について

(2) 諮問に係る審議について

ア　個人情報保護条例第9条に基づく取扱いについて

・「市設建築物図面管理システム」の導入に係る新たな保有個人情報の電子計算機処理について（都市整備局）

イ　個人情報保護条例第9条及び第10条に基づく保有個人情報の取扱いについて

・「総合コールセンターの問合せデータ分析」に係る新たな保有個人情報の電子計算機処理及び保有個人情報の事務の目的の範囲を超えた利用について（ICT戦略室）

ウ　個人情報保護条例第45条に基づく諮問に関する調査審議

・「戸籍謄本等請求書等」に関する部分開示決定、不存在による非開示決定、非開示決定及び開示請求却下決定（平野区役所）【令和元年度　諮問受理（不服）第54～57号及び第93～96号】

(3) その他

(1) 第86回大阪市個人情報保護審議会第1部会開催概要の承認について

開催概要について承認を行った。

(2) 諮問に係る審議について

ア　個人情報保護条例第9条に基づく取扱いについて

「市設建築物図面管理システム」の導入に係る新たな保有個人情報の電子計算機処理について（都市整備局）

＜結果＞

諮問のあった、市設建築物図面管理システムに係る新たな保有個人情報の電子計算機処理については、市設建築物の適正な維持管理の推進及び整備保全業務の効率化や検索性の向上を図るために不可欠であると認められる。

また、認証符号及び暗証符号の適正な使用による操作者の限定を行うなど電子計算機の不正な操作の防止に努めること、不正なアクセス防止策を講ずるとともにシステムに蓄積されたデータについて遺漏なきよう管理に努めることにより、適切に保有個人情報の保護安全対策が講じられるものと認められる。

したがって、本諮問の内容は適当なものと認める。

なお、今回の新たな保有個人情報の電子計算機処理に当たっては、個人の権利利益を不当に侵害することのないように十分留意するとともに、保有個人情報の保護安全対策に万全の措置を講ずることを要請する。

イ　個人情報保護条例第9条及び第10条に基づく保有個人情報の取扱いについて

「総合コールセンターの問合せデータ分析」に係る新たな保有個人情報の電子計算機処理及び保有個人情報の事務の目的の範囲を超えた利用について（ICT戦略室）

＜結果＞

諮問のあった、「総合コールセンターの問合せデータ分析」（以下「本件事業」という。）に係る保有個人情報の事務の目的の範囲を超えた利用については、住民ニーズの把握や政策立案に活用することを目的とする本件事業のために必要であることから、相当の理由があると認められる場合であって、本人の権利利益を不当に侵害するおそれがないと認められる。

また、本件事業における新たな保有個人情報の電子計算機処理については、総合コールセンターにおける問合せデータのデータ分析を行うために不可欠であることが認められ、庁内情報ネットワークにおいてアクセス制限を設定し操作者の限定を行うなど電子計算機の不正な操作の防止に努めること、システムに蓄積されたデータについて遺漏なきよう管理に努めることにより、適切に保有個人情報の保護安全対策が講じられるものと認められる。

したがって、本諮問の内容は適当なものと認める。

ウ　個人情報保護条例第45条に基づく諮問に関する調査審議

・「戸籍謄本等請求書等」に関する部分開示決定、不存在による非開示決定、非開示決定及び開示請求却下決定（平野区役所）【令和元年度　諮問受理（不服）第54～57号及び第93～96号】

資料を基に審議を行った。

(3) その他

個人情報保護条例に基づく処分に対する審査請求に係る審理手続について

資料を基に審議を行った。

令和3年1月12日