生きた建築ミュージアム・大阪セレクション 大阪商工信用金庫本店ビル[旧本町ビルディング]
2025年4月3日
ページ番号:645200

選定

平成25(2013)年 選定

[解説]
戦後の高度経済成長期、船場には数多くのオフィスビルが建設された。当時日本の建築は高さ31m(100尺)に制限されていたので、御堂筋以外でも大通りに面した市街地には、スカイラインの揃った都市景観が形成された。このビルを特徴付けるのは、屋上の塔屋に設けられた巨大なレリーフ。1,000名を超えると想定されたテナント入居者の憩いの場となる屋上広場を飾るものとして、ガウディに大きな影響を受けた建築家・今井兼次がデザインした。本町ビルディングは建築家・安藤忠雄による建て替えが計画されているが、このビルと街の歴史を継承するために、屋上のフェニックス・モザイクと、低層部のレリーフは保存される予定。(髙岡伸一)
※解説文は2013年度の選定当初の内容です。

[概要]
[旧 称]東邦商事本町ビル
[所在地]大阪市中央区本町2-2-8
[建設年]1961年
[設 計]日建設計(塔屋レリーフ:今井兼次)

選定から現在まで(外観改修等の経過)

平成27(2015)年 閉館(解体)

平成29(2017)年 大阪商工信用金庫本店ビル竣工、レリーフの復元再生
[設 計]安藤忠雄
2017年竣工の本店ビルは安藤忠雄の設計。かつてあった本町ビル屋上を飾っていた、建築家・今井兼次による巨大なレリーフを、最新の3D技術を用いて復元し、誰でも近づける2階水庭に再生した。(髙岡伸一)
詳しくは、株式会社竹中工務店のページをご覧ください。
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