生きた建築ミュージアム・大阪セレクション ダイビル本館
2025年4月3日
ページ番号:647357

選定

平成25(2013)年 選定

[解説]
近代的なビル群の間で、煉瓦の壁が趣のある存在感を放つ。1925年の開業から2009年の取り壊しまで長く親しまれた中之島のシンボル「旧ダイビル本館」の外観を、新本館建設の際に復元したものだ。当時、大阪で最大の床面積を持つ貸オフィスビルとして開業した旧ダイビル本館は、構造や設備にも最新鋭の技術を駆使していた。大阪を代表する老舗デベロッパーの発祥地としての誇りが、巨大で整然とした壁面から伝わってくる。ロマネスク風の柱や中央玄関など、足元部分の細やかな装飾も味わい深い。ここで使われている兵庫県高砂産の黄竜山石は、旧ダイビル本館以降、特徴的な素材として大阪の近代建築にしばしば用いられるようになった。(倉方俊輔)
※解説文は2013年度の選定当初の内容です。

[概要]
[旧 称]大阪ビルヂング
[所在地]大阪市北区中之島3-6-32
[建設年]1925年
[建設年]渡辺節建築事務所
[建替年]2013年
[建設年]日建設計
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