平成25年度完成物件

一般

• 大正消防署

　本施設は、耐震性能が不足している既存建物について、地域の最重要防災拠点として災害時の消火・人命救助などへの即時対応と機能発揮ができるよう、耐震性能及び防災機能の強化を図るため、建替えを行ったものです。

　大スパン・高い1階の階高という施設特性を踏まえ、鉄骨鉄筋コンクリート造を採用するとともに、水害を考慮した電気室・発電機室の配置や自立電源を確保する備蓄燃料タンクの設置、水槽内保有水を確保する感震器連動遮断弁の設置などにより、高い耐震性・耐久性を確保しています。

　また、乾式間仕切りやOAフロア、個別空調などの採用により、将来のレイアウト変更に柔軟に対応できる計画とするとともに、電気設備の幹線にケーブルラックを採用し、共用部から点検できるよう配置したEPS・PSに配管予備スペースを設けるなど、更新性・保全性を高めることで長期利活用に配慮した計画としています。

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