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わかりやすい水道事業の経営

2024年10月4日

ページ番号:584606

 大阪市の水道は、明治28年(1895年)に給水を開始して以来、125年以上にわたる歴史をお客さまと歩んできました。近年、事業をとりまく環境の厳しさが増している中で、安全で安心な水を将来にわたって安定的に供給することができる事業経営に今後も取り組んでまいります。

「水道事業の経営とは?」へのリンク
「水道料金の使い道」へのリンク
「水道料金の仕組み」へのリンク
「大阪市の水道料金は安い?」へのリンク
「今後の経営は黒字?赤字?」へのリンク

水道事業の経営とは?

ぴゅあらの質問「水道事業は税金で経営しているの?」
じゃぐ爺の回答「じつは、税金は使っていないんじゃ。水道事業の経営は、ほぼ全てを水道料金でまかなっているのじゃよ。この仕組みを独立採算制と言うんじゃ。」
水道局では、安全で良質な水を届けるために、さまざまな業務を行っています。そして、さまざまな業務を行う水道事業の経営は、お客さまにお支払いいただく水道料金で支えられています。

水道料金の使い道

ぴゅあらの質問「水道料金はどのように使われているのかなあ?」
じゃぐ爺の回答「淀川の水を飲めるようにキレイにしたり、水道水をお客さまの家まで届けるために水道管を交換したり、さまざまなことに使われているぞ。その内訳がこれじゃ!」
水道料金の使い道(令和4年度決算)のグラフ。令和4年度決算では、水を届ける費用や水道管を取り替える費用に、水道料金の45.4%が使われています。それ以外では、水をきれいにする費用や地震に強い浄水場にする費用に25.7%、メータの検針や窓口サービスの費用に11.5%、川の水を利用する費用に4.1%、その他の費用に13.3%の水道料金が使われています。

 詳しくはABC(活動基準原価計算)のページをご覧ください。

水道料金の仕組み

ぴゅあらの質問「水道水は使えば使うほど単価が高くなるってホントなの?」
じゃぐ爺の回答「大阪市(注)ではそうじゃよ。ホテルや百貨店など、水をたくさん使うお客さまは単価が高く、ご家庭などの水をたくさん使わないお客さまは、単価が安い料金設定になっているんじゃ。」(注)多くの市町村でも採用

基本料金とは・・・使用水量に関係なくご負担いただく固定料金のことだよ。メータ検針や配水管を維持していくための経費をまかなうために、お客さまに負担してもらっているんだ。
従量料金とは・・・使用水量に応じてご負担いただく料金のことだよ。使用水量が多いお客さまほど料金単価が高くなる「逓増性(ていぞうせい)」を採用しているんだ。
使用水量と水道料金のグラフ。一般的なご家庭で利用する水量は、水道水1立方メートルあたりの単価を原価より安く設定しています。

 詳しくは水道料金の仕組みと料金表のページをご覧ください。

大阪市の水道料金は安い?

ぴゅあらの質問「大阪市の水道料金は、他の市町村と比べて安いって聞いたんだけど、ホントかなあ?」
じゃぐ爺の回答「一般的なご家庭で使用される水量の場合、大都市や大阪府内市町村の平均よりも安い金額なんじゃよ。」
他都市との水道料金比較の図
ぴゅあらの質問「20立方メートルの場合、大都市でも大阪府内でも1番安いんだね!でも、どうしてこんなに安くできるの?」
じゃぐ爺の回答「大阪市は早くから浄水場の建設や水道管を整備してきたこともあり、今は費用を安く抑えることができているんじゃ。一方で早くから整備を行ってきたということは、その分、施設や水道管は古くなってきているという問題もあるんじゃよ。」

 詳しくは大阪市の水道料金水準についてのページをご覧ください。

今後の経営は黒字?赤字?

ぴゅあらの質問「大阪市の水道料金は安いことがわかったよ!でも、今の水道料金をこれからも続けられるの?」
じゃぐ爺の回答「そうじゃなあ。地震や災害がおきても安心して水が使えるように、古い水道管を新しいものに取り替えているんじゃが、それには多くのお金がかかるんじゃよ。だから、水道事業は令和13年度から赤字になるかもしれないんじゃ。」
大阪市水道局の今後の経営について見直し後の新たな収支見通しのグラフ。今後の収支見通しでは、収益が減少する一方、費用が増加していく見込みであるため、令和13年度から赤字となる可能性があります。

(注)⼀定の前提条件による⻑期にわたる試算であり、今後の社会経済環境の変化などにより異なる結果となる可能性があります。

ぴゅあらの質問「災害対策ってそんなにお金がかかるんだね。すぐに水道料金が上がっちゃうの?」
じゃぐ爺の回答「いますぐ値上げをすることは無いんじゃが、赤字が続くようなことになれば、水道料金の見直しが必要になってくると考えられるのう。」
水道料金の値上げでお客さまにご負担をお願いすることにならないよう、引き続き収入の確保や支出の削減に努めていきます。

 詳しくは水道事業の今後の収支見通しの見直しについて及び大阪市水道経営戦略(2018-2027)【改訂版】第1編第5章 今後の収支見通しをご覧ください。

 また、耐震化に伴う水道管工事では、騒音等のご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いします。

 詳しくは大阪市動画コンテンツ(水道管耐震化工事にご理解・ご協力をお願いします)別ウィンドウで開くをご覧ください。


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大阪市水道局総務部企画課

〒559-8558 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビル ITM棟9階

電話:06-6616-5410

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