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第74回 大阪市住宅審議会

2014年9月10日

ページ番号:5264

1.日時


平成16年6月16日(水) 午後2時00分~3時10分

 

2.場所


ヴィアーレ大阪

 

3.出席者


(委員)    
大山委員、尾嶋委員、尾山委員、金森委員、北浦委員、佐々木委員、塩委員、白澤委員、高木委員、德矢委員、鳴海委員、西木委員、服部委員、宮本委員、三輪委員、山原委員、山本委員

(大阪市)
坂住宅局長、永井計画調整局理事、北山住宅局理事、岩城住宅局理事兼管理部長、平岡企画部長、菊植建築指導部長、武井建設部長、中村住環境整備担当部長

 

4.会議の議題


(1) 議事要旨について

(2) 今後の住宅施策の方向について

 

5.議事要旨

(1) 議事要旨について

(会長)

 前回の第73回住宅審議会においては、大阪市から「今後の住宅施策の方向(素案)」について説明があり、委員の皆様方からたくさんのご意見をいただいた。
 前回の議事内容について、「議事要旨」として取りまとめているので、委員の皆様のご確認をお願いしたい。特に問題がなければ、一応議事としてはご承認いただいたということで先へ進めさせていただきたい。

 

(2) 今後の住宅施策の方向について

(会長)

 前回の審議会でのご発言等を踏まえて修正を加えた答申素案に関して、意見募集を事務局の方で4月1日から1カ月間実施した。その結果、いろいろ貴重なご意見をいただいている。意見募集でいただいたご意見を集約し、企画委員の先生方にもアドバイスを受けながらいただいたご意見を織り込んで、今回の答申案を作成している。
 これをじっくりと見ていただき、当審議会の最終的な答申として、およそこの辺りでよいかというところを見ていただくのが、本日の主題である。
意見募集でいただいたご意見の中で、このようなデータを付けたらわかりやすくなるのではないかというコメントもあったのだが、最終的に答申本文と一緒にいろいろな資料集、データ集、制度その他の解説の文献等を全部合わせて1つの冊子として答申を行おうと考えている。
 本日は、最初に意見募集でいただいたご意見の紹介と、それから最終的にこのような体裁になるという最終答申の形の説明を事務局から行ってもらい、その後、委員の皆様からいろいろご意見をいただきたいと考えている。
 まず、事務局から説明願いたい。

 

[1] 今後の住宅施策の方向について答申(案)の説明概要

  1. 平成16年4月1日から4月30日まで実施した意見募集に寄せられた意見(6人、22項目)の内容及びそれに対する大阪市住宅審議会としての取扱いの案について
  2. 答申の附属資料について

 

[2] 委員等発言要旨

(会長)

 ただいま事務局より、意見募集で寄せられたご意見と、そのご意見に対する住宅審議会としての考え方の案、そしてその理由の説明と、最終的に答申の冊子ができる時に附属資料としてどのようなものが一緒に附くかということについて説明していただいた。
 今から皆様にご意見をいただきたいと思うが、それに先立ち、当審議会が主催した今回の意見募集に対し、貴重なご意見をたくさんいただいたということについて感謝を申し上げたい。
 それから、今回いただいた意見については、できるだけこの答申文案に盛り込みたいということで、一部盛り込むのが無理なものは載せきれなかったが、かなり丁寧に読んで、この中に盛り込んだつもりである。
 それでは、意見募集でいただいた意見を受けて、本文の修正案について、まずいろいろご意見をいただきたい。その後に、資料集や用語等の解説や施策一覧表を含めた答申全体についてのご意見をいただきたい。
 それから、これまでの審議会で皆様からいろいろとコメントをいただいたが、ご発言の趣旨が本当に本日の答申案に反映されているかどうかあたりも見ていただき、何かあればご発言願いたい。
 まず、答申の本文をめぐり、ご意見、あるいはご質問などあれば、ご発言いただきたい。

 

(委員)

 資料との対比で少し見にくいところがあるのではないかと思う。本文中で、例えば住宅需要実態調査のデータを引用しているところで、これが大阪市の実態調査なのか、国の実態調査なのかを見るために資料集を開いても、何ページのどの辺りに記載されているのかがすぐわからない。資料集が付いていても、すぐに対比して判断しにくいと思うので、もう少し資料と対比できるように工夫した方がよいと思う。
 この住宅需要実態調査というのは、大阪市における調査なのか、それとも国における調査なのかを教えていただきたい。

 

(会長)

 これは事務局に対する質問であるが、「何々を参照せよ」というあたりは、もう少し丁寧に全体にわたって最後の段階で事務局に整理していただき、私も最終的に点検したいと思っている。

 

(市)

 住宅需要実態調査については、全国の調査である。その調査の結果を、全国、大阪府、大阪市でそれぞれ集計しており、ここで記載している54%というのは大阪市のデータである。ご指摘のとおり、この文章だけを見た際に、どういった内容なのかわかりづらい点があるので、少しコメントが必要かと考えている。

 

(会長)

 今の住宅需要実態調査についての説明は、用語等の解説の中に記載されていないので、記載してもらうようにする。用語等の解説を見た時に、本文の何ページにあるのかがわかるようにし、本文を見たら、用語等の解説のどこにあるのかがわかるように、両方のクロスがきちんとできるように少しレベルを上げてもらおうと思う。

 

(委員)

 例えば、少子高齢化の進行のところで出てくる0歳から14歳までの子どもの数や、高齢化率などの数字について、いつの時点の数字なのかがわかりにくい。データの表を見ればわかるのかもしれないが、文中にあったほうがわかりやすいと思う。
 そして、例えば大阪の昼間人口が平成7年の数字であったり、平成12年の数字であったりと、このデータが少し古いのではないかと思う。これは平成16年の答申なので、4年前というと、やや古いような気がする。そういった数字の挙げ方が、ややわかりにくいところがあるように感じる。

 

(委員)

 ご指摘の部分については、最終的に全部通して見て、新しい統計資料があれば時点修正を行う。それから数値が何かというのがわかりにくいところは、対応関係をもう少しわかりやすくするということで、事務局のほうで作業をしてもらうこととしたい。
 特にご意見がなければ、当審議会としては、この意見募集で寄せられた意見とその意見に対する審議会としての取扱いについてはおさめさせていただきたい。
 答申に附属資料その他を付けて、冊子にして、最終的に答申をするということで、これもご了承いただきたい。
 それから、途中でご指摘のあった統計データなどのわかりにくいもの、統計そのものの性質がわからないというのと、どの時点のデータかわからない、どの区域のデータかわからないというあたりは、もう少し丁寧にわかりやすくしていきたい。それから、資料集と本文の対応関係も、わかりやすく「こちらを見よ」「あちらを見よ」というのがわかるように整えるが、そのあたりは会長、会長代理にお任せいただきたい。
 それでは、一応この議題についてはこれで終わらせていただきたい。
昨年の1月に大阪市長から諮問を受け、7回にわたり、様々な角度から大変活発なご意見をいただき、ご論議いただいたことを、感謝する。本日のご発言の趣旨も踏まえ、企画委員の方々にもヒントをいただくことがあろうかと思うが、よろしくお願いいたしたい。最終的には、会長と会長代理と事務局とで答申案の点検をしたものを整えて、次回の審議会で、もう一度確認していただいたものを市長に答申するという手順をとることになっているので、それらは私どもでやらせていただくことといたしたい。

 

(委員)

 答申そのものについての意見ではないのだが、少しよろしいでしょうか。
 今後、答申を踏まえて住宅政策を進めていく段階になるが、この中にたくさん挙がっているいろいろな項目について、何らかの形で具体的にわかりやすい表現、例えば編纂物で見せる、あるいはそういうものを展示するなど、ビジュアルな表現をしていただきたいと思う。
 例えば住宅密集地が、このような状態であったのがこのように便利になったとか、あるいは理想形はまだだけれども、こんなふうにしたいのだという姿を示す、あるいは個々の住宅の耐震構造をこのように補強する。こういう安上がりの方法もあれば、こういう抜本的な方法もあるとか。このようなことはよく報道もされてはいると思うが、大阪市の場合は、どこに行けばそのようなことを見ることができるのか。あるいは、住宅の緑化やクリーンエネルギー化など、たくさんあるが、その見本となるものを項目別に作っていただければ、非常にわかりやすいと思う。できることならば『大阪市住宅施策大全』のような項目全体を集めたものを本庁舎、区役所、あるいは公民館や天神橋筋六丁目の住まい情報センターといったところで見ることができるようにしてほしく思う。
 天六の住まい情報センターには、昔の大阪市の居住を模型で再現していたり、住宅の案内コーナーがあったり、入居の案内コーナーがあったり、それからガス・電気の最新の設備を紹介しているところがあるが、モデルを設備や印刷物で見ることができるようなものがあれば、もっとよいのではないかと思う。
 大分昔に、京都市の住宅施策のことを取材したことがあるのだが、京都には袋小路が多い。袋小路というのは、防災上、非常に危ないと言われているが、魅力もある。住宅に三方を囲まれて、車が入ってこないから安心して子どもが遊べる。雑談もできる。そのよさを残して、かつ、いざという時には逃げ道となる構造にする。その時はまだ現物はなかったと思うのだが、こういうふうにしたいということで結構立派な冊子を作成していて、なるほどと思ったことがある。大阪市にも、個々にはいろいろな冊子ができているのではないかと思うが、個々にあるものを集大成して、かつレベルアップしたようなものがあればよいのではないかと思う。
 ビルの緑化にしても、これはこれで現地にも行ったことがあるのだが、そのようなものをきちんと押さえて、写真、図面もふんだんに取り入れていけば、大阪市の今後の住宅施策のイメージをいろいろと描くことができるのではないかと思う。空堀にしても中崎町にしても、そのようなものを具体的にわかりやすく紹介していけば、さらにおもしろいのではないかと思う。
 それから、答申の後、そういうもの全体に輪をかけて、住宅政策の基本目標に掲げているタイトルを見出しとして前面に出していけば、より刺激があるという気がする。

 

(会長)

 貴重なご意見、ありがとうございました。
 例えば答申本文についても、今日でこれ以上何も入れないというわけではないので、むすびのところについても、今のような趣旨で、もう少し具体的に、こういうこともいろいろやってほしいという気持ちもこめて、強化するというようなことでご意見をいただければと思っている。

 

(市)

 今のご意見に関連して、大阪市では写真や図面を入れた『住宅施策』という冊子を作っている。ご意見いただいたように将来のことや、総合的なものにもなってきている。今、何をやっているのか、何をやろうとしているのかということを市民に知らせるという意味では、非常に重要なことであると思っているので、一度十分検討させていただきたい。
 それから、住宅施策だけではなく、ビルに対する規制や指導行政など、いろいろな分野で総合的に行っていかなければならないこともあるので、そういったことも一度考えさせていただきたい。

 

(委員)

 答申が出た時点で、どこまで浸透させていけるものになるのか。住宅関連の業界としては、今後考えていく上で、研究用に活用していきたいと思うのだが、これは官公庁の配付で止まるものなのか、一般にも配付されるのか。もし一般にも配付されるのであれば、色つきで易しいとっつきやすいものにしてほしいと思う。

 

(市)

 「住宅施策の方向について」という答申をいただいた段階で、答申そのものについては相当部数事務局で印刷し、希望される方に対しては配付したいと考えている。また、答申を要約したものと、それを受けて大阪市が現在どのような住宅施策に取り組んでいるのかといったことについてのパンフレットの作成についても検討していきたい。
 今回の答申にあたって、情報の提供や発信の重要性についても十分ご議論いただいているところであり、大阪市としても、それを踏まえ、できるだけ多くの方々に知っていただくことが重要であると考えている。できる限りわかりやすい形で作っていきたい。

 

(会長)

 なるべく幅広く、なるべく深く、読みやすく、見やすく、そういうことで事務局に努力していただきたい。
 本日も非常に熱心なご意見を最初から最後までいただき、本当にありがとうございました。本日の議事は全て終了したので、会議はこれで閉会する。

閉会 午後3時10分

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