生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 中央電気倶楽部
2025年4月3日
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選定

平成26(2014)年 選定

[解説]
自分を主体として正しいと考えたことを追い求めていく。そんな自然な自信を備えた建築家が次々に仕事を展開し、1920年代から30年代の大阪建築は第一の黄金期を迎えた。中央電気倶楽部は、そんな動きをリードした葛野壮一郎の設計。堅苦しさに囚われない変化に富んだ意匠を持ち、西天満の大江ビルヂングと共に葛野の代表作に挙げられる。電気関係者の社交倶楽部という理念は維持しながら、5階のホールをはじめとして、今では幅広く活用されている。電気倶楽部に冠される「中央」の名称は、東京中心の日本電気協会に反発した関西支部が1913年に分離独立した際、日本の中央であるとして付したもの。ここにも静かな誇りが窺える。(倉方俊輔)
※解説文は2014年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市北区堂島浜2-1-25
[建設年]1930年
[設 計]葛野建築事務所(葛野壮一郎)
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