令和4年度完成物件
2024年11月8日
ページ番号:627798


天王寺動物園ふれんどしっぷガーデン

南面 外観
所在地 | 大阪市天王寺区茶臼山町1 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造及び木造 |
階数 | 地上1階 |
建築面積 | 682平方メートル |
延床面積 | 631平方メートル |
工期 | 令和3年3月~令和4年5月 |
CASBEE | B+ランク(CASBEE大阪みらい) |
本施設は、動物園のエントランスである「てんしばゲート」に面する場所に位置し、旧ふれあい広場を移転・リニューアルした「動物園の顔」となる獣舎です。主にヒツジやヤギなどを飼育しており、動物福祉を重要視しつつ、来園者と動物が交流できる計画としています。
てんしばと動物園を視覚的・空間的に緩やかに繋ぐため、屋外放飼場と園外を区切るフェンスはカラフルなルーバー状の木製柵とし、てんしば側から施設内部の様子を垣間見ることができるデザインとしています。
建物外観は、農村家屋を模したデザインとし、てんしばに面した東側は樹形を模したブレース材が屋根を支持する構成とすることで、背後に広がる天王寺公園の樹林帯との調和をめざしました。
屋内ふれあい広場については、多目的な利用ができるよう、開放的な無柱空間とし、内装の木質化も積極的に行っています。また、ハイサイドライトによる自然光利用やLED照明器具の採用、計画地内の既存樹木の保存などによる環境負荷の低減を図るとともに、動物用架け橋や屋外放飼場における日よけシェードの設置、動物用待避スペースの確保など、動物福祉にも配慮した計画としています。


天王寺動物園ペンギンパーク&アシカワーフ

水中展示室
所在地 | 大阪市天王寺区茶臼山町1 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造及び鉄骨造 |
階数 | 地上1階、地下1階 |
建築面積 | 1,006平方メートル |
延床面積 | 904平方メートル |
工期 | 令和3年10月~令和4年12月 |
CASBEE | B+ランク(CASBEE大阪みらい) |
本施設は、天王寺動物園施設リニューアル計画の一環として、フンボルトペンギンとカリフォルニアアシカの獣舎整備を行ったものです。動物たちが本来持つ行動を引き出す「進化型生態的展示」を計画コンセプトとし、来園者が園路をたどりながら動物たちの生息地に没入し、さまざまなシーンを通じてペンギンやアシカたちの生き生きとした姿を見ることができる施設づくりをめざしました。
また、本施設に隣接して、今後整備予定の新ホッキョクグマ舎と併せて「海洋動物ゾーン」を新たに形成し、「地球縦断の旅」を通じて、地球規模の海の問題を来園者に伝えることが大きな狙いとなっています。
ペンギンパークは、フンボルトペンギンの生息地の一つである南米チリの「チロエ島」をモデルとしており、景石や擬岩擁壁によりペンギンの営巣地を再現するとともに、造波装置と起流ポンプにより海流を表現しています。
また、アシカワーフは、アメリカ西海岸カリフォルニア沿岸の小さな港をモデルとしており、アシカの様子を間近に観察できる港町の漁師小屋をモチーフとした観覧室や、桟橋を模したデッキを配置することにより、アシカと人が共生する現地の様子を表現しています。


伝法幼稚園

西側 外観
所在地 | 大阪市此花区伝法4 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上2階 |
建築面積 | 1,061平方メートル |
延床面積 | 1,490平方メートル |
工期 | 令和3年3月~令和5年3月 |
CASBEE | B+ランク(CASBEE大阪みらい) |
本施設は、敷地東側に隣接する阪神なんば線の橋梁改築工事に先立ち、既存保育所の建替えを行ったものですが、建替え前の敷地に鉄道敷や都市計画道路の予定地があったために、敷地面積が約30%小さくなるという条件での設計が求められました。
設計方針については、「知・徳・体」をバランスよく育む「育ちの空間」をコンセプトとして、子どもたちの遊び・学びの場が創造される「居場所」作りをめざしました。「居場所」となる園舎や園庭には立体的な回遊性を持たせることにより、遊び・学びが活発化される建築計画としています。
屋外空間については、園舎の北側に設けた2階の広いデッキテラスと1階のデッキテラスを、屋外階段やネット遊具で接続することにより、園児が「内と外」、「上と下」を自由に行き来できる空間とするとともに、園庭には数多くの植物や、ジャングルジム・滑り台などを組み合わせた総合遊具などを配置しています。
園舎内においては、屋内階段下はデンと呼ばれる隠家のような小空間として活用するとともに、廊下には複数のアルコーブを設けるなど、園全体で遊び・学びの場を豊富に計画しています。また、園児の手に触れやすい保育室の床や園児用ロッカーの仕上げには木材を利用しており内装の木質化も図っています。


大阪府立桜和高等学校

東側 外観
所在地 | 大阪市北区松ヶ枝町1 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上5階 |
建築面積 | 4,225平方メートル |
延床面積 | 13,816平方メートル |
工期 | 令和元年12月~令和4年8月 |
CASBEE | B+ランク(CASBEE大阪みらい) |
本施設は、新普通科系高等学校の開校と扇町総合高等学校、南高等学校、西高等学校の市内3校の再編整備に伴い、校舎増築と既存校舎改修等の整備を行ったものです。
新校舎のメインエントランスとなる東側の外観については、ルーバーを交差させることにより、再編整備前の3校の個性が交わりながらも、それぞれが新たな方向性や多様性を獲得することにより、大きなネットワークを形成してゆく様を表現し、市内3校の再編整備を象徴するデザインとしています。また、低層部については、柱型を強調した安定感のあるフレームとすることにより、揺るぎない学びの基盤の上にこそ多様なネットワークが形成されることを表現しています。
中庭については、既存校舎に新校舎の柱ピッチに合わせたルーバーを設置することにより、新旧校舎を違和感なく接続させたまとまり感を生み出しています。
また、生徒の活発なコミュニケーションを誘発する場となるよう、内外各所にデッキやベンチを設置しました。
新校舎1階には、大学の出張授業などを念頭にした「サテライト教室」を設置し、多目的に利用できる「ピロティ」と隣接させた上で、相互の間仕切はガラススクリーンとしました。ピロティの中庭側は全開放折戸とし、各種イベント時にサテライト教室、ピロティ、中庭を一体的に使用可能な構成としています。


水都国際中学校・高等学校
南東側 外観
所在地 | 大阪市住之江区南港中3 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄骨造 |
階数 | 地上5階 |
建築面積 | 4,480平方メートル |
延床面積 | 12,619平方メートル |
工期 | 平成30年8月~令和4年11月 |
CASBEE | B+ランク(CASBEE大阪みらい) |
本施設は、国際社会で活躍する人材を育てる国際バカロレア(IB)の認定校である水都国際中学校・高等学校の校舎増築を行ったものです。
増築棟は南港ポートタウンの緑豊かで静かな自然環境とつながった中庭を取り囲むように配置し、課題探求型の学習やアクティブラーニングなど新しい教育プログラムを通じて、生徒が自ら学び成長するための場を創出しています。
廊下や学習スペースについては、様々な方向から光や風を導くように開口部を設けるとともに、階段を利用した重力換気により、校舎全体が風の通り道になり、明るく風通しの良い生活環境となるよう計画しています。また、多目的室の椅子やブックギャラリーの収納棚などのインテリアについては、校舎とテーマカラーを合わせることでデザインを統一し、家具や造作については木材を使用することで、明るく多彩でやさしい雰囲気をもった空間としています。
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