平成21年度完成物件

一般

• 環境局東淀工場
• 瓜破霊園内合葬式墓地
• 十三駅階層式自転車駐車場

学校

• 焼野小学校

　本施設は、老朽化のため平成13年より稼動を停止していた旧東淀工場の建替えを行ったものです。

　施設の計画にあたっては、できるかぎり建物のコンパクト化を図り、壁面を分節化することにより威圧感を軽減するとともに、落ち着いたシンプルな外観や積極的な緑化により、周辺環境に配慮しています。

　また、本施設では、排出されたごみがどのように処理されているかを見ることができる見学者対応設備を設けるとともに、動線・案内計画に配慮しており、すべての利用者・見学者にとってわかりやすく使いやすいものとなるよう計画しています。

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　本施設は、近年の都市化・少子高齢化といった社会情勢の変化にあわせて、利用される方の多様なニーズに応える新しいタイプのお墓として、瓜破霊園内の池の一部を埋め立てて建設されたものです。

　地上には参拝スペース、地下には合葬及び納骨スペースが備えられています。広場から参拝スペースへのアプローチは、「橋」を渡るという行為を通して、普段とは異なる神聖な場所へ行くことを意識させます。また、参拝スペースから水盤でへだてられた「追悼の丘」は、象徴性をもたせるため、また、自然環境豊かな立地の中で特定の方向性をもたせないため、円形状としています。

　外観デザインについては、建物の屋根を同心円状、また片勾配のすり鉢状とすることにより、モニュメントのある中央を意識させるよう計画しています。

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　本施設は、阪急十三駅に程近い繁華な場所に立つ、階層式自転車駐車場です。

　計画に際しては、限られた敷地で1,000台以上の収容台数を確保する必要があったため、建物を重層化することとし、利用者の負担軽減に配慮して、スキップフロアによる断面構成の自走式・平置き駐車方式を採用しています。

　また、国道側にガラスカーテンウォールを採用することで、外観デザインのポイントとし、かつ、自然採光による明るさとゆとりや開放感のある空間の確保を実現しています。一方で、その他の外壁面は極力開口を減らし、駐車されている自転車の管理を容易にしています。

　近くを流れる淀川の穏やかな水の流れをイメージさせる、清涼感と清潔感ある色調をもつ外壁と、デザインポイントであるガラスカーテンウォールにより、通常の自転車駐車場らしからぬファサードを構成し、繁華街ならではの躍動的で華美な風景の中にも溶け込む外観としています。

　本施設は、同区内の小学校の過密化解消のため、校区を分離し新設されたものです。

　敷地のすぐそばには鶴見緑地があり、また、鶴見区は「国際花と緑の博覧会」が開催された花の印象のある街であることから、「花」と「緑」の豊かなこの地に、花のような彩りを体感でき、子どもたちが楽しく学校へ行きたくなるようなわくわくする施設づくりを目指しました。

　限定された敷地を効率よく有効に活用するため、南側を中心に学習エリア、北側を運動エリアとし、その中間にパティオ（中庭）や遊具等の「ゆとり」のエリアを配置し、明快なエリア分けとしています。

　校舎に囲まれた彩り豊かなパティオ（中庭）は、子どもたちにとって印象深い空間となり、この学校の中心として憩いの場になることを目指しています。

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