いまざとライナー(BRT)の運行による社会実験の実施について
2023年10月1日
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いまざとライナー(BRT)の運行による社会実験の目的
条例に基づく附属機関として設置した大阪市鉄道ネットワーク審議会において、2013年(平成25年)から2014年(平成26年)にかけて、未着手の地下鉄計画路線の整備のあり方について審議されました。
そのなかで、地下鉄今里筋線延伸の事業化については極めて厳しい試算結果が示され、まずは『BRTによる需要の喚起・創出及び鉄道代替の可能性を検証するための社会実験』の実施に向けた検討を行うよう提言を受けました。
この提言を踏まえ、地下鉄今里筋線延伸部における需要の喚起・創出及び鉄道代替の可能性の検証のため、いまざとライナー(BRT)の運行による社会実験を実施しています。
BRTとは
「BRT」とは、バス・ラピッド・トランジット(Bus Rapid Transit)の略称で、速達性・定時性の確保や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステムです。
担当
実施主体:大阪市都市交通局
事業主体:大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)
社会実験開始日
平成31年4月1日
運行計画
1.運行ルート
2.所要時間
- 長居ルート(地下鉄今里~JR長居駅前):約38分
- あべの橋ルート(地下鉄今里~あべの橋):約25分
3.停留所
中間停留所は、地下鉄今里筋線延伸区間(今里~湯里六丁目)にのみ設定し、その間隔は地下鉄並みの約1キロメートル間隔としています。
停留所位置及び路線図はこちら(Osaka Metroホームページへリンク)
4.運行時間帯
6時台~23時台
5.運行間隔
平日及び土日休日について、長居ルート30分間隔、あべの橋ルート30分間隔としています。
6.時刻表
各停留所の時刻表はこちら(Osaka Metroホームページへリンク)
運賃制度
1.基本運賃
全区間均一 大人210円、小児110円
運賃制度の詳細についてはこちら(Osaka Metroホームページへリンク)
2.利用可能券種など
- ICカード(PiTaPa、ICOCAなどの全国相互利用可能なすべてのICカード)
- 本市が発行する敬老優待乗車証や障がい者等の交通機関乗車料金福祉措置による乗車証
- Osaka Metroまたは大阪シティバスが発行する回数カード、バス回数券、1日乗車券、バス定期券、地下鉄・BRT連絡定期券、地下鉄・バス連絡定期券、共通全線定期券、各種企画乗車券
- 現金
3.主な割引制度
- ICカードで、地下鉄と連続して利用する場合は160円割引が適用されます。
- ICカードで、大阪シティバスと乗り継ぐ場合は210円割引が適用されます。
- PiTaPa利用額割引は、1回目の乗車から自動的に1割引となり、マイスタイル「地下鉄バスプラン」または「バスプラン」のバスとして適用されます。
- 地下鉄との連絡定期券をICOCAで発売しています。
- 敬老優待乗車証は、1乗車50円で利用できます。
- 障がい者等の交通機関乗車料金福祉措置による乗車証は、無料または5割引で利用できます。
- なお、定期券機能がついたICカードのご利用時における乗継割引は、定期区間以外での乗り継ぎに適用されます。
社会実験実施期間
社会実験の目的である需要の喚起・創出の効果等を検証するため、毎年度利用状況等を確認しつつ、需要の定着等を考慮し、実験開始から3年程度経過時に効果検証を行い、必要な需要の喚起・創出策を講じることとし、実験開始から5年程度経過時に再度効果検証を行った上で、本市としての今後の対応方針を決定していきます。
効果検証
いまざとライナーの運行による需要創出の効果等については、将来(数年度)における収支採算性の確保の可能性、費用便益分析及び利用者・地域住民の満足度や地域の活性化等の定性的な効果の視点から検証し、今後の対応方針を総合的に判断します。
(効果検証を行う際の視点)
a.将来(数年後)における収支採算性の確保の可能性
- いまざとライナー利用者数・並行路線バス利用者数の推移及び今後の見込み
- いまざとライナー利用者のトリップデータ(出発地、目的地)の分析
- 事業コスト縮減の可能性(運行ダイヤの効率化、必要経費等の精査)
b.費用便益分析
- 利用者への効果・影響として、総所要時間の短縮や、交通費用の削減などの便益等
c.利用者・地域住民の満足度や、地域の活性化などの定性的な効果
- 利用者、地域住民へのアンケート調査による満足度や、外出機会の変化の有無
- 沿道のまちの状況の変化(例:商業施設の立地や更新など)
いまざとライナーの車両や停留所のデザイン、運行表示モニター
1.車両・車内デザイン
- 車両デザインは、平成30年6月に実施した投票にて決定したデザインとしています。
- いまざとライナーに親しみを持ち、楽しんで利用してもらう取組みとして、車両14台をそれぞれ異なるテーマ性を持つ車内デザインとしています。
車両外装デザインの詳細はこちら(Osaka Metroホームページへリンク)
車両内装デザインの詳細はこちら(Osaka Metroホームページへリンク)
2.停留所等のデザイン
- より多くの利用者に認知してもらうため、Osaka Metro今里筋線を表す橙色を取り入れたデザインを採用しています。
- Osaka Metro今里駅北改札口付近に待合所を整備しています。
停留所デザインの詳細はこちら(Osaka Metroホームページへリンク)
3.運行表示モニター
- 利用者の利便性向上のため、主な停留所において、いまざとライナーや大阪シティバスの運行情報や、沿線地域情報を提供する運行表示モニターを設置しています。
- いまざとライナー車内に、地下鉄や大阪シティバスの乗継を案内する運行表示モニターを設置しています。
- いまざとライナーと接続するOsaka Metro今里駅、天王寺駅及び長居駅の改札口、並びにOsaka Metro今里駅いまざとライナー待合所に、いまざとライナーの運行情報を案内する運行表示モニターを設置しています。
運行表示モニターの詳細はこちら(Osaka Metroホームページへリンク)
関連ホームページ
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このページの作成者・問合せ先
大阪市 都市交通局 鉄道ネットワーク企画担当
住所:大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所地下1階)
電話:06-6208-8787
ファックス:06-6208-0008