生きた建築ミュージアム・大阪セレクション NTTテレパーク堂島
2025年4月3日
ページ番号:647408

選定

令和5(2023)年 選定

[解説]
NTTグループのビルが集積する「NTTテレパーク堂島」の街区は、大阪の近代史、また近現代建築史にとって特別な場所である。大阪の近代化の立役者である五代友厚がいくつかの重要施設を設けたのち、1927(昭和2)年に大阪中央電信局と大阪中央電話局がこの地に建てられた。設計は逓信省の同期の建築家、山田守と森泰治。特に山田は日本のモダニズムを代表する建築家の一人で、アーチを連続させた斬新なデザインが話題となった。戦後になって電電公社へと組織を変え、少しずつ敷地を広げて街区全体が電電エリアとなっていく。そんななか1974(昭和49)年、電電公社としては初めての超高層ビル、現在のNTT DATA堂島ビルが完成する。プロフィリットガラスという特殊なガラスで全面を覆った高さ120mのビルは、現在もその輝きを失っていない。(髙岡伸一)
※解説文は2023年度の選定当初の内容です。

[概要]
[所在地]大阪市北区堂島3-1-21、59ほか
[建設年]
【堂島第1ビル】1960年
【堂島第2ビル】1986年
【堂島第3ビル】1968年
【NTTDATA堂島ビル】1974年
[設 計]NTTファシリティーズ
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