生きた建築ミュージアム・大阪セレクション リバーサイドビルディング
2025年4月3日
ページ番号:647407

選定

令和5(2023)年 選定

[解説]
リバーサイドビルディングを設計した岸田日出刀は東京大学の教授として、丹下健三ら日本の近現代建築をつくってきた建築家を輩出した人物。自身の作品としては東大の安田講堂や、大阪では本願寺津村別院(北御堂)が知られる。リバーサイドビルディングは、水平連続窓と小口の釉薬タイルを張った壁の構成という、この時代の中規模オフィスビルの典型的なスタイルだが、川に沿って伸びる横に長い外観、その外壁が中央の壁柱によって構造から完全に開放されたことで、その典型性がより強調されている。かつてこの場所には「クラブ・リバーサイド」という華やかな都市の社交空間があったが、その精神が現代的に解釈されたワークスペース「co-ba nakanoshima」へと引き継がれ、最近はこのビルの魅力に惹かれ、デザイナーなどがオフィスを構えるようになっている。(髙岡伸一)
※解説文は2023年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市北区中之島3-1-8
[建設年]1965年
[設 計]岸田日出刀
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