生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 船場センタービル
2025年4月3日
ページ番号:645184

選定

平成25(2013)年 選定

[解説]
大きすぎてかえって意識しない建築もある。船場センタービルがそれだ。全長は約930mで、上部には一般道と阪神高速道路の計12車線が走る。道路の傾斜に合わせて階高は1階から4階まで変化し、計10棟が内部でつながる。特に御堂筋や堺筋と交差するあたりの外観は、土木と建築が融合して圧倒的だ。豊臣秀吉の築城以来、商業の中心地として栄えた船場地区に高速道路を通すにあたって、ビルを建築し、その上に道路を構築し、ビルと道路が一体構造というアイデアで商業者の移転先を確保。ビル床の売却代金で事業費を削減し、1970年の日本万国博覧会に間に合わせた。かつての構想力や実行力の大きさ、大阪の先進性の証である。(倉方俊輔)
※解説文は2013年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市中央区船場中央1-4
[建設年]1970年
[設 計]日建設計、大建設計

選定から現在まで(外観改修等の経過)

平成27(2015)年 外観改修等
既存の外壁を補修した上で、着物の小紋から着想した模様のアルミパンチングパネルで全体を覆っている。高架下の建物全体をサインに見立てて、新しい船場のイメージを街に向けて発信している。
[設 計]石本建築事務所
詳しくは、石本建築事務所のページ、株式会社大阪市開発公社のページ
をご覧ください。
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