第96回　大阪市個人情報保護審議会第2部会　開催概要

令和3年7月29日水曜日　午後3時から午後5時15分まで

大阪市役所本庁舎屋上階　P1会議室

（委員）

金井委員（第2部会長）、村田委員、玉田委員、上田委員

（事務局）

巽行政部長、合田公開制度等担当課長、佐藤公開制度等担当課長代理、岡村担当係長、中尾担当係長、田原係員

（市民局）

森ダイバーシティ推進室人権企画課長、宮之前ダイバーシティ推進室人権企画課長代理、赤星ダイバーシティ推進室人権企画課係員、上田総務部総務担当係員

（こども青少年局）※要保護児童等に関する情報共有システム

藤原中央こども相談センター調整担当課長、時岡中央こども相談センター担当係長兼福祉局生活福祉部福祉システム課担当係長、岩井子育て支援部こども家庭課担当係長、木下企画部総務課係員

（こども青少年局）※クラウド環境を活用した保育施設等に関する業務効率化事業

中林保育施策部保育企画課長、永松保育施策部保育企画課給付認定担当課長代理、中山保育施策部保育企画課担当係長、梶本保育施策部保育企画課係員、木下企画部総務課係員

（健康局）

三田保健所感染症対策課感染症対策支援担当課長代理、山本保健所感染症対策課担当係長、塩田総務部総務課担当係長

(1) 第95回大阪市個人情報保護審議会第2部会開催概要の承認について

(2) 個人情報取扱指針の一部改正について（市民局）

(3）諮問に係る審議について

ア　個人情報保護条例第9条に基づく取扱いについて

(ｱ)「要保護児童等に関する情報共有システム」の導入に係る保有個人情報の新たな電子計算機処理について（こども青少年局）

(ｲ)「クラウド環境を活用した保育施設等に関する業務効率化事業」実施に係る保有個人情報の新たな電子計算機処理及び電子計算機の結合について（こども青少年局）

(ｳ)「ワクチン接種記録システム」の導入に係る保有個人情報の新たな電子計算機処理について（健康局）

イ　個人情報保護条例第45条に基づく諮問に関する調査審議

(ｱ)「指示・指導記録等」に関する不存在による非開示決定及び開示決定（健康局）【令和元年度　諮問受理（不服）第136号・137号】

(ｲ)「ケース記録票」に関する訂正不承認決定（港区役所）【令和2年度　諮問受理（不服）第24号】

(4) その他

(1) 第95回大阪市個人情報保護審議会第2部会開催概要の承認について

開催概要について承認を行った。

(2) 個人情報取扱指針の一部改正について（市民局）

資料を基に審議を行った。

(3）諮問に係る審議について

ア　個人情報保護条例第9条に基づく取扱いについて

(ｱ)「要保護児童等に関する情報共有システム」の導入に係る保有個人情報の新たな電子計算機処理について（こども青少年局）

資料を基に審議を行い、答申案の検討を行った。

＜結果＞

諮問のあった、要保護児童などに関する情報共有システムに係る新たな保有個人情報の電子計算機処理については、児童虐待防止の観点から自治体間での情報共有を迅速に行うために不可欠であることが認められる。

保有個人情報の保護安全対策については、認証符号及び暗証符号の適正な使用による操作者の限定を行うなど電子計算機の不正な操作の防止に努めること、不正なアクセス防止策を講ずることなどにより、適切に保有個人情報の保護安全対策が講じられるものと認められる。

したがって、本諮問の内容は適当なものと認める。

なお、今回の新たな保有個人情報の電子計算機処理に当たっては、個人の権利利益を不当に侵害することのないように十分留意するとともに、保有個人情報の保護安全対策に万全の措置を講ずることを要請する。

(ｲ)「クラウド環境を活用した保育施設等に関する業務効率化事業」実施に係る保有個人情報の新たな電子計算機処理及び電子計算機の結合について（こども青少年局）

資料を基に審議を行い、答申案の検討を行った。

＜結果＞

諮問のあった、クラウド環境を活用した保育施設等に関する業務効率化事業の実施に係る新たな保有個人情報の電子計算機処理及び電子計算機の結合については、民間認可保育施設等に関する事務の効率化を図るために不可欠であることが認められる。

保有個人情報の保護安全対策については、認証符号及び暗証符号の適正な使用による操作者の限定を行うなど電子計算機の不正な操作の防止に努めること、不正なアクセス防止策を講ずることなどにより、適切に保有個人情報の保護安全対策が講じられるものと認められる。

したがって、本諮問の内容は適当なものと認める。

なお、保有個人情報の電子計算機処理及び電子計算機の結合に当たっては、本件システムがパブリッククラウドサービスを利用するものであることから、個人の権利利益を不当に侵害することのないように十分留意するとともに、保有個人情報の保護安全対策に万全の措置を講ずることを要請する。

(ｳ)「ワクチン接種記録システム」の導入に係る保有個人情報の新たな電子計算機処理について（健康局）

資料を基に審議を行い、答申案の検討を行った。

＜結果＞

諮問のあった、ワクチン接種記録システムに係る新たな保有個人情報の電子計算機処理については、接種対象者に関する接種状況の把握等を迅速かつ正確に行うために不可欠であることが認められる。

保有個人情報の保護安全対策については、認証符号及び暗証符号の適正な使用による操作者の限定を行うなど電子計算機の不正な操作の防止に努めること、不正なアクセス防止策を講ずることなどにより、適切に保有個人情報の保護安全対策が講じられるものと認められる。

したがって、本諮問の内容は適当なものと認める。

なお、今回の新たな保有個人情報の電子計算機処理に当たっては、個人の権利利益を不当に侵害することのないように十分留意するとともに、保有個人情報の保護安全対策に万全の措置を講ずることを要請する。

また、諮問に当たっては、あらかじめ個人情報保護審議会の意見を聴かなければならないとする大阪市個人情報保護条例第9条の規定の趣旨を十分に踏まえ、速やかに行われたい。

イ　個人情報保護条例第45条に基づく諮問に関する調査審議

(ｱ)「指示・指導記録等」に関する不存在による非開示決定及び開示決定（健康局）【令和元年度　諮問受理（不服）第136号・137号】

審議着手前に会議終了時刻に達したため、審議未着手となった。

(ｲ)「ケース記録票」に関する訂正不承認決定（港区役所）【令和2年度　諮問受理（不服）第24号】

資料を基に審議を行った。

(4) その他

報告前に会議終了時刻に達したため、なし。

令和3年8月19日