平成27年度完成物件
2024年11月8日
ページ番号:464866

此花消防署

北東側 外観
所在地 | 大阪市此花区春日出北1 |
---|---|
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上5階 |
建築面積 | 1,047平方メートル |
延床面積 | 3,527平方メートル |
工期 | 平成24年11月~平成28年3月 |
CASBEE | B+ランク(CASBEE大阪みらい) |
本施設は、耐震性能が不足している既存建物について、地域の最重要防災拠点として災害時の消火・人命救助などへの即時対応と機能発揮ができるよう、耐震性能及び防災機能の強化を図るため、建替えを行ったものです。
大通りの裏手に位置する本敷地においても消防署としての機動性を確保できるよう、敷地東側の15メートル道路に面して主たる緊急車両車庫を配置するとともに、北側道路に対して特殊車両の出動及び有事の際のバックアップ動線を確保した計画としています。
エントランスとなる東側は壁を強調したファサードにより防災拠点施設としての力強さを表現し、受付や事務室にガラスを用いることで明るく開かれた施設であり、いつもそこに人がいるという安心感を表現しています。また、建物ボリュームは周辺住宅のスケールに近づけたボリュームで分節化を図り、敷地北側には植栽帯を設けて通りに緑の潤いをもたらすなど、周辺環境との調和にも配慮しています。
設備面では、空気調和設備において、熱源をガス・電気併用としてエネルギーの多重化を図るとともに、居室の換気設備において、全熱交換器の採用による熱回収を原則とすることで省エネルギーに配慮しています。

福島消防署

北側 外観
所在地 | 大阪市福島区吉野3 |
---|---|
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造 |
階数 | 地上7階 |
建築面積 | 581平方メートル |
延床面積 | 3,039平方メートル |
工期 | 平成26年2月~平成27年11月 |
CASBEE | B+ランク(CASBEE大阪みらい) |
本施設は、耐震性能が不足している既存建物について、地域の最重要防災拠点として災害時の消火・人命救助などへの即時対応と機能発揮ができるよう、耐震性能及び防災機能の強化を図るため、建替えを行ったものです。
北港通に面して約15メートル幅の車庫を配置し、緊急車両出動時の機動性と即応性を確保するとともに、大震災に伴う津波や高潮災害対策として通信指令機械室や電気室・発電機室を上階に配置するなど、地域の最重要防災拠点として信頼性の高い施設とすることなどをコンセプトとして計画しています。
北側に建物を寄せ、北港通に面したファサードを規則的で引き締まったデザインとすることで消防署への信頼感・安心感を表現するとともに、近接する区民センターや区役所などの公共建築群と建物ボリュームや色彩の調和を図ることでシビックコアとしての景観形成を図っています。また、南側には屋外訓練スペース・訓練棟を設置し、消防活動の適切な環境を確保するとともに、日々の消防活動が市民に身近に感じられる施設計画としています。
環境配慮の取組みとしては、照明の人感センサ制御やLED化の採用など設備面の取組みに加え、屋上緑化を実施しています。

城東区複合施設

南東側 外観
所在地 | 大阪市城東区中央3 |
---|---|
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造 |
階数 | 地上4階、地下1階 |
建築面積 | 5,368平方メートル |
延床面積 | 15,821平方メートル |
工期 | 平成25年9月~平成28年3月 |
本施設は、区内に点在していた区役所、保健福祉センター、区民センター、図書館、老人福祉センターの老朽化等に伴い、施設規模の拡充や公共施設の集約化による利便性の向上等を目指し、建替えを行ったものです。
様々な方向からアクセスする利用者を想定して複合施設共通のエントランスを設け、公共施設としてアプローチしやすい計画とするとともに、このエントランスから続く施設の主要縦動線・共用スペース・ホールホワイエ等の共用空間を隣接する公園に面した施設北側に配置し、公園と一体感があり複合施設の活動が外部からも感じられる空間形成に努めています。
太陽光発電の設置や、便所洗浄・植栽散水での雨水利用といった自然エネルギーの利用、内外装の木材利用、舗装ブロックのエコマテリアル利用といった自然素材の利用等、積極的な環境配慮に努めるとともに、外観デザインには日射遮断・ライトシェルフ等の役割を持つ多機能スクリーンや壁面緑化、安定した北側採光を取り入れるガラスファサード、重力換気を促進する高天井等、導入した環境配慮手法の視覚化に努めています。

大阪城公園多聞櫓(改修)

多聞櫓 西面
所在地 | 大阪市中央区大阪城 |
---|---|
工期 | 平成27年10月~平成28年3月 |
本工事は、1953年に国に指定された大阪城の重要文化財である多聞櫓について、平成26年度に改修工事を行った園路側に引き続き、外濠に面した西側について、外濠内に大規模な仮設足場を設置し、多聞櫓と同じく外濠に面した多聞櫓北方塀と大手門北方塀及び南方塀を一体的に改修するものです。
屋根瓦については、欠損が見られた軒巴瓦等を取替え、ズレが生じていた瓦は瓦座や桟木の取替えを伴う葺直しを行っています。漆喰の剥落等が見られた壁、軒裏等については、下地調整から上塗直しまで行っています。また、多聞櫓では妻壁部分の懸魚や鰭、窓格子、多聞櫓北方塀では袖塀や銃眼等、重要文化財としての価値を後世に伝えるため、細部にわたった補修を行っています。

いまみや小中一貫校

北側 外観
所在地 | 大阪市西成区花園北1 |
---|---|
構造 | 鉄筋コンクリート造・鉄骨造 |
階数 | 地上4階 |
建築面積 | 1,362平方メートル |
延床面積 | 3,750平方メートル |
工期 | 平成25年9月~平成27年7月 |
本施設は、今宮中学校と同校区内の萩之茶屋小学校、弘治小学校、今宮小学校を統合し、小中一貫校として学校運営を行うために整備したものです。
グラウンドを囲むようにして配置された既存校舎棟の教室の一部改修と合わせて、グラウンドの十分な広さを確保しつつ、低学年の生徒が活用するサブグラウンドも確保できる位置に校舎棟を増築し、低層階に交流ホールや低学年の普通教室、職員室など、中層階に普通教室や理科室等の特別教室を設けた配置計画としています。
また、増築校舎棟と既存の校舎棟を渡り廊下で接続し、各階で連続性をもたせるとともに、接続箇所にベンチ等を設けた談話コーナーを配置しています。
探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先
大阪市 都市整備局企画部【公共建築室】公共建築課企画設計グループ
住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)
電話:06-6208-9321
ファックス:06-6202-7066