生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 通天閣
2025年4月3日
ページ番号:643945

選定

平成26(2014)年 選定

[解説]
現在の通天閣は、戦後大阪の復興の象徴と言えよう。初代の通天閣は1903年に開催された第5回内国勧業博覧会の跡地に建てられ、1943年の火災を機に解体されるまで、新世界のランドマークとして親しまれた。戦後に高度成長が始まると共に、通天閣復活の気運が高まり、1956年に2代目が誕生。名称こそ引き継いでいるが、下部が凱旋門、上部はエッフェル塔を思わせるデザインだった初代に対し、2代目は未来に伸びゆく工業主義的なイメージ。展望台の下のくびれや四方に突き出たトラスが、直線基調のシャープさを強調している。西洋がお手本だった時代の初代通天閣を懐古するのではなく、進取の伝統を引き継ごうという姿勢が、戦後大阪の復興の精神を表している。(倉方俊輔)
※解説文は2014年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市浪速区恵美須東1-18-6
[建設年]1956年
[設 計]内藤多仲、竹中工務店

選定から現在まで(外観改修等の経過)

平成27(2015)年 免震改修・天井画の復刻
[設 計]竹中工務店
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