ラグビーを通じて、住吉区を盛り上げる!レッドハリケーンズ大阪 住吉区区民アンバサダーインタビュー
2024年12月5日
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ラグビーを通じて、住吉区を盛り上げる!レッドハリケーンズ大阪 住吉区区民アンバサダーインタビュー
住吉区役所とレッドハリケーンズ大阪は、令和4年度から連携協定を締結しており、その協定に基づき、住吉区内で3名の選手が区民アンバサダーとして様々な活動に取り組んでいます。
今回は、その区民アンバサダーにインタビューを実施。ラグビーとの出会いやチームとの合流のきっかけ、アンバサダー活動への想いなど、様々なお話を伺いました。

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住吉区区民アンバサダー紹介

金 勇輝(きむ よんひ)選手


ポジション
センター

生年月日
1993年3月29日

身長・体重
176cm・90kg

鶴田 諒(つるだ りょう)選手


ポジション
ウイング

生年月日
1988年12月8日

身長・体重
174cm・80kg

五十野 海大(いその かいと)選手


ポジション
フランカー

生年月日
2001年3月13日

身長・体重
182cm・107kg

チーム内でのアンバサダー同士の連携

皆さんのそれぞれのポジションと、その役割について教えてください。

金選手
ポジションはセンターで、バックスラインの中心に位置しています。マルチなプレーを求められるポジションで、内側から来たボールを外側に繋いだり、もらったボールを裏のスペースにキックしたり、相手のディフェンスライン突破に向けて突撃したり、様々な役割を担っています。また、ラインの中心に位置しているため、左右の選手とのコミュニケーションが重要視されるポジションでもあります。

鶴田選手
ポジションはウイングで、ピッチの一番外側に位置します。内側から回してもらったボールを受け、最終的にトライを決めるという、フィニッシャーの役割を担っています。特に、センターの金(選手)からパスを貰うことが試合では多いです。

五十野選手
ポジションはフランカーで、ラグビーの中では、最もピッチ内を走り回って、タックルをするポジションです。一方で、最近では柔軟なパス回しをするなど、様々な役割を求められるポジションでもあります。

ポジション配置図

皆さんがお互いに感じているチーム内での役割や印象はどのようなものですか。

金選手
ラグビーのポジションは大きくフォワード(※1)(背番号1~8)とバックス(※2)(背番号9~15)に分けられます。
我々バックスの選手は、フォワードの選手に日々感謝しています。というのも、フォワードの選手は、チームのために、最前線で身体をぶつけあって、相手チームとのボールの争奪戦に挑んでいるんです。試合の勝敗を決めるのは、フォワードの強さと言われるくらいです。我々バックスは、フォワードが勝ち取ったボールを受け取り、トライに繋げる役割を担っています。我々は常にフォワードの選手に感謝しながら、繋いでくれたボールを大切にするという想いでプレーしています。
(※1)フォワード・・・背が高く身体が大きいパワーのある選手が比較的多い。(五十野選手)
(※2)バックス・・・フォワードに比べて細身で俊敏性、テクニックのある選手が比較的多い。(金選手、鶴田選手)

鶴田選手
同じアンバサダーに対してということであれば、金(選手)については、バックス同士の攻防の中で、強いタックルを求められるポジションを担っていますが、その中でも一番身体を張る選手です。また、私のポジションであるウイングが空いていれば、そこに的確にパスを回すなど、臨機応変なプレーもこなしていて、とても尊敬している選手です。
五十野(選手)については、フォワードという事で、身体を張るプレーが多く、すごいなと思うと同時に、入団2年目の若い選手で、まだまだ成長していくんだろうなと期待しています。本当に見ていてワクワクする選手です。

五十野選手
金さんについては、「ラグビーの先生」という印象です。グラウンドの中でも外でも、いつもプレーのフィードバックをしていただいています。
鶴田さんについては、寡黙な雰囲気もありつつ、「俺にまかせろ」というような、いつもどっしりと構えられているなという印象を持っています。

背中で語るだけでなく、言葉でも伝えてくれるのでしょうか。

五十野選手
もちろん言葉でも伝えてくれますし、最後にトライを決めるポジションということもあり、プレーでも圧倒的な信頼感を示してくれます。大船に乗らせてもらっているという気持ちです。

印象に残る試合や、試合中のアンバサダー同士の連携についてエピソードがあれば教えてください。

金選手
2シーズン前に鶴田さんが「トップリーグ」と「リーグワン」という2つのリーグの通算100試合出場を達成した試合が印象に残っています。この100試合出場というのは尋常な数ではなく、レッドハリケーンズ大阪でも唯一の、レジェンド選手なんです。試合当日はご家族からの花束贈呈もあり、本当にたくさんの人に祝福されて、尊敬されている選手なんだなと感じましたし、いずれ自分もそういった選手になりたいと強く思いました。

鶴田選手の100試合出場達成

100試合を達成するにあたって、一番の弊害というのはやはり体力的な問題や怪我の問題があるのでしょうか。

金選手
そうですね。ラグビーはやはりコンタクトスポーツで、大きな手術が伴う怪我をしてしまうと、半年間、長ければ10カ月以上のリハビリ期間が訪れます。怪我も無く、コンスタントに試合に出続けられるのも、ひとつの大きな実力です。試合前のたくさんの準備、運動後のボディケア等、プロ意識高くやってこられた結果だと思います。
何よりも、年間の出場試合数が限られる中、約10年間も所属チームで信頼を勝ち取り、試合に出場し続けているんです。チーム内の競争も勝ち取り続けてきた、記録の裏に隠された努力が見えるので、本当に素晴らしい功績だなと思っています。

鶴田選手と五十野選手はいかがでしょうか。

鶴田選手
2シーズン前のホスト試合の開幕戦が印象的です。負けていて、ラストワンプレーぐらいの時間でした。グラウンドの半分ぐらいからの位置、パスではもう届かない距離から金(選手)がすごく正確なキックをして、それをウイングの選手がキャッチ、トライして逆転勝利したという試合がありました。そのプレー自体も本当に震えましたし、何より会場も大盛り上がりで、あの時の光景は本当に忘れられません。

2022-23シーズン開幕戦

鶴田選手
もう1つ、本当に最近なんですけど、五十野(選手)と僕が出た、今シーズン開幕に向けた練習試合。最後トライするまで残り5mぐらいのところまで攻め込んで、大外にいる僕のところにパスが来たんですが、前にまだ相手のディフェンスの選手がいたので、ちょっとトライしきれないなと思っていたところに、五十野(選手)がすごい勢いで「パス放れ!」と叫んできたんです。言われるままに放ったら、そのままトライすることができました。その連携が初めて取れた時が本当にうれしかったですね。

五十野選手
僕も2シーズン前になってしまうんですけど、鮮明に覚えてるのはデビュー戦です。
僕はまだ大学生だったのですが、僕の世代からアーリーエントリーという、学生から社会人の間の中でも公式戦に出場できるというシステムができた初めての年だったので、そのシーズンの最終戦に出させてもらうことになりました。正直、プレータイムはもらえないだろうなと思っていたので、緊張しすぎて、キャッチするべきボールをオーバーボールしてしまったんです。それが原因で点数を抜かれてしまったんですけど、最後は先輩たちがその流れを止めてくれて、勝ち切ることができました。
その試合があってから、最近嫌な緊張が無くなったというか、先輩に頼れるようになったという意味で、一番印象に残っている試合です。

デビュー戦の五十野選手

ラグビーとの出会い、レッドハリケーンズ大阪への加入まで

それぞれのラグビーとの出会いについて教えてください。

金選手
2歳からラグビーをしています。生まれが東大阪市で、花園ラグビー場があるすぐ近くで育ちました。親戚もみんなラガーマンで、家にはサッカーや野球の道具ではなく、ラグビーボールがいくつも置いてあるような家庭で、本当に物心ついたころからラグビーをやってきました。兄が小学1年生の時に東大阪ラグビースクールに通い始めて、毎週日曜日に家族みんなでラグビースクールに行くのが自然な環境でした。最初は遊びに行く感覚で、興味のある練習だけ参加するというところから始まりましたね。

高校時代の金選手

ご家族も全員、金選手のラグビー活動については応援されていたのですね。

金選手
そうですね。兄は特に同じポジションだったこともあって、高校生まではたくさんアドバイスをくれましたし、親戚の叔父さんたちも未だに試合に来てくれます。試合映像を観て「このプレー、良かったよ」とフィードバックをくれることもありますね。

ご家族が詳しいからこそ、逆にプレーに関して指摘を受けることもあるのでしょうか。

金選手
思い返すと、あんまり駄目出しとか怒られたことがなくて。僕自身、幼い頃は上手なプレーヤーでもなく、目立たない選手だったと思うんですけど、今思うと「褒めて伸ばす」教育をしてきてくれたのかなと。何をやっても「いいね」「ナイスプレー」と声をかけてくれて、自己肯定感を高めてくれてたんじゃないかなって、何となく思っています。

鶴田選手はいかがでしょうか。

鶴田選手
ラグビーとの出会いは中学3年生の時でした。出身が山梨県の本当に田舎で、その当時の全校生徒も、確か100名ちょっとでした。ラグビーってやっぱり秋とか冬のスポーツで、母校のラグビー部も常設ではなく、季節部という形で設置されていました。他の部活って基本的に、夏のインターハイで活動が終わるじゃないですか。なので、中学3年生の夏で引退した子どもたちを寄せ集めて、ラグビー部を作ってたんです。生徒数も少ないので、ある程度の運動神経がある生徒は半ば強制的に入部させられるのが通例でした。僕もその夏まではハンドボール部に所属していたので、必然的に声が掛かりました。ハンドボールの経験から、ステップワークとか、相手を抜くっていうことに関しては理解していたんですけど、身体をぶつける感覚が本当にわからなくて。初試合の時、タックルなんてできないので、ボールだけをめがけて走ってました。インターセプト(相手が投げたパスを空中で奪い取るプレー)ばかり狙って。でもそれが上手くいって、何個もトライを取って、高校のラグビー部の監督の目に留まることができました。高校進学と同時にそこのラグビーに入部し、今に至ります。

高校時代の鶴田選手

半強制的な出会いでしたが、ハマっていく要素があったのでしょうか。

鶴田選手
もちろんそれもありますが、ハンドボールに関しては、これ以上続けても上はめざせないなという、自分の中で限界に感じた部分があったんですね。ラグビーは本当に観たこともやったこともなかったので、すごく新鮮でした。本当に続けるきっかけになったのは、中学校のラグビー部の監督が、すごく怖い教頭先生だったんですけど、最後の試合の後、めちゃくちゃ褒めてくれて、それがとても胸に刺さって、高校でもラグビーを続けたいなという気持ちになりました。

五十野選手はいかがでしょうか。

五十野選手
自分も鶴田さんと一緒で中学3年生の時でした。2015年のワールドカップの日本代表対南アフリカの試合をニュースで観てすごい感動して。「あ、ラグビーって面白いんかなあ」と思っていたところ、当時からサッカー部でちょっと身体が大きかったのもあって、ラグビー部の友人から「ちょっとOB戦あるんやけど出てみないか」と誘われたのが始まりでした。ルールも何も知らないままOB戦に行って、ラグビーをして、それがきっかけで高校でもラグビーを続けることになりました。

サッカー部時代の五十野選手

何も知らずに飛び込んでいった中でも、自分に向いているな、おもしろいなと感じる要素があったのでしょうか。

五十野選手
そうですね。
サッカーやってるときも、相手に肩でぶつかっていって、ファールもらうことが結構多くて。「何であかんねん!」って思ってたんですけど、それがラグビーだと合法というか。

全員
合法って(笑)

五十野選手
それが実力として認められるスポーツなんだというところに感動して、それもハマったきっかけになりました。

ラグビーを始められた後、どのようなきっかけでレッドハリケーンズ大阪に所属することになったのでしょうか。

金選手
高校3年生までは大阪でラグビーをしていたんですが、大学進学を機に上京しまして、東京で4年間、ラグビーに打ち込む日々を過ごしていました。大学3年生の時にいろいろなチームからオファーを頂いて、一番早く声かけてくださったのがレッドハリケーンズ大阪だったんです。チームに様々な魅力を感じて、最終的にレッドハリケーンズ大阪への入団を決めるんですが、決め手の1つは、地元大阪のチームであるというところでした。
地元の子どもたちに応援されるようなラグビー選手になりたいという想いもありましたし、スポンサーがNTTドコモなので、日本を代表する大企業としてのブランド力もあります。いつか自分が選手を引退した先のことも考えると、サラリーマンとしてバリバリ働ける環境や制度が整っているという点についても、とても魅力的でした。
また、当時僕が入団する直前にクラブハウスが新設されることになりまして、グラウンド整備も新たにして、ロッカールームやジムもすごい綺麗にされていて、「これからチームを強化していくんだ!」という、当時のリクルーターの言葉を信じ、最終的に入団を決めました。

チーム入団当初の金選手

鶴田選手
逆に僕は、生まれも育ちも大阪とは全く無縁の人生を歩んでいて、社会人になった時も、千葉県のシャイニングアークス東京ベイ浦安(現:浦安D-Rocks)に入団しました。そこも同じNTTグループのチームだったのですが、今から約2年前にNTTグループの再編がありまして、同時にラグビーチームの再編もあったことがきっかけで、自分から「レッドハリケーンズ大阪に行きたいです」と志願したんです。大阪で暮らしたこともなかったので、すごくチャレンジングな決断だったんですけど、大阪で頑張りたいなという気持ちでやってきました。

シャイニングアークス時代の鶴田選手

五十野選手
自分は母校が大阪体育大学なんですけど、同じ大学を卒業されているレッドハリケーンズ大阪のヘッドコーチ、松川功さんに練習会に呼んでいただいて、そこでの練習を経て、最終的な入団が決まりました。自分も社会人でラグビーを続けたいという想いが強かったんですけど、正直、自分は他のチームからのオファーが無かったんです。なので、レッドハリケーンズ大阪には自分を拾っていただいたという意味で、とても感謝しています。

大学時代の五十野選手

選手自身、チーム全体の目標について

これまでも長い間活動されてきたと思いますが、選手としての今後の目標について教えてください。

金選手
私は今シーズンで入団10年目になります。長い間レッドハリケーンズ大阪でプレーしてきて、今ではもうベテランと言える域まで来たのかなと自負していますので、残された期間でたくさんの事を後輩たちに伝えていきたいなと思っています。また、これまでもたくさんのOBの方々がいて、その方々の想いが繋がって、今のレッドハリケーンズ大阪があるので、そういったチームの背景みたいなものも伝えていければいいですね。
ただ、選手である以上、同じチームメイトもライバルです。競争心も持って、良いパフォーマンスを出すことで、自分の発言にも影響力が出るのかなとも思っています。
ベテランとしての立ち位置で、若手育成を頑張っていくのはもちろん、プレイヤーとしてもまだまだ活躍したいと思っています。

鶴田選手
金(選手)と少し被るところはあるんですが、私も前のチームと合わせて社会人14年目になるので、正直、もうプレーヤーとして先は長くはありません。その中で、やはり今までの経験をチームに還元したいなという想いがあります。
あとは、一線を退いた後に、何かラグビーに携われるような場所というのも考えていかなければとも思います。
とはいえ、やっぱりまだまだプレーヤーです。最後まで、しっかりグラウンドに立って、悔いがないように終わりたいなと思っているので、そういったところを意識しながら、今は日々生活しています。

特に若手の選手に対して、ここはまだまだ負けないぞというところはありますか。

鶴田選手
うーん。(しばし長考)
わからないです。(笑)
今までも、あまり自分の中で、他の人と比べて「ここは負けてない」とか思ったことがないですね。あんまり人と比べるということをしていません。常に自然体でやっています。

五十野選手はいかがでしょうか。

五十野選手
自分は、レッドハリケーンズ大阪の顔と言われるような存在になりたいですね。今はまだ2年目で、社員としても選手としてまだまだ若手なんですけど、ラグビーや社業、区民アンバサダー活動、すべてにおいて頑張って、「レッドハリケーンズ大阪と言えば、五十野海大だな」と言われるような選手になって、チームをDivision 1というひとつ上のステージに上げることが自分の目標です。

若手選手からの所信表明がありましたが、先輩選手からかける言葉はありますか。

鶴田選手
そうですね。100試合は是非達成してほしいなと思います。(笑)
むしろ100にとどまらず、150、200と、記録を延ばしてほしいですね。

五十野選手
頑張ります。(笑)

区民アンバサダー活動への想い

昨年度から日々の業務と練習、試合と大変お忙しい中、区民アンバサダー活動へのご尽力ありがとうございます。これまでの活動を通して、印象的だったイベントや出来事について教えてください。

金選手
昨年から住吉区のアンバサダーを務めさせていただいて、本当にたくさんの区民の方々と接して、皆さんが「金選手頑張れ!」と応援してくださる。そのひとつひとつの声援が、綺麗ごとではなくて、本当に力になっていて、試合頑張ろうっていう気持ちになっています。
一番印象深いエピソードとしては、住吉総合福祉センターに訪問した際に、知的障がいをお持ちの施設利用者さんたちと何度も触れ合いまして、我々がいざシーズン開幕するんですと言ったときに、そこの職員さんたちが「団体で観戦ツアー企画してんねん!みんなで応援行くわ!」ということ言ってくださって。それが先ほど話にも出た開幕戦だったんですけど、我々も最後の1秒までもう負けている状況の中、会場中も今日は負けてしまうんだなあという雰囲気の中、「諦めずに頑張れ!」「勝てる!」と信じて応援してくださっていて。そこでラストワンプレーで逆転勝ちしたときに、選手だけの喜びじゃなくて、会場が一体となって大きな喜びになっていると感じたんです。
また、アンバサダー活動で直接触れ合ってきた区民の方々が、みんな拍手して「おめでとう!」「感動した!」という声を後日いただいたときは、すごくこの活動に意義を感じましたし、選手としてもメリットのある活動だなと思えた、すごく印象深い出来事の1つでしたね。
1年で終わらず、今年も継続的に関わり続けさせていただいているのですが、レッドハリケーンズ大阪が地元の大阪の皆さんに愛されるチームづくりをしていく、1年目のその出来事がすごく大きな成功体験として心に残っています。

住吉総合福祉センターでの活動の様子

鶴田選手
私は今年から住吉区のアンバサダーに就かせていただいているんですが、どのイベントに行っても、皆さん温かく接してくださるので、本当にありがたく思っています。
特に、今年は何度かいきいき百歳体操の活動にお邪魔させていただいて、最初は我々も参加者さんもお互い緊張していたので、そこまで会話はできなかったんですけど、終わってみれば、すごくラグビーを知っている方がいらっしゃったり、ラグビーを知らなくても、「長居よく行くねん!」と、皆さんすごく話しかけてくれて、とても温かいなと思いました。その体操の場で出会った方と、また後日別のイベントでお会いしたときに、「あ、あの時の!」と声を掛けていただいて、本当に人と人との繋がりというものを、このアンバサダー活動で得ることができたなと思います。この活動はこれからも継続的にやっていきたいと心から思います。

百歳体操での活動の様子

五十野選手
自分は、昨シーズンから合わせて南大阪ラグビースクールの支援に3、4回行かせていただきました。昨シーズンは子どもたちが少し消極的というか、あまり打ち解けて会話はしてくれなかったんですが、回を重ねるごとにたくさん話をしてくれて、仲もすごく深まりました。
昨年、自分がある子のヘッドキャップにサインしたんですけど、今年改めて行った時、その子がまだそのヘッドキャップを被って練習してくれていて。勝手な自分の解釈なんですけど、少しは子どもたちの憧れの存在になれてきたのかなあというのがすごく実感できて、とても嬉しかったですね。本当に自分たちやる気というか、モチベーションに繋がっています。

南大阪ラグビースクールでの活動の様子

いよいよシーズン開幕、それぞれの今シーズンへの想い

今シーズンへのそれぞれの想いについて是非教えてください。

金選手
今シーズンの意気込みは、1試合でも多く、1秒でも長くグランドに立って、自分がラグビーをする姿をたくさんの人に見てもらいたいというところです。やはり、子どもたちに憧れられる存在でありたいですし、何か息苦しさを感じていたり、悩みを抱えていたりする人が、ラグビーを観戦してスカッとした気持ちになって、翌週から仕事頑張ろうって思っていただけるような、そういった活力になりたいなと思っています。
大阪の地元の皆さんに愛される存在になるべく、公式戦のグラウンド内で、全力でラグビーを楽しんで、一生懸命やっている姿を魅せられるよう、頑張りたいと思います。

鶴田選手
今シーズン、チームとしてはDivision 1昇格というところを目標に掲げているので、まずそこに向けて、とにかく勝利をめざしてチームとして頑張っていきたいです。私自身もそれに貢献できるように、どんなことでも全力で取り組んでいきたいと思っています。
昨シーズンのDivision 2の中では、負けてしまう試合が多かったなという印象を持っています。やはり観ているファンの方々も、レッドハリケーンズ大阪が勝った方が絶対楽しいと思いますし、そういう意味でも勝利するということには強く執着しなきゃいけないなと感じています。その勝利の先に、皆さんの感動があると思うので、それをめざして、これからも練習に励んでいきたいなと思っています。

五十野選手
先ほど鶴田さんからもありましたが、自分たちの目標はDivision 1昇格です。自分自身、これまでのシーズンは全然試合に出られていないので、今シーズン、まずは1試合でも多く試合に出て、それだけでなく、味方の選手をはじめ、会場の皆さんも勇気づけられるようなプレーをたくさんしたいなと。もう肩取れてもタックルするぐらいの気持ちで、試合に臨めたらいいなと思っています。

まだあまりラグビーに詳しくない方にも伝わるような、試合の魅力について教えてください。

金選手
やはり現地観戦する魅力がすごくあるスポーツだなと感じています。というのも、身長2mを超える選手や、体重120kgを超えるような、普段生活では見る機会が無いトップアスリートの選手たちが、全速力でぶつかりあう肉弾戦を現地で観戦すると、視覚的な迫力を感じるのはもちろん、身体がぶつかる音も聞こえ、五感を使って楽むことができるスポーツだと思っています。
正直ルールは細かく、毎年微妙なマイナーチェンジがあり、難しいです。ただ、まずは小難しいことは考えずに、80分間、15人ずつの巨漢な選手たちが、楕円球のどこに跳ねるかわからないボールを追いかけ、倒れては起き上がり、走って、汗を流して、時には血を流して、全力で戦う姿を見るだけでも、何か感じ取っていただけるものがあるのではないかと思います。
細かいここのプレーを見て!とか、ここに注目して!っていうのは、まだ少し先だと思うので、まずは、本当に会場に来ていただいて、何も考えずに、ラグビーの迫力を真正面から感じて欲しいなと思います。

最後に、住吉区民に向けてメッセージをお願いします!

金選手
毎年、たくさんの応援ありがとうございます。
我々、住吉区のアンバサダーとして、ラグビーを通じて、住吉区を盛り上げていければなと思っております。また、シーズンオフにはたくさんの皆さんと接して、会話して、仲良くなっていければなと思っております。
ぜひ、試合会場にて、我々のプレーする姿を観に来ていただければと思います。応援よろしくお願いします。

鶴田選手
いつも温かく接していただき本当にありがとうございます。
今シーズン、レッドハリケーンズ大阪はDivision 1昇格をめざして全力で戦って参りますので、ぜひ試合会場でお会いできるのを楽しみにしております。

五十野選手
いつも熱いご支援ご声援ありがとうございます。
自分たちはイベントで区民の皆さんにお会いしたので、友達の試合を見に来る感覚で、ぜひ会場に足を運んでいただけたらなと思います。めっちゃ活躍します!よろしくお願いします。
左から金選手、鶴田選手、五十野選手
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